月別アーカイブ / 2009年05月

俺がwipeをやり始めたタイミングで(ってことはもう10年前)人づてで
俺のところに二十歳になったばかりの高知から出てきた二人組みが転がり込んできた。
二人体制のローディーが必要かと言えばもちろんそんなことなかったし
俺ら界隈のバンドでローディーを連れて歩くバンドなんていなくて
そもそもローディーってメタル系やビジュアル系の文化なのであるが
人を弄るのが好きな俺はまあ楽しそうなので引き受けた。

そんな彼らに俺が何を教えたかと言えばそんなことは特にせず
ただただ私生活からどっぷり俺の側にはり付かせ
彼らがそんな中から何かを勝手に吸収する以外ないのだ。
んで、俺は彼らが何かしらを感じ取ったのを感じ取り
それについて考えることで二人を預かった恩恵を受けていた。
フィードバックってやつです。
当時よくやつらに言っていた。
「ほら、また俺のほうが利口になった」と。

彼らにとってはジェネレーションを越えた刺激はやはり強烈な部分もあったようで
出会う前の凝り固まった常識や自信は剥がれ落ち
その変化を眺めているのはなかなか愉快だったものだ。

俺が家だか車の中だかでイエスをかけていた時、一人がのたまった。
「今より昔の方が音楽は複雑でおもしろかったんですね」

正解である。大正解である。
それを言ったらタツくん
それこそおまえがよく行くタワレコの
さらに上のフロアのおまえらが普段スルーしまくっている階には
その探求の限りを尽くした古の大作曲家たちが残した作品群の宝庫なのだよ。
音楽に対する情熱もそのままにこれまた大演奏家に受け継がれて。
誰でもない俺ら自分自身が執着してこだわっているこのコスモは
自由にも制限があり…いやそれも自分で望んだ小さな自由で
制作者としての箍(たが)を自分で外せる勇気さえあれば
その自由は無限になれるのだ。

今チャンネルを変えて飛び出してくる音楽は
「音楽で人に感動を与える」という大義名分のもと
受け手のことばかり考えた音楽が大手を振っていて
「理解してくれなくていいけど俺のホントの気持ちを聞いてちょ」という作品は少ない。
表現よりも賛同。
四六時中愛だの恋だのを顔面のすぐ鼻っつらで歌われる。

俺だってバランスを取っている。
そう、これ以上やったら流石にな…でもこの先が大切なのさ。
「自分のやりたいことだけをやる」と言うと聞こえがいい。
表現者としての無垢さ・ピュア性。
それは確かに正義かも知れないが
俺には道を示すという使命もあるのではないか?…とか。
幸いにその規模がどうであれ世に出れて
現場や打ち上げで
もはや演る側になってくれている元リスナーたちに声をかえられるたびに。
彼らのうちで何人がこのパラドックスに気がついているか。

初対面の人間に熱く語られる。
「<五味サウンド>はxxxxxx」
問い返したくなる。
「そう感じてくれたのに、キミの<キミサウンド>を追い求めないで
 なんでその音に満足してるの?なんで迎合するほうを選ぶの?」
俺が足りなかったのかもしれない。

もう、そんなこと考えている時点で何かのピュア性は失うが
俺という人間が表現するという意味でのピュア性は失わない。
そのバランスの取り方においては陰りは見えない。

天体・太陽系・宇宙と人間がかかわりを持ちたいと起こった自然科学と
テーマが壮大すぎて俺の中のコスモはもう大変っす。


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10大天体もしくは10天体についていろいろと調べ始めている。
とてもおもしろい。
だいたいにして<球>sphereですから。

普段の生活の中で「占い」というものにあまり興味がなかったが
学問としての天文学・占星学(占星術)・自然科学など調べれば調べるほどおもしろい。

古代バビロニアで行われた大規模な天体観測が起源であり
ギリシア・インド・アラブ・ヨーロッパでの西洋占星術・インド占星術と
中国など東アジアで発展した東洋占星術にわかれると。

ルネサンス期までの中世を勝者=キリスト教とするなら
不安や恐れ、「今」でない部分「未来」を人が考えるとき
やはり古代の「それ」に対する探求は
絶対として君臨する一神がないために発想の自由度も増す。

近代ではユングなどの心理学者がむしろ積極的に占星術に取り組み
ユング自身は因果律ではないシンクロニシティと
「意味のある偶然の一致」という考え方を示そうとしたらしい。

つい最近も冥王星の惑星降格とかありましたね。

天体に「ユピテル(JUPITER)」「マルス(MARS)」「ヴェヌス(VENUS)」など
ギリシア・ローマの神々の名を冠した星たちを思い、古代の空気を感じ、物思いに耽りと
乙女チックでロマンチックな俺様にはこのテーマはとても楽しめる。


人為的でないものとヒトとの関係を解明するために自然科学が発展していっても
科学的な解明とはちがう部分を感じられるととてつもなく爽快に思えたり。
またその反面、例えば音楽だって数学に置き換えられるが
大抵は「気持ちいい」と思える音楽は圧倒的にアンシステマティックなものばかりだ。
数学的にね。
だが幾何学的にシステマティックに並べた音が美しいと感じられる場合が極まれにある。
ピュタゴラスのMusic of the sphereしかり。
でもその「美しい」と感じられる「一致」はめったに訪れないのが現状で
その「一致」をみたときの快感は格別なのだが
これは商業ベースに合わせなければならない出力者からすると
「マスターベーション」と断罪されたりする。
それでも俺は必要にそれらを作品に散りばめたりしている。

。。。ん、何が言いたいのかと言うと
今回、この題材と出力場所を頂いて思えたのは
全然マスターベーションじゃないよん…と後押しされた気持ちになれたことへの感謝。

ただひたすら自分が音楽というツールを使って何かしらを表現するにあたって
俺がこだわってきたことに「それでもなるべく表舞台で」というのがあって
別にマスターべションとして行ってればいいのに。
これはもう10年以上使命感としてやり続けていることだが
邦楽、あるいはJ POP/J ROCKという枠組みをまるで意識しないで
いわゆるアンダーグランドなところにいたZEPPET STOREという集合体が
ある人との出会いがきっかけで表舞台にあがったときからずっと行っていることだ。
ポピュラリティを持ち得た彼とのほんの数時間で交わした会話が
彼の死後も使命感として残るとは思ってもみなかったが
まあやり続けるしかないのだ。

。。。と、天空の話から俺の脳内も天空並に膨らんでいっている。


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打ち合わせにいったり
山田浩文の打ち上げにでたり
またまたまた、地元に帰ったりと忙しない週末。

ZEPPET STORE黎明期からお世話になっている
ドンちゃんとかおりんがはじめる新しい楽しそうなことに俺もゲストとして参加する。

現段階で言えることは

・期間は7月25日から8月1日まで
・場所は銀座にある昭和7年築の超レトロなビルの一室
・メンバーはd.o.n+Kaori+MARYCOの3人でOut of Gravityと名乗っている
・以上の3人でコラボ展をシリーズ化して開催していく
・俺を記念すべき第一回のゲストで呼んでくれた
・今回のテーマは「10天体」
・俺が参加して絵を描くわけではもちろんない
・今から「10天体」に対して10曲間に合うかはやってみないとわからない
・完成した作品はCD-Rにて会場限定販売とかにしようかな

ですな。
作品にテーマをもって制作するという時点で楽しくてしょうがない。
それとこれに関しては初の「五味誠」名義に。
しかも今のところは発売は会場限定。

楽しくないわけがない。
もちろん心配もないわけではない。
2ヶ月で10曲。間に合うのか?


詳細は今後もこのブログなどで紹介していく。


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