月別アーカイブ / 2019年07月

2005年の秋から冬にかけて
俺らはセカイイチとスプリットツアー
セカイランクツアーをしていた。
そこでセカイイチはPAさんを乗り込みで連れてきてたんだけど
なんとその方がNUMBER GIRLのPAをしていた西川一三さんという方だった。
俺はもちろん舞い上がったが
ボビーはしれっと
ついでにうちもお願いできませんかね~?
などと不躾極まりないお願いをぶちかました。
やめとけ!!と思ったけど
一三さんは天使のように朗らかな人で
いいですよ~と快諾してくれてしまったのだ!!

そして時は流れ2006年の多分、夏
一三さん主催の
一三さんがPAを担当しているバンドだけを集めたイベントが
リキッドルームであるというので
セカイイチに入れてもらった。
セカイイチの他に
MO’SOME TONENDER、クラムボンとかとか
そうそうたるメンツで
好きなバンドばかりでとても楽しみにしていた。

特にモーサムは本当にただのファンで
音源もほぼ全部持っているし
昔の新宿にあった頃のリキッドワンマンにも行ったし
新宿タワー屋上のヘルマンとの合同インストアライブも見に行ったりしていたし
モーサムの野音の時は自分もCLUB Queでライブで
リハから本番までの空き時間でなんとか野音まで行けないかと
真剣に悩んだりもしたし(当然行かなかったけど)
なので野音のDVDは死ぬほど見て
未だに見るたびに死ぬほどシビレあげてるくらいなので
ドキドキしていた。

お客さんパンパンで
セカイイチはとてもいいライブで
(ていうか、セカイイチってみんな上手いし面白いし
よくないライブ見たことない。
とてもいいか、ものすごくいいか、どっちかしか見たことない)
クラムボンは圧巻だった。
で、クラムボン終わったらめちゃくちゃ人が帰っていった。
そしてイベントがめちゃくちゃ押して
大トリのモーサムのライブが始まったのはなんと23時
見たくても電車がないから帰らなきゃって人も大勢いたと思う。
あんなにパンパンだったのに
リキッドのホールは無残なほどすっかすかで
なんだか俺が申し訳ない気持ちになってしまった。
帰ってしまった人たちに怒りすら感じていた。
そんな俺の気持ちをモーサムは粉々に打ち砕いた。
あの日のモーサムのライブを俺は一生忘れない。
もう本当に、めちゃくちゃカッコよかった。
凄まじくカッコよかった。神がかってカッコよかった。
ロックバンドの矜持を見た。
あの日のモーサムを見れてよかった。
セカイイチありがとう。

という壮大な前振りでした。
奇跡と一個も関係ない。
いや、なくはない。
あの日モーサムはYou are Rock’n Rollという曲を演奏してて
ライブってものは不思議で
いつも家で聴いてる音楽が全然違う風に体に入ってくることがある。
まあ、爆音だし、目でも見てるから当然かもだけど
とにかくあの日のYou are Rock’n Rollは特別だった。
そしてこういう
スタッカートとシンコペーションを使ったリフを
全員で弾く曲を作りたいと思った。
多分俺らそれまでそういうタイプの曲なかったと思う。

壮がメインリフを弾いて、俺はコードバッキングで
悟は色々超越したところでトゥルペトゥルペ
みたいなのが多かった。

それで考えたのが奇跡のリフってわけであります。
あの日リキッドに行かなかったら
そこでモーサムがYou are Rock’n Rollをやってくれなかったら
生まれなかったと思うと
人の世というのはつくづく巡り合わせなのだなあと思う。

で、当時壮の先輩が座長を務める劇団があって
舞台がある度に見に行っていたんだけど
そしてその頃に行った公演のタイトルが
「見えないものが欲しいもの」で。

いつも見に行くと打ち上げまで誘ってくれたので
だいたいいつも打ち上げまでお邪魔させてもらっていた。
(お芝居の人たちの慣例らしく、昼夜2公演の5デイズとかでもちゃんと毎日打ち上げする
っていうのが驚愕だった!!)
そこで俺は、このお芝居で歌詞を書く、と宣言した。

で、奇跡の歌詞を書いたのです。

ただ、まんまお芝居の内容というわけでもなく
そのお芝居を見て俺が感じたことを書いて

で、さらに当時、のちに影と煙草と僕とAX撮ってもらったり
うちにかえろうとか閃光とかのMVを撮ってもらった
早稲田の理工学部の写真部からの友達の浅野君
(電通テックの社内リクルート用の楽曲も作らせてもらいました)
の家が四谷にあって
ちょいちょいみんなで未だに集まるんですけど
ベランダでタバコ吸ってた時に
一緒に吸ってたイチベエ(本名)が
新宿の空を見上げて
こんなに夜の雲が綺麗に見えるのはこの街だけだよね…
ってボソッと言って
なにそれ!かっこいい!!
と、いただいちゃったっていう。

夜の雲が綺麗に見えるのは
街の光が反射するからで
新宿という街の
善も悪も
美も醜も
幸も不幸も
成功も失敗も
蠢いている人々の人生や感情すべてが照らした
その雲の美しさなのだと思うと
移ろいでいく雲のなんと儚いことかと
そこですべてが繋がった気がして
それで奇跡はああいう歌詞になりました。

新宿は本当にまるで雲のように
人も街も常に移ろいでいくなあと思います。
入り浸っていた20年前とはまるで違う町になってしまった。
良くも悪くも。

もっと邪悪だったし汚かったしゲスかったし
人間くさくて居心地がよかった。
何もかもが刹那的で
明日になったらすべてが泡と消えそうで
生きているだけで奇跡みたいだった。
夜が明け切った頃の
やっと力尽きたような
歌舞伎町の空気が好きだった

誰もが痛みを抱えて笑っていた
誰もが気づかれないように泣いていた

すっかりサボってしまってました
さあ書くぞ!!
ギグル、ギグルはもうほんと
今の俺らのために作られたような曲だと思う。
ていうか、戦場も共犯も
果てしなく白に近づきたい青も何も怖くなどなかったも
ずっとそんな曲ばかり作ってきたんだなあ。
昔はそんなに盛り上がらなかった気がする。
なのでそんなにやらなくなっていった。
いつからかなあ?
あれ?こんな盛り上がる曲だったっけ?って
(プリズムといいすべてといい、そんな話ばかりですが…)
後追いで火が着くタイプの曲でした。ギグル。
やっぱり歌詞がエモいなあ。
ダサくて泥臭くて
THIS IS 小高芳太朗っていうか。

それでREACTで再録したらますます盛り上がるようになった。

ギグルって2分半しかなくて、あっという間に終わってしまう。
2番もつけようかって話にもなったけど
それだとこの疾走感と焦燥感が鈍るんじゃないかと思って
敢えてイントロ、1番、間奏、ラスサビ、アウトロなし!っていう構成にした。
この頭から最後まで息継ぎ無しで走りきる感じが好き。

たまに、曲の長さ=作る労力って考える
短い曲は手を抜いてるって文句言う
超絶脳ミソお花畑な人がいるけど
それで言ったら俳句とかめちゃくちゃ手抜きになってしまうやん。
17文字しかないのよ?
逆よ
たった17文字でどれだけ景色や物語や心情を描けるかが凄みなんじゃん。
歌詞も、文字数が減れば減るほど
制限が増えて
その中でどうやって物語を描いていけるかの方が難しい。
曲も短い時間の中でどれだけ展開を作れるかが難しいけど楽しい。
螺旋なんてイントロ、ABサビ、リイントロ、ABサビ、ベースソロ、ギターソロ、ラスサビ、アウトロ
こんだけ盛りだくさんで3分だし。
短いからってだけで手を抜いてるって思う人って
フランス料理のコースでものすごい手の込んだ料理が出てきても
味わいもせずに、どれだけ手が込んで作られてるのか想像もできずに
こんな量が少ないなんて手を抜いてるって文句言ってるようなものだと思う。

話が逸れてしまった…
ギグルの話だ。
頭から最後まで走りきる中で、ちょっとだけフックを作りたくて
間奏を変拍子にしたんだけど
最初もっとヘンテコな拍子にしようとしてたら
ディレクターのナベさんに止められた。
当時はパワーポップ全盛期で、とにかくシンプルで元気で分かりやすい音楽が流行ってたから
そういうのは難しすぎて伝わらない、と言われたのだった。
で、最終的に5拍子と4拍子が交互にくる、
リフを崩したフレーズもスケールがちょっと危ない不穏なところに行くっていう
いいバランスに落ち着いたんだけど
その後時代は変わって
9mmとかピープルとかラッドウィンプスとか
もっとヘンテコなことしまくるバンドがめっちゃ流行って
流行って面白いなあと思った。
もちろん、9mmもピープルもラッドも
バンドや曲が素晴らしいのは大前提で
それがちゃんと伝わるのがいいなあと。
俺らももうちょっと売れたかった。

あと、短くて盛り上がる曲があると
出演時間の短いイベントとかだと
めっちゃ重宝するんすよ。
25分とかだと、5曲だと押すか…4曲か…みたいな時に
ギグルがあると、5曲いける!っていう。

ほんと、時間が経てば経つほど鮮度が上がってきてる不思議な曲です。

どうも〜合田です〜😁

plusequalツアーファイナル恵比寿リキッドルームが終わった。
ものすごく幸せな一日だった。
全国のみんなが作り上げてくれた愛で溢れまくったストーリー、すごかったよ。
みんな本当にすごい。
ありがとうしか出てこない。
こないだレギュラーラジオ番組「LUNKHEADの週刊少年ランク」で発覚したことなんだけど、俺らは今までツアーファイナルを売り切ったことがない。
ツアーファイナルの日って独特の雰囲気があるんだけど、いつも、今回はここまでチケット伸びたか〜嬉しいな〜当日券も出るといいなぁ〜みたいな感じだったりする。
ここ数年、悲しいかな、売り切りたかったな〜とまではならなかった。
その水準まで数字がいってなかったから。
でもこの日はそうじゃなかった。
みんなのおかげで確実に売り切れていたから。
ここ一ヶ月、俺ら以上にみんなにはいろんなことや感情があったのではなかったかと思う。
そのすべては拾いきれなかったけど、できる限り受け止めていたつもりです。
みんな当日どんな感じで恵比寿に来てくれるんだろうと、ドキドキしながら会場に入り、本番を迎えた。
本番は本当にあっという間で、すべてのことをしっかり覚えているような、一瞬すぎて覚えていないような、そんな感じだった。
自分たちの音と声が、会場のみんなの歓声と入り交じる感じ、素敵すぎた。
幸せだった。
終わってもずっとふわふわしているような感じでライブを思い返したり、これから先のことを考えたりした。
あんな一日は初めてだった。
このツアーがあってよかった。
LUNKHEADをやっててよかったと、ここまで思ったことはない。
みんな、本当に、本当にありがとう。

そして、発表になった9/4リリース「ALL TIME SUPER BEST」、そして10/12からの20本に及ぶツアー、これは俺らの集大成。
ベストの選曲は悩みに悩んだし、ツアーの本数や会場も悩みに悩んだ。
まじで頭が爆発しそうだった(笑)。
何年か前からこのベストとツアーのことは考えていて、去年の今頃、仮のスケジュールを組んだ。
でもファイナルがうまいことはまらなくて。
ずっと仮のままで。
それでツアーが始まって、今回のリキッドルームの流れがあって。
ようやくこれで行こう!って決めれて、ファイナルも決まって。
ファイナル3/12O-EAST決まったのリキッドルーム直前の7/15だからね(笑)。
ほんとにギリギリまで調整してて。
このツアーは、全国のファンのみんなへの恩返しのツアーだと思ってる。
協力してくれたみんなに、応援してくれたみんなに感謝とともにお返しをするツアー。
20本は今の我々にとってはとてつもなく険しい山であり、大きく分厚い壁。
それでも回りたかった。
「LUNKHEAD覚悟のツアー」だと思ってる。
メンバーと集まるたびにこのベストとツアーの話をする。
こうしたらああしたら、知恵をしぼる。
でもこの感じ、いいよな〜って思う。
みんなで最高のツアーにしたいって一つになってるのめちゃめちゃいいもん。
全国のみなさん、よろしくお願いします!
溢れまくる愛で全国回るんで!

〈2019年〉
10/12(土)TSUTAYA O-Crest
10/19(土)松本ALECX
10/22(火祝)仙台enn 2nd
11/3(日)新潟リバースト
11/23(土)札幌COLONY
11/30(土)西川口Hearts
12/1(日)福島アウトライン
12/7(土)神戸VARIT.
12/8(日)京都MOJO
12/21(土)横浜NEW SIDE BEACH!!
12/22(日)高崎FLEEZ

〈2020年〉
1/12(日)千葉LOOK
1/18(土)静岡サナッシュ
1/25(土)水戸ライトハウス
2/8(土)福岡DRUM SON
2/9(日)新居浜ジャンドール
2/11(火祝)岡山CRAZYMAMA 2nd Room
2/15(土)梅田TRAD
2/16(日)名古屋ELL
3/12(木)TSUTAYA O-EST

7/28の23:00までFC先行とリキッドルーム会場先行をやってます。
最高のLUNKHEADを見せるよ!
本当に、本当によろしくお願いします!
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