月別アーカイブ / 2019年02月

2003年の冬だった。
俺は、安易に大丈夫だとかがんばれとか歌う曲が好きではなかった
なんもしらんやつに大丈夫と言われても
おまえになにがわかるんだ
と、思っていた。
なのに世の中には大丈夫大丈夫が溢れかえっていた。
俺はなんだか虚しかった。
結局、世の中安易なやつらばっかりだ。
大丈夫と歌っておけば満足なんやろ。
半ばやさぐれた気持ちで作った。
歌詞も曲もすぐできた。

誰かが迷わずに歩いた100キロよりも
君が迷いながら歩き出すその一歩は

という歌詞

早稲田大学には100キロハイクという伝統行事がある。
(詳しくはググッていただきたい)
簡単に言うとそのまんま
埼玉のてっぺん早稲田の付属校の本庄高校から
早稲田の大隈講堂まで歩くっていうイベントで(厳密には105キロちょっとある)
1度だけ参加したけど
生きてきた中でいちばん辛かった。
100ハイは必ず雨が降るというジンクスを信じず、雨具など一切持って行かなかったらしっかり雨が降り、ジーパンはビショビショ
夜中は気温が下がり
冷えと疲労のせいで関節という関節が割れるように痛み
足の裏のマメが潰れたほうが痛みが分散されて楽に感じたほどだった。

普段、駅から大学までは歩いて15分くらいだけど
100ハイからしばらくは痛みでゆっくりとしか歩けなくて1時間近くかかった。

っていう100ハイの思い出を思い出しながら書いた。

とにかく投げやりに作っていたので
スタジオでみんなでアレンジする時も
イントロ…いらんのんじゃない?
リイントロも…いらんのじゃない?
ギターソロ…サビと同じコードでいいんじゃない?
みたいに実に雑に出来上がっていった。
初めてライブでやったのは
2003年の3月
今はなき渋谷屋根裏だった。
リハからライブが始まるまでヒマだったので
悟と喫茶店に行って時間を潰していた。
カフェドクリエだったっけ…
コーヒーを飲みながら
新曲のタイトルどうしよう?
三月でいいんじゃない?今3月だし
みたいな感じで
タイトルまで適当に決まってしまった。

そんな三月は、ものすごくウケが良かった。
世の中へのアンチテーゼのつもりで
投げやりに作った曲がウケると
それはそれで腹立たしく
やはりそんなものかとがっかりもした。

誰しもがいい曲だと言ってくれ
お客さんは泣くし
ビクターの人達も超気に入って
シングルでもないのにMVまで作ることになったし
山下忠は未だに会えば三月三月とバカの一つ覚えのように言っている。

最初に書いたように
知りもしない人に向かって安易に大丈夫と歌うのは嫌だった。
しんどかった。
でも歌うと喜ばれるので歌い続けた。
でもいつからか、だんだんわかってきた。
言葉はただ言葉じゃない。
キライ
といっても言い方や表情で意味が変わる。
その言葉をどう使うかだ。
三月を聴いて泣いたり喜んだりしてくれる人は
俺が歌う「大丈夫」だから泣いたり喜んだりしてくれるんだ。
これはうぬぼれじゃなくて責任だと思う。
自分が大丈夫と歌うことの責任。
そこから曲を歌う心構えが変わった。
大事に歌うようになったし
心の底から大丈夫だと思って歌うようになった。
みんなに教えてもらった。
みんなが曲を育ててくれた。
ずっと歌い続けてる
大事な曲です。

2002年かなあ
売れそうな曲作ろうぜ!!
って話になって
狙ってポップな曲を作った、と思う。

コード進行で、スリーコードと呼ばれるものがある。
例えばCのメジャースケールだと
C、F、Gがそれで
簡単に言うとこの3つのコードで曲ができちゃうっていう基本的なコードがスリーコード
FとCだけでめちゃくちゃ感動する曲も、才能がある人はできるけども。
で、基本的には曲の頭や終わりははCかFが多い。
着地した感じがあるのは
CはもちろんCだしF(ファラド)にもC(ド)が入ってるから、なんではないか…と思う…
(独学なので理論はわからない…)
逆にGは、開けていって次の展開を予感させる響きなので
AメロBメロサビ、全展開の終わりのコードに使われる事が多い。
だからGは曲の展開の中で頭のコードに使われる事は少ない。
という、前提の上で
当時、ACIDMANが赤橙、アレグロ、造花が笑うの三部作で華々しくデビューして
その中のアレグロのサビのコード進行が
まさにそのG始まりで(キーは違う)
G→Am→Dm→Em→F
っていう
これを繰り返して弾くと
どんどん開け続けていく感覚が凄い。
こんな響きがあったのか!
と、目からウロコだった。
サイモン&ガーファンクルのサウンドオブサイレンスとかもG始まり(キーは違う)で聴いてたけど
自分がギターを弾くようになって
曲を作るようになって
意識して音楽を聴くようになってからは
ACIDMANのアレグロが出会いだった。

という前提からの前提で
灰空はキーがAなので
スリーコードでいうとCに対するGは
AだとEということになる。
なんのこっちゃ?
と思うかもしれないけど
パソコンて便利だなーと思ってる人に
それはこういうプログラムを組んでて…
って説明してるようなものだから
読み流してくれていいです。
(そこまで難しい話じゃないけど)

灰空はサビは普通にA始まりだけど
サビ後半とイントロとBメロとアウトロと2サビ後のDメロが
E→F#m→Bm→C#m→D
っていう、コード進行で
この開け続けていく響きがこの曲のミソで
随所に出てくる。(ていうか、ほとんどじゃないか…)

灰空は地図に収録される時に白い声に続くシングル候補でもあったので
根岸さんにプロデュースしてもらったんだけど
サビが2段階に分かれてるとあんまりキャッチーじゃないと言われた。
でもいい曲と褒めてもらった。

2002年ごろは
どのバンドのホームページにも
BBSというものがあった。
若い子は知らないだろう。
各ホームページごとの小さなツイッターみたいなものだ。
そこに、長い詩みたいなものが投稿されてた。
自分は自分だったはずなのに
いつから青い空は青く見えなくなったんだろう
みたいな
それがとても心に響いて
歌詞にしたいな、と思ってたら
投稿したのが
なんとメンバーの彼女だった。
(誰の彼女か、は、ナイショだ!)
というわけで
了承を得て
そのBBSの投稿を元に歌詞を書いた。

中2感すごいけど
不思議と爽やかな曲なので
未だに年に数回くらいはライブでやってる、はず。
おそらく
桜井さんは嫌いじゃない、はず。

ちなみによく
はいぞら
と読まれるけど
はいそら
が正解です。
当時の先輩でもあり仲よかった友達のバンドマンがつけてくれました。

合田です!

2/17真冬のアコースティックワンマン、お越しくださったみなさま、ありがとうございました〜!
満員御礼ありがとうございます!
20周年第二弾のライブ、楽しんでいただけたのではないかと思います!
LUNKHEADは昔からちょこちょこアコースティックライブをやってきました。
普段のライブでは熱く激しくやってますが、アコースティックではまた違った見せ方ができるので個人的に好きなんです。
何年か前にアコースティックアルバムを出したのですが(オフィシャルストアやamazonで売ってますよ)、そのアルバムの収録曲をベースに、まずやらない曲(ショコラ)や、意外なアレンジ(スターマイン)など、やっててすごく楽しかったですね。
アコースティックライブって曲の良さがダイレクトに出ますよね。
やってて、見てて、聞いてて心地よいっていうか。
コーラスしてても気持ちいいし、ベース弾いてても気持ちいい。
実はアコースティックライブにおけるベースの立ち位置はとても重要だなと感じていて。
今回オールドの古いベースでやりましたが、アップライトベースでやろうかとも考えてました。
ただここ数年練習してないので断念しましたが(笑)。
エレクトリックベースって電気の力を使うので「音は出る」んです。
ただ、しっかりとした低音を出すには弦振動をしっかり考えてそういう弾き方しないと太い音が出ないんです。
これはエレクトリックギターでも同じです。
今回シンプルなベースを弾くにあたってそういうことを改めて考えました。
アンプ通さずにしっかりと木を振動させるってすごく大事で、そういう意味でエレクトリックベースってアコースティックな楽器なんだなと痛感しましたね。
機材に頼らず、自分の力で楽器を鳴らす。
当たり前だけど意識してないと忘れがちなことを今回意識できたのですごく有意義でした。
またどこかのタイミングでアコースティックワンマンツアーもやりたいですね。
40歳超えたらやろうかな(笑)。
そのときをお楽しみに!

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さて、昨日20周年企画第三弾と第四弾が発表されました。
第三弾は3/24の昼、下北沢GARAGEで4/17リリース「plusequal」全曲初披露フロアライブです!
フロアライブというのは普段お客さんがライブを見ているホールに機材を置いてライブするんですね。
何年か前からよく聞くようになって。
でもなかなか機会がなくやってこなかったんです。
せっかくの周年だし、やったことがないことをどんどんしていきたい、じゃあフロアライブっしょ!ということで、やります!
たぶん、たぶん、やばいと思います(笑)。
うちらのステージの熱量ってすごいんですね。
それを間近で体感できます。
今回スペシャルな椅子席も用意しました。
僕らを見下しながらゆっくり見えます(笑)。
フロアライブなので正直100人ちょいしか入れません。
2/24の23:59までFC先行やってるので使ってくれると嬉しいです。
よろしくね!

そして第四弾は毎年やってる小高芳太朗生誕祭!
4/13(土)にこれまた下北沢GARAGEです。
昼間は女子限定、夜は男子限定、どちらも毎年大盛り上がり。
今年こそはどちらも売り切りたい!
3/24同様、2/24の23:59までFC先行やってるので会員の方は是非使ってください!
女子↓
男子↓
いろんなライブが出揃ってきましたね。
どれも大事ですが、やはり4/17リリース12thAL「plusequal」とワンマンツアーでしょう。
ここではずみをつけて(各会場売りきって)、20周年後半戦に行きたいのです。
毎回言ってるからわかったわかったって感じですよね(笑)。
ごめんね。
でもまじでこのツアーにかけてます、我々。
やったるで。
だって最高のアルバムやし。
一番好きなアルバムやし。
やったるで。
今日からSNS先行も始まりました。
先行いっぱいあって分かりづらいかもしんないけど、通常の先行予約と同じです。
どうかこれも使ってほしい。
全国の皆様、よろしくお願いします!
じゃ、またね〜(*´∀`*)ノ

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