「焦って買う必要はない」と強調するのには、かつてのように「家を持つほうが得であるとは必ずしも言えない」というもうひとつの理由があるからなのです。
昭和40年代から50年代に家を買った人の家自体は老朽化して価値はないかもしれませんが、土地の値段でみれば買った当時の数倍になっているケースがほとんどです。ですから私たちの親世代で現在80歳位の高度経済成長期に家を購入した方々は「買っておいてよかった」という思いを持たれている方が大半です。
ところが平成元年前後のバブル期に購入した方の家の現在の価格は当時の4分の1程度にしかならないケースが多いのです。つまり、含み損を抱えたまま未だにローンを返している状態です。さらにリストラなどで給料が下がったり、失業した方の中には毎月の住宅ローンが返済できないために自己破産された方もたくさんいらっしゃいます。
5年前までは日本が抱える就労人口の減少、少子高齢化や経済低迷による所得の減少で全体的に見れば不動産は買いやすい価格に下がってきておりましたが、ここ2年は下げ止まりの状況が続き、駅近物件や人気のある一部地域については上昇傾向にあります。
いま現在は、私たちの親世代のように不動産を買っておいたほうが後々間違いなく得であるということはもう言えなくなり、上昇傾向にあるほんの一部のエリアを除き、将来の値上がりを期待して家を買うという投資的な考えは持たないほうが良いのです。
昭和40年代から50年代に家を買った人の家自体は老朽化して価値はないかもしれませんが、土地の値段でみれば買った当時の数倍になっているケースがほとんどです。ですから私たちの親世代で現在80歳位の高度経済成長期に家を購入した方々は「買っておいてよかった」という思いを持たれている方が大半です。
ところが平成元年前後のバブル期に購入した方の家の現在の価格は当時の4分の1程度にしかならないケースが多いのです。つまり、含み損を抱えたまま未だにローンを返している状態です。さらにリストラなどで給料が下がったり、失業した方の中には毎月の住宅ローンが返済できないために自己破産された方もたくさんいらっしゃいます。
5年前までは日本が抱える就労人口の減少、少子高齢化や経済低迷による所得の減少で全体的に見れば不動産は買いやすい価格に下がってきておりましたが、ここ2年は下げ止まりの状況が続き、駅近物件や人気のある一部地域については上昇傾向にあります。
いま現在は、私たちの親世代のように不動産を買っておいたほうが後々間違いなく得であるということはもう言えなくなり、上昇傾向にあるほんの一部のエリアを除き、将来の値上がりを期待して家を買うという投資的な考えは持たないほうが良いのです。