はあい!
 みずいろのゾウよ!
 第3回の講義は私が解説するわ。

 今、YouTubeやInstagramや、ニコニコやツイッターや…たっくさんのソーシャルメディアがあるわよね。
 でも、ソーシャルメディアを利用してるのは私たち一般人だけじゃないみたいね。
 
 例えば、2008年にオバマ大統領は選挙にTwitterを使って当選したみたいよ!
 この頃からソーシャルっていう「社会的な」「公的な」言葉が使われるようになるの。
 
 2011年1月には、Facebookの創始者を描いた「ソーシャルネットワーク」っていう映画が上映されたりもしたわ。

 ソーシャルメディアは政治の力をも大きく動かすことができるのね。
 
2011年1月「アラブの春」
 生活難が起こっていたエジプト。
 5人以上の集会で政府批判は禁止されていた市民が、チラシを使ってFacebookを見て!って皆にメッセージを広めたの。
 それを見た市民たちは、Facebookで友達同士が交流し、デモのイベントを起こすことを決めたわ。
 デモの様子はネットで生配信!
 録画したものはYouTubeでアップ。
 ツイッターでは友達以外の多くの人々に伝播したわ。
 それらの活動によってエジプトで行われていた独裁政権は崩壊したのよ。
 
 ソーシャルメディアの影響力って凄いわね〜!!

 あ、あの3.11の震災の時、ツイッターは物凄い投稿数だったんだけど、
サーバーはダウンしなくて、「絆」という仲間意識を再認識することができたわ。

 政治家も使ってるくらい影響力のあるソーシャルメディアだけど、それだけ個人情報が流出するのは怖いところよね…

 あなたはどのくらいネットに個人情報を公開してるかしら?
 世間では、本名よりも「顔が分かる画像」に抵抗があるみたい。

 最近じゃ指の指紋が写っているだけで本人の特定ができるらしいわ!
 ピースしてる写真、簡単に公開しないほうがいいわね。

 プライバシーの点では、Facebookはセキュリティーがしっかりしてるわ。
 Facebookで公開の個人情報は顔出し(写真と)実名のみ。実名だからこそできるネット上の電話帳サービスがあるの。

 それから、ダンバー数150人の法則っていうのがあるわ。
 コミュニティ形成は150人が適正!
 それ以上だと喧嘩になっちゃうみたい笑
 世界中の村の平均も、世界各地の狩猟民族も150人くらいなんですって。
 私もツイッターのフォロワー150人目指そうかしら…


 あなたは、ネットで商品を買ったりする?
 もしあなたが商品を売る側に立ったら、お客様に買ってもらうためにはどんな情報を伝えればいいと思うかしら。

 どんな商品か、商品をもつイメージを伝える?
 それはマスメディアの考え方ね。

 ソーシャルメディアでは「誰から」買うのかが大事なんですって。

 ネット上では売ってる人の顔も素性も分からないじゃない?
 そんな人から買うなんて、いかにも怪しいし怖いわよね!

 人は安心して物を買いたい…安心第一よ!

 だから、ネット上で信頼を得るためには、個人の顔、趣味や性格に共感してもらうことが必要なのね。

 ネットの買い物で良いところは…自分の判断基準でほしい物が買えるところね。
 悪く言えば、大企業がマスメディアを通して、テレビやチラシでやってる宣伝が影響されて買っちゃうじゃない笑

 だから、部外者の売り込みが通用しなくなる時代が徐々に迫っているのよ〜

 縁で繋がった古き良き時代、昨日買いに来てくれた客のお店へ今日は自分が買いに行く…

 検索で繋がるGoogle時代、「客は客」、「自分は自分」だけど、全員がHPを持ったらお互いに地元客を取り合うだけになるわ。

 そしてFacebookで繋がるFacebook時代!
 グローバルに拡がるけどインフラになった時点で遠い店との繋がりは薄くなって、やがて切れてしまう。

 Google→Facebookを経て、古き良き時代に戻るのね。

 人間関係も、今はリアルから始まった物理的に近い距離にいる人とのつながり、Facebookなどで交流できる精神的に近い距離にいる人とのつながりの「ローカル」。
 それから、ネットを通してSNSで知り合った新しい人とのつながりの「グローバル」。

 リアルとインターネットがもたらすグローカル(=グローバル+ローカル)の時代がきているのね!