ーー緊迫ーー


(2016年はどんな年になるのかなぁ?)

ボイトレやレコーディングと並行して…
ダンスレッスンが始まった。

怖い先生と聞いていたから
若干怯えながらレッスンに向かった。

「初めまして…浅野杏奈と申しま…」

自己紹介をしてすぐにレッスン開始。

一分一秒でも時間を無駄に出来ないという空気感が、更に怯えを増長させた。



歌もだけれど、ダンスも事務所に入ってからのド初心者…

ついて行くことで精一杯だろうし、私以外のメンバーは何らかダンスを経験してきてるから…

(あー習っておけば良かった…トホホ泣)


姉は小さい頃からバレエを習っていたけれど、両親が打診してくれたにも関わらず私は興味がなかったようで習うことはなかった…

(後悔先に立たずってこういう事だぁ〜泣)




レッスンの何日も前から何もできない私は、ジムでズンバを踊り体力維持、とりあえずウェーブを練習した。

あまり上手くはできていないけれど…
一応、心のざわめきは落ち着いた。

ダンスを教えてくださるM先生はとてもハツラツとなさった素敵な方、母と考え方が似ていて仰る事が的確…
この先生、好き、しがみついていこう!って思った…と記してある。

S先生は怖そうだなって思ったけれど、ほんっとあたたかくて優しい、わたしのへなちょこダンスに突っ込みを入れてくださり、いつも笑ってる。



年明けから始まっていたレッスンではしっかりストレッチをし…

先生オリジナルの振りを覚えて踊ることから積み重ねた。


私はとにかく体が硬く、しなやかさに欠けることが自分でも嫌だった。

(あー体が痛いっ、キツイっ…泣)



そしてとうとう振り入れの初日がやってきた。


(まずは歌を覚えていないとねっ)

電車の中でビリビリを聴き、しっかり頭に叩き込む。

そもそも…ビリビリは5分の曲。

(あら?ちょっと待って〜)

5分間もの曲の振りを覚えきれるのか不安しかなかった。

しかもそれがまだ5曲もある…

(え⁉︎待ってー)

不安なのに笑いが止まらなくなった。



電車の中の私はただの変な人だったに違いないが、周りを気にすることが出来ないくらい緊迫していた。

刻一刻と駅に近づく…

甘い考えは捨てなきゃ。

今日も筋肉痛になるだろうけど…

這ってでもこの電車に乗って帰ろう。

電車の扉が開いた。

風が私の髪をなびかせた…

背筋を伸ばしてレッスン場に向かった。


(2016.12.17)



ーー混沌ーー


地下鉄の独特の匂いと生温い風に向かいながら地上に出ると…

雑然としたビルが建ち並ぶ街並みに出会う。

行き交う人々は肩をかすめるようにして我れ先に我れ先にと歩いていく…

「あっ、ごめんなさいっ」

時折ぶつかりながら、私はまるでイワシの大群の中を縫うように歩いてレッスン場に辿り着いた。



(ふうぅ〜っ、さっ気合いだなっ)


今日は早速ビリビリの頭から振り入れ
踊りながら移り変わる1から4までの立ち位置を確認しながら踊り始める。

(はぁ〜もう頭ぐるぐるだぁ〜)


とにかく一通り、何となくみんなについていった…

が、当然の事ながらいい加減に、上っ面に、今だけ〜っぽく踊れたって意味がない事、後で自分が苦しむであろう自覚があった。


私は…泣きたいくらい本当にひどかった。


♪ビリビリマジかよパンチライン、ここでいんですか、スターティングライン…♪


ただこの部分すらまともに覚えて踊れなかったのだ。


手も足もバラバラで、どこをどう回ったらいいのか、どっちの手を上げて下げるのか。

まるでマリオネットのような動きだった。



レッスンが終わってすぐに先生のところに駆け寄り、正直にわからない事をお伝えした。


先生は「だろ〜ねぇ」と笑って言うと

「じゃ、一個ずつやるか…」と優しく言ってくださった。

(ありがとうございます!)


音符のおたまじゃくしを追うように…

一振り一振りをやり直してくださった。


(忘れないで復習するために、この時の動画を優奈に撮ってもらった。まだ残ってるけど…かなりひどい汗)


帰り道、顔も体も脱力感でいっぱい、今にも地面に埋まってしまいそうなくらいだった。


見えない未来に、気持ちは輪をかけて地下海底まで沈みそうだった。


(まだ、サビしかやってないのに…この先どうなるんだろう…私)



ひとり、混沌とした私がそこに居た。

(2016.12.23)


**2ndミニアルバムリリース**

「師走」は字の如く、忙しそうな字面でやって来た。
12月21日のミニアルバムリリースに向けて、案の定私たちは急ぎ足で走り出した。
リード曲「マジカル・ジャーニー・ツアー」を披露してから…
2曲目、3曲目と続けて披露していくという、やや緊張の日々を過ごした。
…でも、そこには焚火よりあたたかい空気があった、ありがとう。

初めて雨にうたれた日もあった。
…でも、そこには暖炉よりあたたかい空気があった、ありがとう。

12月21日は今にも雪が降りそうに冷たい風が夕闇を駆け抜けていた。
…でも、そこには太陽のように熱い空気があった、ありがとう。

そしてリリース最終日12月25日…

16歳になった私の目覚めは昨日とは少し違っていた。
新しい目覚まし時計のお陰でもあるのだが…
『今日から16歳、リリイベ最終日、気を引き締め直さなきゃ』
と、窓を開けた途端に部屋の中に入り込んできた外の冷たい空気を身体いっぱいに吸い込みながら気合いを入れた。

本当に今日までとっても忙しい日々だった。

今回の2ndミニアルバムは1stに比べて振りは2回のダンスで振り入れ、レコーディングまでの時間が十分取れない等、いろんな意味で多忙極まりなく、アイドルになったんだなぁと改めて噛み締める生活だったのだ。

期末テストとレコーディングががっつり被ったり、どちらも限界まで遣り抜きたい私は、思い通りにならないことをスルー出来ず、ネガティヴキャンペーンを開催したりしたこともあった。
多少寝なくても大丈夫な体力は備えているが、現実問題目の前の課題が終わらない…
忙しかったことを言い訳にはしたくないし、いろいろな事がおざなりになってしまうことが辛くなって悩みが増し、涙を流す夜は数日に及んだ。
…でも、そんな夜を救ってくれたのはみなさんからの愛のあるリプ、お顔を浮かべて笑ってしまうことも、ありがとう。


そして16歳当日、ステージに立ったわたし。
綺麗な夕陽が照明を助け、ステージをより明るく照らしてくれている。

このリリース期間の全ての感謝を込めて歌った。そして踊った。

ラスト1曲!私が大好きな「謎から謎めくミステリー」
下を向いてスタートのポーズをした。

リリースイベントを悔いのないように締めくくれるようにと、グッと体に力が入った…久しぶりに少し緊張していた。

ドキドキで顔を上げた瞬間…予想外の光景が目に映った。
夥しい数の、夕陽でも照明でもない、赤くあたたかい光が私たちに向けられていた。
それはまるで天の川を連想させるように同じ動きをしていて『大丈夫だよ!頑張れ!』と語りかける様に輝いていた。
もちろん、すぐに状況を理解した。
『私はひとりじゃないんだ!』
途端に視力2.0の目が良く見えなくなった…涙がポロポロとこぼれ落ちた。
悩み悩んで日々流した涙より、幸せで熱い涙が溢れて止まらなかった。

わたしは、これでもプロのアーティスト…だから歌だけはしっかり歌わなきゃ!…歌いたいの!
端から端までみんなの顔を隈なく見渡した。どのお顔も笑顔で見つめてくれている。
こんなに幸せでいいの?少し戸惑った私は、もう次の瞬間戸惑いなど吹っ飛んで…ありがとう!みんな大好き!ハグしたい!しかなかった。

特典会では、あまりの寒さから…
お互いの手の温もりを確かめるような、温かさを分け合うようなチャージ会になってしまったり、私の冷え切った手を労ってくれたり…おひとりおひとりの優しさをたくさん受け止めた。

家庭の事情でクリスマスとお誕生日は一緒にすることを承諾して過ごしてきたこの数年間だっただけに、16歳、こんなにすごいお祝いをして頂いたことは決して忘れないであろう。
そして、私には何ができるのだろう。何をお返しできるのだろうと考えている。
その度にさみしんぼになってみなさんおひとりおひとりに会いたくなるし、おひとりおひとりとそれぞれ違うお喋りをしたくて仕方ない。

2016年が終わろうとしている。
新しくやって来る2017年も…
わたしと、私たちと、一緒にいてください。
よろしくお願いします。


(2016.12.29)



ーー交錯ーー



☆前回は番外編と称してリリイベ最終日の事を記させていただきました。今日の『ひかりのほうへ』は前回の〜混沌〜の続きです!



この頃の私たちの楽しみといったら…
帰り道に駅ナカで、ひまわりと食べ物を買う事だった。


足早に駅に向かう私たち。


コンビニに入るとホッとすると同時にいいにおいがして、いっぱいの誘惑がやってくる…


毎回レッスンは必死で、疲れ切ってしまうので、お互い笑顔はないものの…

あれやこれやと店内を物色するひまわり、
ビタミンCドリンクを手に取るのがやっとな私。


ただただ、ちゃんと家まで帰れるのかすら自信がないくらい足が脱力感に見舞われていた。


何かを口にしないと動力がないくらいだった。


「あんちゃん、マジでこれ、おいしぃ」

「おーよかったね」


横でアイスをパクパク食べるかわいい顔を横目に、無の境地に達しつつある私は…

忘れない内に今日習った振りを復習したくて、不安を打ち消したくて…動画を繰り返し見直した。


(振りを覚えようという脳が発達したみたい笑…なんとかついていけてるかなぁ)



動画の中のレナちゃんは表情もオーラも全てがさすがの動き、ひまわりは手足も長くきれいで優雅なバレエの動き、リーナはガールズダンスが上手くキュートな動き、ユーナは小さい頃からダンスを習得、安定した動き…

その上手いメンバーの中に混ざっているおかげで、バスケのディフェンスっぽい動きでも、それなりに見えていた…


(振りを覚えたら、動きをひとつずつ見直していこっ)


ふと…

武道館ライブの時のアイドリング!!!のみなさんの伸びやかな歌声と、華麗なダンスと、迸る笑顔、キラキラした世界が脳裏をよぎる。


(あぁなりたい!あぁなる予定なんだけどなぁ〜)



動画を1日何回観ただろうか…

何回踊っただろうか…

呼吸を整えて歌いながら踊ること…

ずっと笑顔でいられるのだろうか。


(とにかくみんなの足を引っ張らないように、みんなの倍以上努力しなきゃ…)


駅から家までの帰り道は、いつもお月様が応援してくれる…

前に前にしっかり歩きなさい…と。


次のレッスンまで、期待と不安が交錯する日々はまだまだ続くのだった。

(2017.1.4)



ーー疾風ーー


八重桜が落ち着いた頃、メジャーデビューまであと3カ月といった頃…

借りぐらしのアリエッティならぬ…
その日暮らしのアンナッティとなぞえるくらい毎日を慌ただしく過ごしていた。


義務教育が終わった私は、単位を落としたら落第。
どんなに次の朝が辛くても簡単に休むことは出来ない。
社会に出たら当たり前の事、同級生より少し早くそれを味わっているだけだと思い踏ん張っていた。



そしていつも通り…

すぐに次のレッスンがやってきた。

「いってきまぁーす!」

電車の道のりでは再確認。

(あ〜どうしてもここ、間違っちゃうなっ)


前回までの振りが入っているのは当たり前で、さーっと始まるレッスン、急に進んでいく流れにも慣れてきた。

動きのひとつひとつが初めての経験で、腰はあっちに行かなきゃいけないのに、胸はこっちに向く…

で、右手がこうで左手がこう動く。


ダンス経験者なら普通の動き、基礎として体得しているらしいのだが…

(ぎゃあーわかんなぁーい。)

まじで笑えない。で、なみだも出ない。
っていう前回までの自分にサヨナラしたい気持ちを山積みにして再び臨んでいた…

(さぁ、今日は生まれ変わった私で、自信を持って踊るんだ!)



S先生は時折わたしの踊りを見て笑う…

でも、それは私が必死に練習してきたことを理解して、褒めてくれてる笑いだと勝手に思っている。

(あ、先生また笑ってる…よーしやる気満々ちゃんよっ)


ひとりひとり違う振り、ひとりひとり違う動き…

そこにキャリアや表現力が加わると…

まさに自分らしさが赤裸々になる。


当然のことながら、そんな余裕はわたしには皆無。

だが…踊ることが楽しい!と思えるようになるまで、そう時間はかからなかった。



毎日学校から帰ったらすぐに、マネージャーさんが撮ってくださったレッスン動画をテレビに映し出して踊る…

時間がない時は一度でもいいから踊って出かけた。


毎日何かしらスケジュールが詰まっていて、ダンスレッスンかボイトレかレコーディングか事務所のレッスンに向かう…

そんな日々だった。



少し脱線するが…
ミニバス時代、小学5年の時、区選抜に選ばれなくて涙を流した。
コーチから「杏奈、仕方ないんだよ、人には向き不向きがある、選抜選手としてはパワーが足りない、弱い、優しすぎる。これからの人生でもやりたくても向かない事に直面することがあるだろう、でもそんな時に私には向かなかったんだって逃げ文句を言うより、私は不可能を可能にできるんだ!っていう気持ちを持って生きた方が幸せがついてくるよ、やる気があれば何でも出来る…継続は力なりだ。努力が万が一叶わずとも無駄な努力はない!来年選抜選手になってる自分を想像して頑張れ!」

つい、おばさんコーチの事を思い出す…広島出身のミニバスのコーチは私の精神論には欠かせない偉大な存在…
出会っていなかったら、運動音痴の私はそのままだっただろうし、ぬくぬくとした環境の中、何かに直面した時に、打たれ弱い軟弱な人間になっていたと思っている。
チームワークやファミリーの大切さ、共に分かち合う事の素晴らしさもミニバスの5年間でしっかり私の中に根付いた。



こんな経験があったから、ダンスだってやればできるようになるって信じていた。


毎日繰り返すと目に見えて出来るようになっているのがわかることがただただ嬉しくて…

ダンスが、踊ることが大好きになった。



『Magiかよ!?BiliBili☆パンチライン』の振り付けは…歌詞にあるように、

♪キャパ大きすぎ設定過剰♪

疾風怒濤のごとく完成形を迎えた。


帰り道、心が踊った。


(はぁ〜やっと1曲目…)


「ひま〜ミニアルバムって何曲だっけ?」

「5か6じゃん?」


久しぶりにひまわりとモナカのアイスを頬張るわたし…


渡り鳥が湖畔で羽を休めるような、束の間の幸せと心の休息を取っている私たちだったが…


ステージによって動く範囲やルート、場位置を考える、覚えることなど、この時は知る由もなかった。

(2017.1.9)

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この前のバラ売りでテーマになってた
孤食が増えている!って言うテーマから話題になった
どこまでお一人様できる?って言うの…
みんなはどこまでできますかー??

ひとりカフェ
→もう日常茶飯事お世話になってます。

1人ファーストフード??
→優奈はよく牛丼屋さんに1人で駆け込みます。

1人レジャー
→1人映画館は大好きです!今度1人水族館にチャレンジしようとしてます。

1人食事
→1人しゃぶしゃぶは経験済みです。何処へでもいける気がしてます。

1人旅行
→タイミングが合えば行きたい。1人で江ノ島に旅に出たことはあります。

1人ディズニー
→これはお友達と行きたいけど一人でカメラ持って出かけるのもありだな。


一人ディズニー以外は行けちゃうなぁ。と

あれ?孤食の住人になってるかも…

たまには人と一緒にご飯を食べたいものです💭

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皆さんこんばんは~~~
台風大丈夫ですか!!

こっちもさっきからスマホの端末が緊急速報なってびっくりしてます~~~

避難解除だったら安心です~~~


なんかずっと暑い夏が来てたけどこうやって台風来る感じも夏っぽいですよね…

10月とかずーっと台風って感じですし…

いやまだ7月なんですけれどもね!


そして私とあるくせを見つけたんですよ。

○○してるっていう言葉を生み出しがちなんですよ。


しゃけ食べてる時にしゃけしゃけしてるとか。

今回のタイトルもそうですけど夏夏してるわ~~~とか


なんか便利ですよ。


普通だな〜でも普通っていうとなんか失礼(?)かなぁっていう時に

わ!生クリーム生クリームしてる!おいしい!

とか

布団布団してる!とか!!


ニュアンスですよね…


JKとか若者って察する能力すごい高いと思うんですよ。
波に乗る能力?っていうんですかね


実際意味わかってないで使ってる言葉もあると思います、けど、使ってくうちにだったり、ふとしたきっかけで意味を知ったり。。。


それ結構ありますね〜、こーいう話題の時にこの言葉を使えばいいのか!!とか自ら答えを導き出せるんですよ!!若者は!!!

実際○○みがあるとかワカンナイモン!!!

でもニュアンスで使ってたらいつの間にかふっつーに日常会話で出てくるようになってる!!!!


大事ですよね、ワードを盗むって



そーやって世間の流れに乗りまくってたらいつの間にか流行作っちゃう若者…マジパネェっす…


そんな若者に私はなりたい(^q^)


私の友達の創作界隈だと創作用の専門用語が飛び出します、というかほとんど専門用語です()

それと一緒でJKにはJKの専門用語があり理解するにはそうとう時間かかるんでしょうね()


JK語マスターしてカンペキJKになります。

それでは!!

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