月別アーカイブ / 2009年12月

年末だからって油断しておろそかにしちゃあかん。


クローズ/オープン・コード ヴォイシング(ボイシング)


クローズコードはルートから1オクターブ内に収まるコード
…なのだがギターで弾くと2オクターブ以内ということになる。
バレーコード/セーハなど人差し指で全弦押さえたあの形もそうだが
アコギの弾き語りなんかに使うローコードなんかもだいたいそれに当てはまる。
要はルートが最低音という概念。
いっぽう「オープンコード」はJazzギターや鍵盤の世界では一般的だが
ROCKあがりのやつらからするとクローズに飽きて
そこから脱皮し人とはちがう音を鳴らしたいという発想の元手をつけるって感じで
ルートを最低音にというシバリがない…という説明よりも
トライアドを分解して最低音にルート以外を置く…のほうが適切か。

分数コードはD/Cなどのように文字通り分数として表すコードだが
これもいくつかの解釈が存在する。
[F#m/A]を例にすると…
①AのコードにF#mの高音部を付加する
②F#mなのだがベース音をAにして
③全パートをとらえたスコアとして

この和音の置き方をボイシングっていう。
そもそもの使い分けは
クローズボイシングだとルート/3度/5度などの意味合いをストレートに出せるので
厚みが出てコード感もダイレクトに伝わりやすい。
オープンボイシングは逆にそもそもの意味合いが薄れ柔らかい感じになる。

わかりやすい例えだと
ZEPPET STORE『CROSS』のMarshallを通したシンセ・フルートのあと世治ギターがクローズコードでC→Fといったあとに出てくる、Experience Fuzzオクタヴィア付きのやかましいギターのCがそれ。Cに最低音G音をのせているだけだが、低音に耳を意識すればG→Fと下降している感を感じられる。
ジョンコンとライブで一緒になったときに「『CROSS』のギャーーーってリフが…」と熱く語ってくれました。

同じくゼペットの『lacerate your brain』ではセルフライナーノーツでも書いたがDadd9を軸に曲全体を構成し最低音のF♯とFを二種類の解釈で使い分けていて、イントロで使っているF♯とFは分数コードとしての下降感を。大サビの「むぅ~びぃ~ん、すろぅも~しょ~ん」部分はF♯とFはオープンコードの三度という解釈でメジャー感/マイナー感をぼかし、そのまま最後のリフは3/4拍子に変異し再び分数コードとしての下降感を繰り返している。

ただ最初に理解しないといけないのが
小難しく聴かせるためにやっているのではなく
何かしらを「感じてほしい」ための行為であるということだ。

で、そんなことばっかりやってたことに飽きた俺は
これまた前にも書いたが
wipeの『strawberry pie』は完全分解コード禁止のパワーコードのみでやったりもした。

昔Genちゃん家に遊びにいったときに
「五味さんはギターで全部の音を出そうとしてるんだね?」って言われて
「へーそうなんだ」と気付かされた。
前から言うように俺が聴いてきたバックボーンは
それこそプログレなども通過してるので
鍵盤やオーケストラなどのいわゆる「ウワモノ」も含めた
時間を点でとらえそれを輪切り状にした断面である「和音」を
一本のギターで表現しようとしているのでは?…らしい。
「響き」を探しそれを指板に置き換えたとき
結果としてテンションコードやオープンコードや分数コードになっているようだ。


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HG/PGチームがいわきに旅にいっていた頃
俺は一人別仕事で東京に残った中村佳嗣ことじいじのお守りに武道館へ…
というのは冗談でたまたま44MAGNUMチームからご招待頂いたJACK IN THE BOXに
じいじも出演という偶然。
あ、結果から書くと結局楽屋でじいじとは会えず(笑)…
JOEさんから俺に気づいてくれたので挨拶できたけど
相変わらず「そういうの苦手」なので楽屋には長居しなかった(笑)。

俺が小学校~中学校ぐらいの間にいった武道館でのライブ
KISSやQUEENやRainbowやVan Halenや…でさえ満杯ではなかったからね。
アリーナ以外の1階席以降が360度解放された客席は満杯で
そういった意味でも衝撃だった。
スタジアム級のバンドが旗頭のイベントなので当たり前なのだが
やはり武道館は俺にとっても特別で
女子率90%以上の客層に圧倒されておりました。

面白かったのは
若手メンバーからベテランメンバーまでが入り乱れた出演順で
世代の枠を超えたセッションなどもあったのだが
出力される音はマスターミキサー卓から巨大なPAシステムを通過し
オーディエンス側にもたらされるのだが
フェーダー数ミリの違いが当然出力の差異を生むのはもちろんだが
やはり「持っているモノ」の差は顕著にPAシステムなどを超えて
正直にありのままの姿を露顕する。
そしてそれは世代をも超えてしまい
若手でも持っている人は持っていて
中堅以降でも持っていない人は持っていないのだ。

俺が書いてるのは音楽的な本質の部分であり
まあ相変わらず出力側の目線でしかああいった場を楽しめないのだが
本質以外の部分でも魅了できる人はいて
だから当然そういうアーティストは…というかそのほうが
伝わりやすいのがこの国の問題なのであろう…と。

何かしらのフックが必要なのは理解しているつもりだし
俺もそもそもKISSに魅了されてこの世界にハマったのだが
KISSは世界一のフックを作り上げたが楽曲も素晴らしかったのだ。
こういうことを書くと「なに言ってるの?わたしだって音楽の本質を聴いてます!」と
怒られるのだろうが。
いや、KISSだってQUEENだって女子率かなり高かった。

当然俺の好きな人たちは持っている人なので安心できるが
「持っていないであろう」と思い込んでいた人にもそれは発見され
俺の偏見をも露呈したと…日々勉強でございまする。


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またできた…名曲が…んー、だめ。
今俺がほしいのはただの名曲ではない…なのでこれも次作に回すことにする。
ボツにするにはもったいないと思える余裕もある…いいことじゃないか。

今の気持ちで理想とするのは
「美メロ+泣き+複雑な構成」
GENESISの『CUL-DE-SAC』みたいな曲。





このお兄さんのノリノリ加減も歌唱力も面白いが
今どきYoutubeで検索かけてオリジナルが出てこないのもすごい話だな。
これでは名曲っぷりが伝わらないな。
でもここでこのアルバムのことを取り上げるのは3回目なので
さすがに買ってください。


GENESIS/Duke

duke



もちろん「複雑な構成」を「複雑な構成」と聞かせるのではなく
ソレを利用してめくるめく感を感じたいために…。
その上に俺様のギターが縦横無尽に乗れば最高ではないか。

それでもアイディアがまだ底をつかない…出るうちに出していこう。
またいつ何度出なくなるやも知れん。
今日さっそくアイディアを試そう。

そんなことを考えていたクリスマスイブ
夜中にBSで『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』という映画を観た。
俺はこんな天才じゃあもちろんないが
沸き溢れる源泉がいつか尽きることに耐えられるのかな…。

グウィネス・パルトロウと『ハート・オブ・ウーマン』のヘレン・ハントの
見分けが付かない…と思い込んでいたが
画像検索(してみてくれ)すると全然違うじゃん。


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