月別アーカイブ / 2009年03月

ちょいと遅くなりましたが…

sphere 2nd album『Separation and Diffusion』発売記念 -低空飛行-
2009/03/27(fri) at CHELSEA HOTEL Shibuya

無事終わりました。

ご来場のみなさん
about tess / alcana / cruyff in the bedroom メンバー・スタッフのみなさん
CHELSEA HOTELのスタッフのみなさん

どうもありがとうございました。

about tessの官能的な演奏に陶酔し
alcanaでは翌日まで『カナリア』が俺の脳を支配し
cruyff in the bedroomの仁・義・礼を熱く感じながら

楽しい一夜となりました。
打ち上げ、朝までいたし(笑)


Kiyoshiくん(madbeavers)が遊びに来てくれて楽屋にもきてくれた。
今まで史上一番話した(笑)…といっても一瞬だったけど(笑)
その中で「相変わらずだね」って言うことばが俺の中ではとてもおもしろくて。

もう10年以上前
ZEPPET STOREでhideさんが主催した幕張マリンスタジアムのイベントで演奏した際に
終了後の打ち上げ…かな?
で、Kiyoshiくんがギターを弾くマネしながら「ジャギ・ジャギって感じで(笑)」って
声をかけてくれたんだが(もちろん本人覚えてないと思うけど)
俺はなぜか妙に覚えていて…

先日の「相変わらずだね」っていうことばが
10年以上前の「ジャギ・ジャギって感じで(笑)」とつながって

「ジャギ・ジャギって感じで相変わらずだね」に(笑)

これがまた今日アップするセルフライナーノーツとシンクロしていておもしろい。


Kiyoshiくんと会ったせいなのか
hideさんに会いたくなり翌日は三浦霊園に。
alcanaの『カナリア』をかけながらドライブしてきた。


んな感じで


「ブログでのセルフライナーノーツ」 第三回

『Separation and Diffusion』 収録3曲目

『The plastic heart/The rusted lip』



ピアノとアコギのアルペジオフレーズからはじまるので以外かも知れないが
この曲は「sphereでシンプルな8ビートの曲をやっていないな」が発端。
普段曲を作る際7~8割はドラムフレーズから構築していくのだが
これはあえて「シンプルなビート」をテーマに発展していった。

その「シンプルなリズム」が最大に栄えるのは
そのリズム隊が「遅れて登場する」ほうが際立つと思いこの形にした。
…なのだが、結局ウラにスネアを入れたくなって現在のパターンにした。
曲タイトルは姫の歌詞を見ていたらThe Velvet Undergroundの
『White Light/White Heat』とイメージが重なったのでこの表記にした。
そういえばあの曲もエイトで刻みまくる曲だ。

アコギのスリーフィンガーピッキングには昔から憧れていて
世治はなんなくこなすのだが俺は昔から苦手だった。
意外でしょ?意外だね。でも近しい人たちは周知の事実。
ZEPPETやHOODISは世治に任せればいいが…
憧れのスリーフィンガーにチャレンジしてみた。
MAMスタでひとり悪戦苦闘の末録音した。
この年でギターの練習をするのもよいものだ。たどたどしいテイクもいい。
いい感じで録っているときに限って
マムがぺたぺたとMAMスタに入ってきて中断しながらも。
マムがマイク録りとライン録りのちがいを見極められるようになったら
そりゃマムじゃなくなる。
「お、まこと、今マイクで録ってる。ちょっと部屋に入るの待とう…」

昔は何かしら理由がないと曲が書けなかった。いや、むしろ書かなかった。
「テーマ」が自分の中で強大であればあるほど当然時間はかかるが楽しい。
その「テーマ」はイコール到達したい目標なのだから。
ところがこの数年はテーマも以前より身近になったし
テーマなしに曲に着手することも増えてきた。
これはやはり自宅での作業がスムーズにできるようになった利点だ。
昔なら「テーマ」が自分の中で発生するまで時間を空費していたが
ストックからある日拾い集めて再構築したり
まあ何も出てこない日もある。
統計を取ればほとんどが「何も出てこない日」なのだろうが。
でもこれは「空費」とはやはり思わない。

俺の中でのラインは「十八番は出さない」で
常に自分にとっての新しいことに挑戦しているつもりだが
相も変わらず受け取る側では「らしい」なのかも。
だが「らしい」と言われてうれしいときもあるのだ。


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さてさて
ほらほら
いよいよ
どきどき

myspaceのニュースでも取り上げて頂きました。
あざーす!

もうお手元に芽キャベツ届いてますか?
さて、明日はレコ発イベント。
ほら、桜咲いた。


sphere 2nd album『Separation and Diffusion』発売記念 -低空飛行-
2009/03/27(fri) at CHELSEA HOTEL Shibuya
出演 : sphere / cruyff in the bedroom / alcana / about tess
open 18:30 / start 19:00
charge 前売:¥2,500 / 当日:¥2,800(ドリンク別)

メンツも素晴らしい。楽しみましょ。明日はなるべく打ち上げ付き合います。



それでは「ブログでのセルフライナーノーツ」 第二回


『Separation and Diffusion』 収録2曲目

『low-altitude flight』


セガサターンに「パンツァー・ドラグーン」というゲームソフトがあった。
デザインとその世界観がとても好きだった。
古代文明が産み落とした生物兵器「ドラゴン」に乗って空を浮遊するさま。
古代の遺跡と最新テクノロジーが融合する世界観。
テクノチックでいて突きぬける轟音系のストレートな曲がほしくなった。

この曲を姫に最初に聞かせたときの彼女の印象が「スカイ・クロラ」。
映画は観ていないが俺の気分とも近しいような気がした。
この曲を含め前後数曲の姫が書く歌詞とのシンクロ率は高かった。

「パンツァー・ドラグーン」や
「風の谷のナウシカ」や
「ロジャー・ディーンの絵」や
FF7のエアリスが死ぬ「忘らるる都」などは
俺の中のファンタジー精神の源であり制作においての秘密基地だ。

姫が名付けた「low-altitude flight」というタイトルどおり
低空飛行での空撮シーンを色々と思い浮かべた。
「ブレードランナー」のエンディング
「シャイニング」や「バニラスカイ」のオープニング。
普段の生活の中での視点ではありえない場所からの風景は
まさにたまに見てしまう「空を浮遊する夢」そのものだ。
ブログでも書いていたが…まあ日々思うこと・感じることがまんま曲に出て当たり前だ。
音楽を制作するのに「音楽」を思い浮かべても広がるわけがない。

むしろこの手法の難しいところは
「膨らみ続けるイマジネーション」とどこで折り合いをつけるかだ。
映像の世界はDVDからブルーレイへの移行を選択した。
「膨らみ続けるイマジネーション」は更なる大容量メディアを選んだのだ。
音楽業界が真逆に振興することに誰も危機感を感じないのか。


全パート録り終えたあとにジェット機のエンジン音や
飛行場やNASAの管制塔での交信音的なサウンドエフェクトを付け足したくなり
何かの罰ゲームと課してきよしにネタを収集してもらい現在の形にした。

当初収録順として1曲目の第一候補であったが
10曲すべてが揃った際に収録順を再考して2曲目にした。
昔からそうなのだが1曲目からイケイケというのがどうも好きではない。
まあ出し惜しみ性なのかもしれない。
りゅうがこの曲が大好きで、世治もメールでこの曲がいいと言ってくれたが
そう言われると勝手に俺の中であまのじゃくが発動するのだ。


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さてさて
ほらほら
いよいよ
はらはら

本日、sphere 2nd album『Separation and Diffusion』が全国一斉発売。
TETRAHEDRON webとライブ会場では「Bonus CD-R」プレゼント。
超ク~ル~に仕上がった。
TOWER RECORDSでは初回特典で「缶バッチ」プレゼント。
ギザカワユス。
両方とも数に限りがあります。お早めに。

以前、今はなき某下北系CDショップ店長に
「五味さんがプロモーションなんて似合いませんよ」って言われましたのでこの辺で。


先日「ブログでのセルフライナーノーツ」 第一回を更新したあと「しまった」と思った。
これから収録順に更新していくつもりなのだが …
ということは曲順とタイトルの数字がズレてしまう…
なので、あとから先日のものを「前書き」に修正した。
超ダルビッシュ。



では 前回に引き続き今回からはアルバム収録曲を…1曲目


「ブログでのセルフライナーノーツ」 第一回

『underwater color』


swellプロジェクトがスタートし始めたタイミングということもあり
この時期の俺はデモソングを大量に作っていた。
「よくでるな」と自分でも関心するぐらいの勢いだった。
プリプロ時の仮タイトルは『M-48』。

この曲をアルバムの1曲目に選択した際に石橋竜太郎から「意外でした」と言われた。
爽やかな響きはある意味sphereにとっては異質な曲なのかも知れない。
sphereの持つイメージは秋や冬の景色のほうが似合うがこの曲はちがう。
確かにオレも作り込んでいく過程で「初夏や晩夏のような雰囲気の曲だ」と思えたが
これは当初からの狙いでもあった。
The Sudaysの『Here's Where The Story Ends』が大好きであの曲の持つ「透明感」や
Erik Satieの『ジムノペディ』の「涼しさ」を目指して着手した。
2曲とも「初夏」や「晩夏」が感じられる曲だ。

この「夏色」のイメージはコード感やピアノのフレーズによるところが大きい。
このピアノのフレーズは石橋竜太郎のお気に入りで
レコ発ライブにむけたリハ中のエピソードなのだが
CDを再現していたつもりで弾いていた姫に「ちょっとちがう」と
りゅうがクレームを入れていた。
作った本人の俺が気にしていないのだからいいのでは…。
「いや~、俺はこのピアノが大好きなので、ちゃんと再現してほしいんですよ~」と
いつものだみ声をさらに強調して言っていた。

曲のイメージに対しての姫のアプローチや歌詞の内容もシンクロしてくれた。
彼女は意識してエロく歌い、俺もエロくミックスしてみた。

リズムは5/8拍子。
だがメロディーを無意識におえば変拍子であることは感じないだろう。
変拍子を使ったアプローチは
曲中で拍子を変えることでビートの変化を付けるという手法ではなく
曲頭から一定の変拍子をループさせる方法を取る場合が多い。
もちろんリズムで感じようとすれば5/8以外の何物でもなく小難しく感じるが
ただ音に身を委ねればその変拍子は「ゆらぎ」として独特の浮遊感を持ち
ただ「気持ちいい」のだ。

後半の「find me, Capture it.」の繰り返しでは小節を「摘んで」めくるめく感を出している。
そのままのフェイドアウトも「終わり往く夏」な感じだ。
まあ発売時が春なのだが制作時期はそんなことまで考えていない。
この曲を外や車の中で聴いても
俺が思い浮かべる風景はMAMスタの窓から見える終わり往く夏の夕日だ。



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