『Simple Two L』というTube-Pre Main Ampを作業部屋でオーディオ用として使用している。
知人のかなりのオーディオ・オタクがいて、その方から「なんと!」タダで譲って頂いた。
サウンドはまろやかでかつエッジがある感じ。
しかぁし!特筆したいのはむしろそのルックス。
無垢の黒塗りのフォルムと温かみのあるチェリー材のコントラストが絶妙な上に小2本/大2本の計4本の真空管が剥き出しのまま突き刺さっている。
いかにもイタリアっぽいデザイン!だよなって感じ。

ルックスとサウンドは最高なんだけど、やはりモノには長所と短所が混在する。
とにかくすぐに熱をもつ。
寒い冬は暖房器具として重宝するのだけど、夏はちょっとつらい。
でも、それでもかなりのお気に入り。
夜中の作業では部屋の電気を消して、こいつの真空管の明かりだけで出来上がったばかりの曲をかけて自分の才能に酔いしれる。。。。

もう3年半も前、しかもたった4日間の滞在だったのだけど、
今でもローマが忘れられない。
ロンドン→シチリア→ナポリ→ローマと巡った旅行だったんだけど、
ローマは俺の中では別格で今でもすべての風景が脳裏に焼き付いてます。
例えばローマ帝国を題材にしたテレビなんかをやってると勝手にスイッチが入ってしまい、かの地ローマに飛んでいってしまう。

きっと20年後ぐらいに俺はローマに住んでいるでしょう。
うまいピザをオープンカフェで食いながらのんびりと週末を迎えているでしょう。

実家に帰ったときの話。

その何日か前に中学生になるおいっこからメールが入り、
「まこちゃん、あまってるギターあったらちょうだい」って…。

おー、やっと、その世界に足を踏み入れる気になったか…感無量。。。
しかーし!、甘やかしたらヤツのためにはなりません。ここは心を鬼にして、
「日本で買ったら40万ぐらいするギター('67 Fender Jaguar/Candy Apple Red) なら1本あまってるけど…キズつけないなら貸してやってもいいぞ」って
返信してやりました。

当然「あっ、じゃあいいや」と、半分ビビッた返答。
実は実家の兄(つまりこの子のパパね)に昔、Fender JapanではありますがCandy Apple RedのJazzmasterをあげてるのです。それを使えっちゅうの。

崖から我が子を突き落とす獅子のごとくかわいいおいっこを突き放したいところですが…結局弦巻きグッズを作業部屋から持参、わざわざ渋谷の楽器屋によって09~42の弦3セットとピック色んな種類(あえてFenderとGibsonを選ぶ)という『ビギナー・グッズ』を購入(なんかレジに行くとき恥ずかしかったな、俺が使うと思われるとなんかイヤだった)して実家へ向かうのでした。
しげしげと、兄にあげたFender Japan Jazzmasterの弦交換&チューニングをしてやったわけです。

「ほら、これで弾けるぜよ」
「えー、でも俺まだギター弾けないもん」
「何を??誰かが教えてくれるとでも思ってるのか?あ?いちから独学で全部おぼえていくんだよ。それが上達の近道なんだよ」
「……」

まあ、本当に弾きたくなったら自分でなんとかするでしょ。


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