oIgQd86nXX.jpg
2016年7月からヒッチハイクで日本一周をスタートさせ、その旅の模様をLINE LIVEで配信し、瞬く間に注目の的となった“はるみん”こと酒井治美さん。そのオリジナリティ溢れる配信内容で続々と視聴者を増やしていき、ウィークリーランキングで1位に輝いた経験も持つ彼女が、無事日本一周を成し遂げたことを記念した打ち上げイベントを開催した。

161119_オフ会_一次会_168_original.jpg
当日、会場には配信当初から応援し続けた130人ものファンが集結し、“はるみん”のこれまでの道のりを思い返し感極まり号泣する者も続出。――つい数ヶ月前まではどこにでもいる社会人だった彼女が、ここまで人々の心を動かしたのはなぜなのか?



世界初のLINE LIVER“はるみん”が生まれた理由に迫る


――ヒッチハイク旅日本一周達成おめでとうございます! まずはヒッチハイクを始めたキッカケを教えてください。

酒井:もともと旅行が好きで本当は東南アジアに行こうかなと思っていたんですけど、でも日本にもまだ行ったことがないところがいっぱいで、まずは日本を周ってみようって思ったのがキッカケです。

aOjw735IIM.jpg
――電車や飛行機ではなく、あえてヒッチハイクを選んだ理由はなんですか?

酒井:バスとか電車の旅では絶対に出会えないような方と出会えると思ったからです。いろんな人と出会っていろんな人の考え方や価値観を聞いて、自分の考え方や価値観も広めていきたいなと思いました。 

 
――女性1人でのヒッチハイクはかなりの勇気が必要そうですが……。

酒井:そうですね、結構危ないと思うし勇気がいるものだけど、でも、いろんな人と触れあうことで自分自身をもっと深めていきたいと思ったのでこの選択をしました。



『家族や周りからは大反対。でも半ば強引に出発しました』

――ヒッチハイクの旅を始めると決めたときのご両親や周りの反応はいかがでしたか?

酒井:大反対されましたね(笑) 父も母も、息子だったら経験だし行ってこいって言ったけど女の子でそれは……って。あと地元の幼馴染たちも大反対で、もし私に何かあったら「なんであの時止めなかったんだって後悔する」って泣きながら言われて。でももし行かなかったら、将来結婚したり子どもを産んだときにあの時行っておけば良かったって、絶対後悔するから今行きたいって半ば強引に出発しました。

asWlAimBDo.jpg

『“後悔なく幸せな人生を送れた”って言いたい』


――そこまで酒井さんを突き動かしたものとは何だったのでしょうか?

酒井:東北の震災があったときに、悲しいニュースをたくさん見て、当たり前のことですけど、いつ何が起こるか分からないんだなっていうのをすごく痛感して。それで私も、明日自分に何かあったときに“今までやりたいことをやって生きてきたから後悔なく幸せな人生を送れた”って言えるように生きたいって思ったんです。



『若い子たちに“自分もやればできる”って思ってほしい』


――その旅の様子をLINE LIVEで配信しようと思ったキッカケを教えてください。

酒井:この旅を始める前は看護師をしていて、小中高生とか若い子と関わることが多かったんですが、「自分には夢がない」「どうせ何をやっても自分には無理」という相談を受けることが多くて……。私が周りから散々無謀って言われたこの旅で、もしゴールすることができたら、少しでも若い子たちに自分もやればできるんじゃないかって思ってもらいたいと思ったのがキッカケで、発信していこうと思いました。友人からLINE LIVEというものがあるんだよって聞いたときに、LINEって若い子が使うイメージがあったので、配信を始めました。

20161119_DSC6952.jpg
――急に思いついて旅立ったんですか?

酒井:前職の看護師を6月20日に辞めて、準備期間は3週間ぐらいでした。そこでパソコンを買って、iPhoneを買って……(笑)
 


『旅は暑さとの戦い。熱中症で倒れたことも……』

――旅を振り返って大変だったことを教えてください。

酒井:たくさんありましたね。旅をスタートしたのが7月10日だったんですが、暑さとの戦いでしたね。リュックを背負って20kmぐらい歩いたりする日もありましたし、ヒッチハイクって道に出ないと車から見えないから木陰にはいられないので、何時間も道に立っているので熱中症で倒れたことも3回ぐらいありました。

20161119_DSC6867.jpg
――すごく過酷ですね。

酒井:その時はLINE LIVEで配信を始める前だったので、何時間もヒッチハイクをしてると孤独になって落ち込むときもありました。でもやっぱり最終的に助けてくださる方がいて、ご飯をごちそうしてくれたり、家にまで泊めてくださる方も何人もいて、そういう方と出会えるから私はこの旅が続けられたなって思っています。バスとか電車だったら自分が関わろうとしなければ本当に一人旅で終わってたと思うんですが、ヒッチハイクだから普段話せない人といろんな話をして楽しく良い旅ができたなって思います。

KDVHlq8ByE.jpg
――何時間も……。1番長いときで何時間ぐらい待ちましたか?

酒井:サービスエリアで8時間ぐらいですね。そのときも熱中症になっちゃったんですけど、サービスエリアで働いている人達がすごく心配してくれて、飲み物を持ってきてくれたりしました。



『正直、何回も実家に帰りたいって思いました(笑)』

――すごいですね、途中でリタイアしたいと思うことはありませんでしたか?(笑)

酒井:LINE LIVEで配信を始める前は、正直、山梨(実家)に帰りたいなって思うことは何回かありました(笑) でも、荷物を背負っているとたくさんの方が「山登り?」とか「旅してるの?」って話しかけてくれるんです。私は人と話さないとどんどん孤独になっちゃうんですけど、それでまた優しさに触れてやっぱり良いなこの旅って思えて。でもまたヒッチハイクがうまくいかないと気分が落ちたりって、そういう繰り返しだった気がします。今では配信すればみんなが頑張れって応援してくれるけど……本当にもっと早くLINE LIVEに出会いたかったです(笑)

fkcBQeMnf2.jpg


『LINE LIVEに出会って“1人旅”という感覚がなくなった』

――配信を始めてから心境に変化はありましたか?

酒井:LINE LIVEに出会ってから“1人で旅をしている”という感覚がなくなりました。素敵な景色に出会ったときはみんなに見てほしくて配信したり、苦しいときはみんなに話を聞いてもらって励ましてもらったり。一人ではなくて、みんなと一緒に旅をしているっていう気持ちになって、孤独を感じることがなくなりましたね。

(撮影:朝岡英輔/写真提供:酒井治美)

酒井治美さんインタビューVol.2へ続く 
 
icon