The Pains of Being Pure at Heartの来日公演のオープニングアクトが決まり
こりゃ特訓だぁ!とリハーサルスタジオに顔を出した際に聴かされた
このミニアルバムに収録されることとなる新曲たち…
確かSherbetとDear Heartだったかな。

「もうシューゲイザーじゃねえじゃん、笑」

透明感溢れるギターポップ
パワーポップでキャッチーな
それぞれ特徴を持つ2曲。

元々のcattleの魅力はヒヌマの切なくもポップ感溢れるソングライティングと歌詞のキャッチーな言葉選び
そしてその特徴にベストマッチなサオリの甘酸っぱい声質。

前作Somehow here songsでもシューゲイザーサウンドではありながら歌が前に出るようなサウンドメイクをあえてしたわけで。

シューゲイザーとのマッチングはもちろん良いが
90年代香り漂うUKギターポップ
USオルタナ、パワーポップ
との相性も抜群。

サウンドP担当の俺からしてもどれもどストライクでリアルタイムで影響された時代のものたち。

RIDEの名曲もこんなことしちまいやがってなパンキッシュなパワーポップに。

「シューゲイザーイチ抜けた」の象徴的な出来栄え。

ペインズ、スコリバのOA、シアトルJigsow Recordsからのリリース、台湾公演と。
策士ヒヌマの野望はとどまるところを知らず、念願の1つ自らレーベルオーナーにもなった。
夢をひとつずつ、だが着実に実現化してきたね。

00、10年代の彼らの感性も相まってカラフルなおもちゃ箱のようなミニアルバムが完成した。

女子会と称してのサオリ、のめことの男子抜きな(その日俺は20代女子になる)メシ会を定例化しつつ…
その間にめぐらす策士ヒヌマの次なる野望を楽しみにしていよう。

-以下ヒヌマオーナーからのコメント-

ガールズギターポップ感はまるで、Talulah Gosh、Go Sailor…
切ないメロディーはまるで、Weezer、Teeage Fanclub…
疾走感はまるで、Superchunk…。

策士ヒヌマ…と書くと誤解されるかもだけど前記した夢の実現は策士が策をめぐらせ掴んだわけではない。

00年代ニューヨーク結成のドリームポップバンドにだって、90年代泣き虫ロックのグラミー賞受賞バンドのフロントマンにだって

ただのグッドメロディーが、ただのグッドサウンドが、ただ求めていた人々に届いた…それだけ。

至ってシンプルな理由だと思っている。


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cattle / Slow sailor
Release Data : 2017.5.24
TESTCARD RECORDS
¥1,500 + tax
1.Sherbet
2.Dear heart
3.Twisterella
4.Within your reach
5.Slow sailor




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ボーカリストって生まれ持った自分の声を「嫌い」となっては商売は成立しないわけで
「好き」が前提にあって
その声を魅力的にのせるメロディや歌詞やキーやテクニック…なんてものを身に付けていくのだろうな。

山下誠の最初の印象は種馬として最強だよ…と。
種馬というか生まれもったものの質の良さ、サラブレッドというか。
積み重ねと閃きでしかないギタリストからすればそれは褒め言葉ではないけど、ボーカリストにとってはそうではないんだろうな。

自己の質を認めた上で思いっきり対峙しそのうち自己が大嫌いになる所詮大好き。

木村世治や山田浩文は万人が好きな声ではないと思うのだけど好きな人はとことん好き。
では山下誠はどうなのだろう?と。
それが制作当初に対峙した最初のテーマで。

最強の種馬/良質なサラブレッド素材がおそらくこれまで育んできたであろう安全な草原を
遠山・西村・三浦の背景がどう荒野という舞台装置を作り
自由にたてがみをなびかせ駆ける姿をイメージしながら制作しました。

『雪時計』でのストリングスアレンジでは作業中歌詞が刺さりすぎて何度も中断。
本人に確認するまでもなく「これはノンフィクションだよな」と…最初に言ってもらわないと困ります。

2017/04/05 発売です。


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水の中で雨中 / PERFECT DIVES
Release Date : 2017.4.5
¥1,500 +tax
ZEROCOOL / ULTRAVYBE

1.butterfly dance
2.sea side song
3.君の目の青
4.horizon
5.雪時計

2017/2/25 高円寺HIGH&AMPcafe Total Feedback/Sunday Monday
ありがとうございました。

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ご近所のお茶友ハタユウスケからの
数度のオファーがやっと実現できての
世治と2人というとてもレアなライブ。
ハタくん同様
Sunday Monday主催ume-rock氏
各店のスタッフのみなさん
共演のみなさん
ご来場のみなさん
ありがとうございました。

最初のオファーは30分ステージだったのですが
せっかくやるならもうちょっとやりたいよねと世治と意見が一致し
主催側もこころよく受け入れてくれました。

個人的にちょっと遅い今年初ライブを楽しませてもらいました。

世治と
2人でやるという形態自体
インストアとかをのぞけばとてもレアなので
ただ2人でゼペの曲をやっても…ね
からはじまり

カバーを4曲
ゼペ曲自体も初期王道+レアなものを選びました。

ツイッターで
「MCだけでは語りたりないからブログでも…」
と書きましたが
いざ書き始めて気づいたのですが
会場でも話したとおり
今回は曲順世治に任せて「その場で言って」みたいなやり方だったので
終わった今でも曲順覚えてない、笑

なので思いつくままに。

あ、ちなみに
SSS発売前のライブでは
(中村雄一加入前かな?)
ステージにあがってその場で演奏しながら曲順決めて進行していく…
なんてことをやったことありましたね。
イントロ担当…例えばギターはじまりの曲を俺がはじめちゃう…みたいなノリで。

流れを精密に組んで挑むのではなく
時にはこういう刺激も大事。

カバー曲でセレクトした4曲は
ZEPPET STORE結成時の最初のセッションであわせるために選んだものや
出会った際にお互いの好みの確認で名前があがったバンドたちなどが中心。
OPEN THE SECRET BOX以前
誕生前夜のZEPPET STOREが
「こうなりたい、こういう曲作りたい」と夢見ていた曲たちと言ってもよいかと。

HOUSE OF LOVE / SHINE ON
結成時の最初のセッションでこの曲を多分やってるハズなのです。
なのでこの話が来て最初にやりたいと思った曲でした。
ガイ・チャドウィックの声は低音がとても魅力的で
今回選んだ際も世治に「キー低くない?」と聞きました。
でも果敢にチャレンジしてくれた。
リハ時も
せ「低くぅ」
ま「高かぁ(女役だったので」
というぐあいでしたが
OPEN THE SECRET BOXの特にDISC1の曲たちはどれも今から聴けばキーが低く…
彼やピーター・マーフィーなんかを意識して曲を作っていましたね。
俺は今でも世治の声の魅力はローとミッドローあたりにあると考えていて
今回のチャレンジでその辺りもちゃっかり自分のものとして蘇らせてもらえれば、笑
実はバンドアレンジも秀悦で
ZEPPET STOREでカバーするのも面白いかも。

TEENAGE FANCLUB / THE CABBAGE
サウンドプロデュースしているcattleのリーダーのヒヌマがTFCが好きで
たまに話題に出ていたりして
当時のことを色々思い出させてくれました。
特にこの曲のイントロのボトルネック奏法でのハーモニーが当時から好きで
BRILLIANT LEAVESの間奏裏(間奏の一番最後のほう)や
FLAKEのエンディングで
コソッとボトルネック奏法でのハモりを入れています。
FLAKEのRECの時は中村雄一と
「そ、そんだけのために2トラック使うの?笑」なんて
キャッキャ言いながらレコーディングしてたことを覚えてます。
あとこの曲の特徴は2拍ごとに律儀に下降コードしていくところで。
プレイしているほうからすれば面倒な限りですが
LACERATE YOUR BRAINのAメロはまさにこれです。
SSSの1曲目である「らせれーと」ということは
話を大雑把に、大胆に言い換えれば
TEENAGE FANCLUBとの出会いがなければ
らせれーとは存在せず
SSSの曲順も大幅に違い
hideさんのアンテナに引っかかることなく
hideさんとゼペとの出会いはなく
ゼペがメジャー展開することなく
このライブに足を運んでくれた多くの方との出会いもなかった
…ということになります。
TFCに感謝しましょう。

ECHO & THE BUNNYMEN / THE KILLING MOON
この曲も結成時の最初のセッションでやった記憶があります。
結成メンバーでありZEPPET STOREの名付け親であるアキラは実はイアン・マッカロク似のいい男でした。
髪型も当時のイアンぽくし黒スリムにラバーソウルで
俺や世治よりもしかしたらイケてたかも。
今改めてこの曲をコピーして感じたのは
シンプルな4つのコードしか使っていないのだけど
AメロはEm→C
サビはG→Cm
これサビで転調してるって意味です。
サビに入った瞬間、実にドラマチックでしょ?
シンプルだけどよくできてます。
実は演奏中世治の歌に聴き惚れてました。
結成時の最初のセッションでは当然ここまで歌えてなかったと思うのだけど
昨夜の世治のキリングムーンは鳥肌ものの絶品でした。
どこでそのエロさを身につけたのでしょう。

THE SMITHS / THERE IS A LIGHT THAT NEVER GOES ON
まだロンドンに行ったことがない人も昨夜の俺の話を聞けば
ロンドンに行った際は必ず「だぶるでっか〜ばぁ〜す🎶」と10回くらいは口ずさんでしまうでしょう。
街を歩けばダブルデッカーバスだらけ、その度に…ね。
数年前のモリッシーの来日公演でその歌のうまさに感動しました。
技術も経験による奥深さももちろん歳を重ねて増すことはできるのだろうけど1番驚いたのは声の艶でした。
声色の艶は加齢と共に劣化するのが当然だと思っていたので。
あー、バケモノだ、この人は…と感心しました。
ギタリスト、ジョニー・マーのプレイスタイルに多大な影響を受けていたゴミー・マー的にも
スミスは好きな曲だらけでやりたい曲だらけです。
今度の機会があればまた違う曲をセレクトしたい。
ネオアコ期のゼペの曲たちの中でもTHE SMITHSからの影響は多分に感じられます。
そういう見方でOPEN THE SECRET BOXのDISC1〜2を聴いてみると面白いかも。

ZEPPET STORE /CRUNKY STICK BAR
張り合う対象がおかしいのはわかってますが
世治の弟に負けないくらい俺も好きな曲で
歴代の曲の中でもプレイしてる時に1番あがる曲です。
演奏したのはSSS Special Editon発売時のクアトロ以来?
あれもすでに10年前になりますね、笑っちゃいますな。
昔ブログにこのギターアレンジについて書いたことがあるはずなのでそれも読んでみてください。
ジョン・ボーナムは1stアルバムの1曲目ですでにキャリアハイの演奏、ドラムアレンジ、を出してしまっているわけで
俺にとってのこの曲も同様だと思っています。
例えばブレイク前の5/16アルペジオ、その4小節間はリスナー側には伝わりづらいと思いますが最も「俺、俺」になる瞬間です。
ブレイク後の「う〜、う〜、うーうー、う〜、う〜、う〜」の後ろでやってるアルペジオは
SUPERSTITIONの大サビとまったく同じフレーズなのですが
おそらく誰も気づいてないでしょう。
乗せるルートによって聴こえ方がまるで変わる…
音楽は不思議です。

ZEPPET STORE / THERE'S NO ONE AROUND ME
世治も言ってたとおり
SSSに入っていながらおそらくライブでは演奏をしたことがない曲で
レア中のレアだったかと。
らせれーとがSSSのレコーディング中最後に俺が持っていってできた曲だということはこれまで話してきましたが
この曲は最後から2番目、世治が持ってきてできた曲。
ライブでやっていない、レコーディングでも最後から2番目ということは
演奏自体も昨夜が2回目…ということになるのかも。
レコーディング風景で覚えているのは
ギターダビングをしていた時に
当時のベーシスト遠矢が唯一現場に遊びにきていて
俺のダビングを見守っていた…ってシーン。
エンディングのギターソロを1本弾き終わって
さらにもう1本重ねようとしたら
「え?ギターソロを2本入れるの??」って驚いてた。
この手法はその後割と使っていて
CROSSやwipeの作品なんかでもやってます。

FLAKE、SOME THING SIMPLY VANISH、ONE STAR SHININGなどは
割と語ってきたので割愛しますが 

いやー、今回の試み
とても楽しかった。

また、ぜひやりましょ。

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