街に流れる曲に季節を感じる時…

過去の思い出に浸る人は少なくないだろう。

心の奥底にしまったアルバムを引き出して大事に開き、愛でて、また大事にしまう…

(私たちの歌も、いつか誰かのとあるページを飾ることが出来るといいな)

私の想いは日に日に溢れ、無限大に広がっていた…

暦は「五月」になっていた。



初めてのPV撮影、渋谷丸井で初めて歌とパフォーマンスお披露目、続いて仙台での対バンライブ日程が発表され…

今やっていることが現実味を帯びてきていた。


プレデビューイベントに間に合うようダンスの振り入れは2曲目へ進んだ。


(あら、あららら…PV撮影って高校に入って初めてのテストの…ぜ、ぜ、前日だぁぁぁああー)


なかなかのスケジュールに戸惑う私だったが…

(目先だろうが何だろうがどんどん片っ端からやって行くしかにゃーい)




2曲目の振り入れは「万里一空 Rising Fire!」

曲のイントロの静からの動の入りがかっこいい!

歌詞に記された熟語のオンパレードにやや瞬ぎ(たじろぎ)ながらだったが…
一つ一つ意味を調べて臨んでいた。


振りは前の「BiliBili☆Magiかよ⁉︎パンチライン」とは打って変わってイントロから激しく踊る。

5人で戦いに挑んでいくがそう上手くは行かない、でも諦めずに進んでいくと言う精悍に何かに立ち向かっていくイメージだ。

(あ''ーカウントが小刻みーっ)

先生にカウントで教えていただいても振りと振りを繋げられず上手く体が動かない。

全員振りが異なり、全員の動きが異なり…

移動しても絶対にぶつからないように考えられているのだ。

先生の動きは変幻自在だった。

「わぁーやっと覚えられた!」

振りが入った時は思わず口に出してしまうほどだった。

さて…
(キレッキレに踊るにはどうすればいいのか)…(かっこ良いとはなんなのか)…
れなちゃんを観たら頭では解決はするが、
いざ自分がやるとなると話は別だ。

(キレがない。キレほしいなぁ〜。キレください。)

考えれば考えるほど分からなくなった。

レッスンの帰り道、筋肉痛が加速しているのを実感していた…風は柔らかな匂いから落ち着く匂いになっていた。

(はぁ〜やるっきゃないんだから!)


To be continued…
5日後に続く❤️


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