◎対象エリアを広げてみよう
家を買うことを決め、最初にするのは、住む場所を決める作業です。もちろん、みなさんの中には「この辺りがいいな」「ここに住んでみたいな」と思うエリアがすでに存在していることでしょう。
すでに住みたい地域が決まっている場合、大概の人はピンポイントで物件を探そうとします。 たとえば◯◯沿線の◯◯駅付近に住みたいと思っているとしましょう。交通の便もよく、人気のエリアで、物件価格は高くなります。そのエリアにこだわって探そうとすると、なかなか予算と合う物件が見つからないこともあります。そんな時、隣の駅まで対象エリアを広げると、似た環境で、もう少し価格的に安い物件に住むことができます (築年数や駅距離を犠牲にして、あくまでもその駅で探すという方法もありますが)。
他のエリアにも目を向けるために、たとえば希望の駅と会社までの通勤時間と同程度の時間で通える地域から探してみるのも手です。地図を広げて、会社のある場所を基点にコンパスでその駅までの距離をとり、ぐるりと地図上に円を描いてみましょう。円上にある地域は、希望の駅から会社までの通勤時間と変わらない時間で通える地域です。
その中に、「ここならいいかな」と思える地域があったら、実際に足を運んで、街の雰囲気 やそこで暮らしている人たちを目で確かめてみます。「◯◯駅周辺がよかったけれど、隣接エリアの△△駅に行ってみると緑は多いし、結構いいじゃないか」と思ったりするかもしれません。
実家が近くにあるとか、仕事上どうしても離れられないなど、何らかの理由で住む地域が限定されるわけではない限り、ブランドやイメージだけでエリアを決めてしまわず、自由に考えていきましょう。
◎体験談からは本音の情報がとれる
希望する地域のことが知りたいという時、大いに参考になるのが住んでいる人たちの体験談です。エリアを決めるにしても、住みたいエリアに実際に住んでいる人の話を聞くことは大事です。
知り合いがいるなら直接住み心地を聞いてみるのもいいですし、インターネットにも、その地域に家を買って住んでいる人たちの体験談がアップされている可能性があります。そうしたネット情報も参考にされるといいのではないでしょうか。
体験者たちからは、売らんかなのための情報ではなく、本音の話が出てきます。
たとえば軽井沢に住みたくて居住者の話を聞いてみたら、「冬の厳しさは尋常じゃないよ」 など、本からは得られない情報が聞けたりします。
じつは私も、いずれは白浜の海の近くの家に住むのが夢なのですが、実際に住んでいる人からは「あまり海の近くに住まないほうがいいよ。塩害がすごいから」と言われます。 海風の塩害で、洗濯物はパリッと乾かないし、ベランダも自転車も金属部分はどんどん錆びていってしまう。白浜に移り住んできた人たちの大半が、最初は海の近くに住んでいたけれど、どんどん奥のほうに引っ込んでしまうということも聞きました。
こうしたナマの情報を知っているのといないのとでは、住み始めたあとの生活にも影響してくるでしょう。
家を買うことを決め、最初にするのは、住む場所を決める作業です。もちろん、みなさんの中には「この辺りがいいな」「ここに住んでみたいな」と思うエリアがすでに存在していることでしょう。
すでに住みたい地域が決まっている場合、大概の人はピンポイントで物件を探そうとします。 たとえば◯◯沿線の◯◯駅付近に住みたいと思っているとしましょう。交通の便もよく、人気のエリアで、物件価格は高くなります。そのエリアにこだわって探そうとすると、なかなか予算と合う物件が見つからないこともあります。そんな時、隣の駅まで対象エリアを広げると、似た環境で、もう少し価格的に安い物件に住むことができます (築年数や駅距離を犠牲にして、あくまでもその駅で探すという方法もありますが)。
他のエリアにも目を向けるために、たとえば希望の駅と会社までの通勤時間と同程度の時間で通える地域から探してみるのも手です。地図を広げて、会社のある場所を基点にコンパスでその駅までの距離をとり、ぐるりと地図上に円を描いてみましょう。円上にある地域は、希望の駅から会社までの通勤時間と変わらない時間で通える地域です。
その中に、「ここならいいかな」と思える地域があったら、実際に足を運んで、街の雰囲気 やそこで暮らしている人たちを目で確かめてみます。「◯◯駅周辺がよかったけれど、隣接エリアの△△駅に行ってみると緑は多いし、結構いいじゃないか」と思ったりするかもしれません。
実家が近くにあるとか、仕事上どうしても離れられないなど、何らかの理由で住む地域が限定されるわけではない限り、ブランドやイメージだけでエリアを決めてしまわず、自由に考えていきましょう。
◎体験談からは本音の情報がとれる
希望する地域のことが知りたいという時、大いに参考になるのが住んでいる人たちの体験談です。エリアを決めるにしても、住みたいエリアに実際に住んでいる人の話を聞くことは大事です。
知り合いがいるなら直接住み心地を聞いてみるのもいいですし、インターネットにも、その地域に家を買って住んでいる人たちの体験談がアップされている可能性があります。そうしたネット情報も参考にされるといいのではないでしょうか。
体験者たちからは、売らんかなのための情報ではなく、本音の話が出てきます。
たとえば軽井沢に住みたくて居住者の話を聞いてみたら、「冬の厳しさは尋常じゃないよ」 など、本からは得られない情報が聞けたりします。
じつは私も、いずれは白浜の海の近くの家に住むのが夢なのですが、実際に住んでいる人からは「あまり海の近くに住まないほうがいいよ。塩害がすごいから」と言われます。 海風の塩害で、洗濯物はパリッと乾かないし、ベランダも自転車も金属部分はどんどん錆びていってしまう。白浜に移り住んできた人たちの大半が、最初は海の近くに住んでいたけれど、どんどん奥のほうに引っ込んでしまうということも聞きました。
こうしたナマの情報を知っているのといないのとでは、住み始めたあとの生活にも影響してくるでしょう。
住んでいる人達に聞く以外でそのエリアを知る有効な方法は、ウィークリーマンション等で実際に一週間程度暮らしてみることを提案します。一週間でも実際に暮らすことで、環境や夜の治安(雰囲気)、買い物などの利便性、交通機関の混み具合が体感できるはずです。
◎とにかく足を使い、目で確かめよう
また、「ここでなければ!」と決め付けてしまわず、できるだけいろいろなエリアに足を運び、 目で見てみることも大切です。
多くの人が「いい」「住みたい」と考える地域以外にも、理想とするイメージや育った環境 と似たエリアが見つかることが少なくありません。考えてもみなかった場所に、意外に「これ!」 という環境があったりするものなのです。
ですからイメージや先入観をもたず、観光がてら探してみるといいと思います。イオンに行ったついでにその付近のエリアを見てみるなど、何かのついででかまいませんから、いろいろな地域をちょこちょこ見てみましょう。
ただしエリア探索に車移動は禁物です。自転車か徒歩でじっくり見て回るというのが地域を知るコツです。
私の場合、白浜は生まれ育った場所というわけではありませんので、「白浜がいいなあ」 と思いはじめた当初は、観光がてら地域をよく自転車で走り回りました。
そうやってウロウロしたことで、今ではあの辺りの様子はほとんどわかりますし、どの辺に住みたいかも決まっています。
今は地元の人たちが作っている街のガイドブックもたくさんあります。それを片手にブラブラ街歩きをするのもお勧めです。
そうやって住みたいエリアが固まってきたら、その地域の犯罪発生率や税金関係、子育て支援策や、保育園の空き状況などについても調べてみましょう。現在は自治体のホームページである程度調べることができますし、犯罪発生率は警察庁のホームページでわかります。役所に電話で問い合わせてもいいでしょう。
次回「不動産情報の集め方」につづきます
私が代表を務めております、株式会社ライトハウスのホームページはこちらです https://light-house-osaka.com