月別アーカイブ / 2018年01月

過去も未来も
どこもかしこも
生きとし生けるもの
すべてを含む
見えない1次元、点。
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いつもいつも静岡から
俺のイベントに来てくれる
写真家のジャイ(小松 大樹)さん。

そのジャイさんが個展「主人公」に来て
「静岡でもやりたいっすねーインスタ映え」
「おかんライブあるんでコラボしますか!」
なんて、話になりLINEでやりとりしながら
「じゃあ行こうか!」と決定した。

1月14日 清水 GINZAシャル
新春おかんライブ×高萩正志


俺が初めてライブペイントしたのは
2013 那覇市の楽器屋2階のライブハウスで
ロックバンドおかん× 龍一+正志 だった。
最後の落款を逆さに押したのを覚えている。

ちなみに、
その時の龍の作品を見た
砂川洋子さん(沖縄アートグループ代表)が
「正志君の龍は動いた、生きている」と言って
沖縄アートグループにスカウトしてくれた。

それが、絵師となるスタートだった。


とにかく縁の深いロックバンド。

年末からLINEでは
ボーカルDAIちゃんと
「正志さん、年明け一発目
静岡で一緒になります!よろしく」
みたいな、やりとりをしていた。

俺はいつも通り
共演者を食うくらいの気持ちで
俺の絵を書こうと思っていた。
(いい意味で)


ところが。

1/10
DAIのおばあさんが他界した。

1/13
LINEで連絡をした。

1/14 ライブ当日
新幹線で静岡へ向かい
すぐに会場入り。
元気のないDAIちゃんがいた。

ライブ後にお通夜で
翌日に告別式だと聞いた。

「正志さん、昨日はLINE有難う。
じつは、今日は自分ごとに
付き合ってもらっていいですか?
おばあさんのムービー作りました。」

ライブの最後で作ってきた
おばあさんのムービーを流し
そこから10分間
ライブペイントでコラボしよう。と。

おかんライブが盛り上がり

おばあさんのムービーが流れはじめた。

酸素マスクをしながら
力を振り絞り
涙を流しながら
「だいが…いちばん…」と
声を出す おばあさん。
俺の親父が他界した時と重なった。

ライブペイント開始しようと
DAIちゃんと握手した。
しばらくそのまま肩を抱いた。
DAIちゃん声を出して泣いていた。
目に見えないモノを受け取った。


敷かれた和紙に
一筆目が見えた。

そうか!

流れに身を任せ、書いた。

いのちの宝珠をもち
天に昇る龍が生まれた。
おばあさんの命が
天に昇るように。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

イベントが終了し
DAIちゃんは急いで
葬儀場に向かう準備をしていた。

俺は筆や墨を片付けながら思った。
「絵を棺桶と一緒に
お炊き上げしてもらおうか
いや、イベント作品は
主催者にも聞いたりするべきか
でも、もう間に合わないかな」

振り向いたら
支度を済ませたDAIちゃんが来た。

「正志さん、墨乾いたかな?
これ持って行っていいですか?
おばあさんに見せたいですわ!」


嬉しかった。
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本当に嬉しかった。

絵師としての夢は
神社仏閣の天井画も書くことだが

病室の天井や、棺桶や葬儀場に
書きたいと言う夢があったのを思い出した。

できれば意識あるうちに
その龍を見て
少しでも心穏やかに幸せに
最後、天に昇ってほしいから。

形を変えて
仲間の家族のために
忘れかけていた夢が叶った。

絵を書いていて良かった。

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