不動産情報を集める三つの方法
よい不動産に出会うためには、やはり多くの不動産情報を集めなければなりません。今は、インターネットを利用することで、家にいながらにして物件情報を収集することも可能です。 しかしスーモやホームズなどの大手物件探しサイトにばかり頼っていてはダメです。特にいい情報は店頭や自社サイトにだけあって、ネット上ではオープンに掲載しない可能性があります。
不動産業者にとってよい物件とは、希少価値が高く、誰かがすぐに買ってくれる物件で、しかも安価な物件です。こうした物件情報があれば、できれば自分自身でお客さんを付けたい、 自分だけで極秘に売りたい、という思いをもつものです。
また不動産の場合、実際に現地に物件を見に行くことで、さまざまなことがわかってきますし、それ自体が知識の蓄積にもなります。
最初はあらゆる手段で情報を集め、かつ最低10件から15件の物件を実際に見て回り、「不動産を見る目」を養うようにしましょう。そのためにはCランクやDランクの物件も見る必要があります。
ランクの低い物件も見て回り、ムダ足をどんどん踏むことで、いい物件と悪い物件を選別し ていくことができるようになります。確実に目を養うことにつながりますから、ムダ足も大いに踏みましょう。
では、具体的に情報収集の手順を説明していきましょう。
①昔ながらのやり方で住宅情報誌や友の会を利用する
新築物件や中古物件、土地において、多くの物件を比較検討する上で、情報量は命となります。なかでも物件情報量という意味で、紙媒体でのチェックは不可欠でした。 最も簡単なのは各種フリーペーパーの住宅情報誌を定期的に収集し、掲載物件の資料を葉書などで請求することです。
また大手のデベロッパーは「◯◯友の会」なる会員を募集しており、購入希望予定者向けに、
無料で案内資料を定期的に郵送してくれます。 情報収集の手始めとして、こうしたところからスタートしていくといいでしょう。 しかし、これは今や古典的な情報収集方法となってしまいました。
②インターネットを利用する
最近の不動産業者は、インターネットでの情報提供に積極的に取り組んでいるというよりも、「情報提供はインターネットのみ」と言っても過言ではないでしょう。 新築の分譲マンションにおいては、契約物件の内、当初ネットを通じてアクセスされたお客様が大半を占めている状況です。
情報収集媒体として、家やオフィスにいながらにして、多くの情報が得られるネットを利用しない手はありません。インターネットからは積極的に情報を集め、興味のある物件が出てきたら、詳しい資料を取り寄せてみてください。
③エリア内の不動産屋さんに尋ねて回る
これがなかなか大変なのですが、この過程がいちばん大切です。新築マンションを購入する 場合以外は、①と②を省いても、それ以外の戸建、土地を探す場合にはこれを省略するわけにはいきません。 希望するエリアの中の不動産屋さんは、最低5軒は回ってください。「こういった条件の物件はありませんか?」と電話や訪問で尋ねて回り、情報が常にもらえる業者さんを最低3軒は確保しましょう。このうち長期的にお付き合いができ、なおかつ優良情報をいただける業者さんは、おそらく1、2軒です。
そこから少なくとも20件程度の物件情報をもらい、最初は勉強のつもりでとにかく現地に足を運んで自分の目で物件を見てください。多くの物件を見ることが「目」を養うことになります。ぜひ多くの物件を見て比較してください。徐々にプロ顔負けになっていきます。
足や電話を使った不動産屋回りは、方法としては超アナログですが、これが優良情報を得るいちばんの近道です。裏技やウルトラCは残念ながら存在しないのです。
次回につづきます
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