ドラマーYA\NAがZEPPET STOREにもたらしたもの…
ライブ活動もままならない結成期の活動を活性化してくれた、営業マンとしてバンドの存在を広めるのに貢献してくれた、hideさんとの出会いもヤナの動きがなければ実現していなかった、文学的な歌詞であるとか、SSSのジャケットデザインであるとか…
ドラマー以外でのバンドへの貢献も多大だが、あくまでもドラマーとして。
ライブ活動もままならない結成期の活動を活性化してくれた、営業マンとしてバンドの存在を広めるのに貢献してくれた、hideさんとの出会いもヤナの動きがなければ実現していなかった、文学的な歌詞であるとか、SSSのジャケットデザインであるとか…
ドラマー以外でのバンドへの貢献も多大だが、あくまでもドラマーとして。
歌に寄り添うドラミングとか、メロを大切にとか、よくいうドラマーがいる。
それはそれで悪くないけど、そんなの当たり前でつまらないし、「好き」とは思わない。
ヤナにはいわゆる「まともな」プレイなんて1曲としてないんじゃないかな。
元来俺はドラマーに求めるものが多い。
ジョンボーナムにしろニールパートにしろバッジーにしろ、聴いてきたもの、好きなドラマーのタイプも一筋縄ではいかない。
世治の曲も彼が元々ドラマーであるが故かある程度ベースとなるリズムが出来上がってる曲も多い。
つまり2人とも「うるさい」わけだ。
SSS以前のものでレコーディングされていないものがSSS Special Editionに収録されているが、それらを聴くと黎明期の時点からヤナのアプローチに対する考え方、ポテンシャルの高さがうかがえ、これまでの全活動においてヤナでしか叩けない…曲ばかり。
例えば『FLAKE』、1発目のシンバル。普通ならクラッシュいくよね?なんでライド?
例えば『声』、サビ。バラードなのになんでタム多用したキメフレーズ盛り込むの?
シンバル1発、フレーズ1発…それらすべてに意味を持て、と昔ヤスヒロに言ったことがあった。
ヤナはそれを体現している。
好みにわかれるのが音楽、好きになってもらえないなら嫌いになってもらえるくらいの個性を持て、と昔ローディーたちに伝えていた。
ヤナはそれを体現している。
ZEPPET STOREの曲を普通に叩くドラマーが、歌に寄り添うドラマーが、叩いたとする…まったくつまらないものになるだろうと安易に想像できる。
今後もしサポートドラマーでライブを挑むのであれば彼はヤナのフレーズを完コピしないわけにはいかないだろう。
作曲/アレンジという領域にリズム楽器であるドラムが関与しているというバンド結成前に俺が思っていた理想をヤナのドラムは体現している。