現代版のギリシャ神話。

お題は、古典からモチロン
そのまんま
ヴィーナスの浮気❤️✨

現代版にて書きました。

古典もこうやって読むと
面白いです ♡🌙

よろしくどうぞ ♡




小説 
金星の守護神 
アフロディーテ、またの名を
ヴィーナス。〜美と愛と性の女神〜

Part1



水は、とても浸透性が高い。そして、変化する。

光の波動といった言葉を思い浮かべてみると、空気
間での、私たちの見えない波が、果てしなく漂うように、水も同じく、波が漂う。
ひとつのちょっとしたアクションさえも、水に加えてみると、波が漂い、それは、微小でも、どこまでも続くように漂うのである。

そして、水は、変化する。気体の空気や、個体の氷。

そして、泡。

彼女は、その水の変化の泡と、とても関係が深い。美と愛と性の女神と言われた女だ。

「カンパーイ!」
シャンパンをグラスで一気にのみほすと、彼女は、微笑んだ。彼女は、パーティの中でもひときわ目立つ、スーパーモデルである。パリコレを終えて、シャンゼリゼ通りのパーティに訪れていた。彼女の黄金色のぴったりしたシルクのドレスが艶やかに揺れるたびに、みなが彼女を見つめずにはいられない。彼女の名は、アフロディーテ。またの名をヴィーナス。
「今日は、アレスは来てないの?」
ビーナスの心は、薔薇の嫋やかな香りにつつまれたパリの華やかなパーティの中でも、ひとりの男を探していた。
「アレスったら。」
ビーナスは、潤んだ勝気な眼差しを、注がれたシャンパンの泡に向けてうつむくと、今日はあらわれないアレスのことを想った。
アレスは、軍人であった。彼の血筋はローマでも一流の軍人の名家である。かの有名なユリウス家とも親交が深い。ユリウス家は百合の紋章だが、マルスの家の紋章は、守護星の火星であり、ローマの広大な屋敷には真っ赤な火星がモチーフの旗を掲げている。アレスは軍人としての名家の伝統の、馬術や槍の名手として育ち、その後継者として、若く、均整な肉体を誇っていた。
「今日は、ステージで疲れたから、そろそろよろしいかしら。」
ヴィーナスは、しっとりとした美しい髪をかきあげると、ガウディの椅子から花のように立ち上がり、パーティ会場を後にした。会場のみなは、彼女が去ってしまうことに、心を引き裂かれるように落胆したが、と同時に、彼女の歩く後ろ姿の、その美しさに、心から魅了され、その姿をただ、ただ、見つめずにはいられなかった。

パリの自宅のペントハウスに戻ると、ヴィーナスはメイドにバスルームの用意を頼んだ。そして、カッシーナの黒の革張りソファーに座って、プラダのバッグからiPhoneを取り出した。アレスからの着信もメールもなかった。ヴィーナスは、アレスに電話をした。
「トゥルルルル、トゥルルルル、トゥルルルル…。」
iPhoneをタップして、携帯を切ろうとした時に彼の声が聞こえた。
「ヴィーナス。今日は、何度目かい?」
「あ、アレスったら、今夜のパーティに来てくれるかと思っていたわ。私、とても、とても、つまらないから帰って来ちゃったの。」
「あはは。それは失礼。シャンゼリゼ通りはどうも苦手でね。」
「あら。凱旋門は、お似合いよ。それより、今夜はいかが?私、なんだか、今日は、とってもさみしいわ。」
「大丈夫なの?」
「ええ、もちろん。夫は、今日は遅くなるから。私はパーティだと思っているわ。」
「それじゃあ、あとで、ワインでものもうか?」
「ええ、待っているわ。嬉しいわ。」
ヴィーナスは、電話を切るとメイドを呼んで、バスルームにむかった。ヴィーナスの花のような香りがよりいっそう艶やかに舞った。

バスルームの泡に包まれていると、ヴィーナスは心が落ちついた。水の中に体を浮かべて目を閉じると、海を思い出す。海は、彼女にとってふるさとであり、母親であった。ヴィーナスの家もギリシャの古い名家であった。エーゲ海につつまれたオリュンポス山に、古くからの白亜の岩屋の屋敷があり、花とエーゲ海に囲まれて彼女は育った。彼女には男6人、女6人の12人の兄弟がいて、ギリシャの暮らしは兄弟たちは仲が良く、毎日が楽しくて、エーゲ海を臨むオリュンポス山の岩屋の屋敷は楽園そのものだった。
しかし、エーゲ海とオリュンポス山の楽園の12人の兄弟の中で、ヴィーナスだけ、素性が違っていた。彼女の父親は、時の権力争いの抗争で亡くなったのだが、その時の死因であった切断された男性性器が、海に捨てられ、漂い、彷徨うなかで、泡に変わり、その泡から、娘であるアフロディーテが生まれたと、母親に教えられていた。なので、アフロ「泡」から生まれた、アフロディーテと名付けたのだと母親は語っていた。そんなアフロディーテの母親も、亡くなってしまう。そして、エーゲ海、オリュンポス山の12人の兄弟の父親のクロノスが養女に迎えたのである。クロノスは、アフロディーテの血生臭い素性よりも、彼女の美しさに心が傾いたのだった。
「奥様。旦那様がお帰りです。」
メイドが伝えた。ヴィーナスは、すぐにバスルームを出ると、裸のまま泡に濡れた体の雫を落として、夫のいるリビングにむかった。
「あなた。今日は、お早いのね。」
夫は、メイドにビジネスバックを渡すと、ヴィーナスの薔薇のような美しさに目を奪わていた。

つづく。





注)ヴィーナス は
ゼウスの父クロノス
その父ウラノスの男根をアダマスで切りとり、海へ落としました。落ちたところから白い泡がわき立ち、その中から女神アフロディーテ(ヴィーナス)が誕生しました。
と、伝えられています。
すごいお話ですね、ギリシャ神話のストーリーです


PART2
PART3
PART4

PART5

主な登場人物

アフロディーテ またの名をヴィーナス
金星
星の神話では、恋愛や金運、女性をあらわす星
守護神   愛と美の女神アフロディーテ   
ローマ読みで、ヴィーナス
オリュンポス12神のひとり

アレス
火星
星の神話では、行動、男性をあらわす星
守護神  軍神   アレース  アレス
オリュンポス12神のひとり

ヘーパイストス
鍛冶の神
アフロディーテと結婚した神
オリュンポス12神のひとり

ゼウス またの名をジュピター
木星
全宇宙の神 雷を持ち神の中でも絶大の力
オリュンポス12神のひとり

ヘラ
女神ヘーラー
最高位の女神   ゼウスの妻



_var_mobile_Media_DCIM_100APPLE_IMG_0231.JPG「 虹見てニャンコ 」
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元 お馬のボーイ  さん
painter さん
でしたが   また  居なくなってるぅー

また   かえってきてね  ⭐️✨✨




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