月別アーカイブ / 2009年08月

おとといぐらいの話だが
晩飯を食いに嫁と友人と三人でたまにいくパスタ屋で
注文していたメニューを待っていたときのこと

それまでもずっとBGMが流れていたのだろうが
まったく気にしていなかった、というか流れていることを意識していなかったのだが

「Yesterday~♪」と…

その瞬間に耳を…と言うか全神経を持っていかれた。

以前から書いているように
俺はご幼少の頃から
兄貴がビートルズを好きだったことも手伝い
頑なにこの史上一番売れて影響力を持ったバンドを拒み続けてきた。
もちろんその多大な影響力を理解した上で
コレの研究は人生最後の楽しみとして取ってある。
参考書を見ないまま受験勉強を一生独学でやり続けようという感覚で。
まあでもたまにポール・マッカートニーにハマるというカンニングはしているのだが。

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』で
幼少時代/青年時代/晩年をストーリーが行き来するきっかけとしての使われ方

映画『ザ・ビートルズ 1976ダコタ・ハウスにて…』で
お忍びでダコタ・ハウスのジョンの所に解散騒動以来久々に立ち寄り
近くのパブで話す二人を見つけたおばちゃんがジョンだけに気づいてのセリフ
「あんた、アレだ?!ビートルズの!?あの曲好きなのよぉ~、イエスタデイ!握手して!」
という失礼な一言のあとにジョンからポールへ
「おまえの曲はいつも一般受けいいよな」と。

映画『バニラ・スカイ』の中で、主人公の夢の中での父親の理想像を
体現化したキャラクター精神科医マッケイブのセリフ
「昔はジョン派だったが、歳を重ねると好みもポールになり…」

メロディー/歌詞/構成/ストリングス・アレンジ/声質…
すべてが素晴らしいのはもちろんだが
じゃあどれだけいいのかと言えば…なんてこともないのかも知れない。
それらを計る尺度など存在しないのだからね。
素晴らしい○○など届いた側の主観でしかない。

だがやはり
あまりにもスタンダードな、世界じゅうの人が世代を超えて知っている
ジョン曰く(もちろんフィクションなのだが)
「一般受けいい」ものに奪われたのだ。
そのパスタ屋の情景が俺の中で一変した。

久しぶりに衝撃を受け、創作意欲を駆り立てたその一曲は
やはり人生最後にと封印をといていない参考書の中の曲だった。


http://makotogomi.net/

http://www.spheresongs.com/

http://www.myspace.com/spheresongs

http://www.tetrahedron-r.com/

業務連絡。
課題曲はきよしから発送しました。
仮題はS26です。

意外にもお得意系の
変拍子+浮遊系ができあがったので驚いたが。


前回のブログで
「サードアルバムは更なる発展のための実験の場」と書いたが
もうちょっと説明すると
「それまでの蓄積の中でのそのバンドの勝負できる部分の確認と」
という文章を付け足す。

「サードアルバムはそれまでの蓄積の中でのそのバンドの勝負できる部分の確認と
 更なる発展のための実験の場」

おそらくこれが正解。

エアロスミスは『Walk This Way』や『Sweet Emotion』『Toys In The Attick』を同封させ

ツェッペリンは『Immigrant Song/移民の歌』や
『Since I've Been Loving You/貴方を愛しつづけて』という
1~2枚目の延長線上の究極作を作りながらもハードロック/ブルースだけにに留まらずに
アコースティック・サウンドを追及したため賛否両論となったが
その英断がIVの『Stairway To Heaven/天国への階段』を生む足がかりになったのだし

クィーンも『Brighton Rock』と『Killer Queen』という名曲たち以外は
発展のために試行錯誤をしたであろうと感じさせる曲たちで構成され
次作『オペラ座の夜』で初期クィーンの集大成をみる。

バンシーズは前作までの「陰」のイメージをかなぐり捨てて
メンバーチェンジの結果最強布陣で『Kaleidoscope』を制作。
アルバム全体を覆う「陽」はそれまでと180度の方向転換にも取れるが
そもそもこのバンドを特色付けていたのはスージーの存在感であったわけで
「そのバンドの勝負できる部分」が失われるわけもない。
「更なる発展のための実験」も容易にできるわけだ。

ゼペットの『Cue』も日本語詞にトライしたという意味においても
「発展のための実験」であったのかも知れない。
俺はこの時点で抜けたので『Ⅳ』は作れなかったが。


なーんてことを考えてると楽しさが尽きないね
…と、wipeも新譜作るなら次作はサード・アルバムっすね。


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どうせなら…と言うよりも
俺の活動スタンスの当然の帰結として
今作っている新ボーカリスト用課題曲(と書いてしまうと上からに聞こえるが)も
サード・アルバムに当然収録するつもり…なのである。

で、恒例だが考えてみた。
【サード・アルバムの意味】


まずは復習。

人生に於けるファースト・アルバムは『swing,slide,sandpit』でも触れたように
それまでの人生で蓄積したすべてを出力するもんだ。
そこに出し惜しみなどが存在しては断じてならない。
そんなことをしなくてもその後の活動によって
それ以前の数倍もの経験をへて充分に新たな領域を蓄積できる。心配ご無用だ。
そんな時点で干上がることを不安がるならミュージシャンなど目指さないほうがよい。
俺らは常に乗り越えてきている(笑)。

ある程度のキャリアを積んだ後での新しい仲間とのファースト・アルバムは
出会えたことの相互作用/刺激と初期衝動の突発性がイメージを膨らませる。
ただしそこには「構築していく」という財産は乏しいのかもしれない。

「構築していく」という動きはセカンド・アルバムから発生する。
ファースト・アルバムがその集合体の未来を示す「カタログ」なら
セカンド・アルバムはその細分化された「可能性」をある程度シェイプし
選んだいくつかの道を肥大させ具体化していく作業だ。
そのためセカンド・アルバムには以外と名作が多い。

で、サード・アルバム。
俺はゼペットの『Cue』でしか経験がないが

Led Zeppelinの『Ⅲ』やQueenの『Sheer Heart Attack』や
Aerosmithの『Toys in the Attic』やYesの『The Yes Album』や
Rushの『Caress Of Steel』やSiouxsie & the Bansheesの『Kaleidoscope』や
The Smithsの『The Queen Is Dead』などとにかく好きなアルバムが多い。
ただThe Smithsの『The Queen Is Dead』以外はそのバンドのピークを迎える直前の
実験的な要素を含んだものが多いことにも気付く。

以下、出現する偉大なる4th albumを列挙すると
ツェッペリン『Ⅳ』、クィーン『A Night at the Opera』、エアロスミス『Rocks』
イエス『Fragile』、ラッシュ『2112』、バンシーズ『Juju』と
もの凄いアルバムがその後に鎮座している。
4枚目でピークを迎えるバンドの多いことか。

逆算するとサード・アルバムとは
至上の名作を作る前の更なる可能性を導くための実験の場と捉えることにする!
さらに今回は新しいメンバーとの出会いも待っているのだ、すんばらしい。


業務連絡。
曲ほぼできたよー。
もうちょい詰めて今週中にきよしに渡して発送してもらいますー。

同時に気付いたのだが
次作るアルバムは俺にとって10枚目のアニバーサリーとか思っていたのだが
Out of Gravityの『ASTRONOMIA NOVA』がソレに当たっている…ね。
そういうことも感じながら作りたかったな。


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