「BKB‼︎」
「ヒィーーーヤッ!」
「バイクだけに〜」
「ブンブン〜!」


ステージの前はいつものようにBKBの掛け声!
どうしてこれになったのか、いつからこれになったのかうっすらとしか覚えていない。
レナちゃんの後を追うように言う。
楽しいことが大好き、ついでに言うと美味しい物が大好きな私たちだから…
笑顔になれるなら、やる気が漲るなら…
何でも良かったのかもしれない。

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掛け声によって魔法のヴェールを纏った私は
まるでお城の重厚な扉を開け、飛び出して行くかのようにステージに向かった。

2000年12月25日ミレニアムクリスマスこの世に生を受けた私…家族の話では年明けに生まれるはずだったそうだ。

世界中がパーティになるこの日が私は大好きだ。


"ありがとう15歳、よろしく16歳"の瞬間は
ライブ真っ最中に迎えた。

いつも私を見守ってくださる面々が
どことなくソワソワゴソゴソしているように感じたその時…
「謎から謎めくミステリー」のイントロ…
顔を上げた私の目に飛び込んできた景色
それは無数に広がったメラメラ燃える炎のような光たち。

嬉しさの方が大きく笑顔が溢れ…
その後に込み上げるものがやってきた。

(しっかり歌わなきゃ…プロなんだから)
そう自分に言い聞かせながら
会場にいるおひとりおひとりのお顔を見た。
(みんな優しい!ありがとう…)
そのキラキラした赤い光は勢いを増し、
一面に広がる赤い絨毯となった。

"生誕祭は来年までオアズケ"だと思っていただけに
このサプライズは感謝感激アメアラレ〜だった。

挨拶の言葉は何をお話したか見事に覚えていない。
…ただただ嬉しかった。

ステージからはけた私たちの耳に
声が聞こえてきた…
「アンコール!アンコール!アンコール…」

マジパン初のアンコールをいただいた…
アンコールを貰えると思っていなかった私たちは慌てふためいて考えた。
「どうするどうするどうしよ〜」
「ビリビリにする?」
「ビリビリにしようっ!」
「はい、流すよ!準備OK?」
「準備OKです!」

阿吽(あうん)」は吐く息と吸う息、息の出入りのことらしい…「阿伝の呼吸」という言葉があるが、一緒に一つのことを為し遂げようとする時のお互いの微妙な息の合い方を言う。
お寺の門の左右にある仁王さまや狛犬…
左は口を聞いていて、右は口を閉じてるのは、阿吽を象徴しているそう。

まさに私たちは「阿吽の呼吸」で再びステージに立った。

夜の帳が下りた頃
この暖かく良き気の流れの中で
初めてのアンコール、初めての生誕祭を味わった。

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興奮冷めやらぬ私…
(あぁ、なんて幸せなんだろう…)
帰宅して、いただいた沢山のお手紙やプレゼントをひとつひとつあけ、
さらなる幸せを噛み締めた。

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(絶対に"私を推して育てて良かった!"と言ってもらえるよう頑張る)

決意を新たにしたsweet sweet16の夜は更けていった。


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