全国ツアーを無事に終え、マイペースな制作の日々に戻った黒木渚です。

ライブに来てくれた皆さん、本当にありがとうございました。

3月に仙台をスタートして、東京、大阪、名古屋、ファイナル福岡まで、雪だるま式に色んなものを巻き込みながら大きく成長したツアーでした。

どの会場でも、沢山の人が待っていてくれて、とても嬉しかった。

鼓膜や、目や、肌で感じることの出来るものが一番信用できます。
私の作品を、みんながどんな風に愛してくれているのか、きっとライブをすることで確かめているのです。

数字になって返ってきた成果よりも、ずっと直線で私の中に入ってくるよ。

明るい曲なのに号泣しちゃってる人もいれば、サイン会で緊張し過ぎて無言になっちゃう人もいるし、産まれたてみたいな目をしている人もいる。

なんて不器用なんだ。君たちは。

きっと、普段の生活では、もっと不器用なんだろな。と思う。
黒木渚の音楽が好きってそういうことな気がするんだけど。(笑)

だから余計に好きだ、君たちのことが。

今ツアーと同じセットリストや衣装、照明、装飾でライブをすることは、もう二度とないけれど、出し惜しみせずにやる価値のある場所だと思いました。
不器用な人々が一生懸命見ていてくれたから。

そして、ツアー中に発表になったけど6月には新しい作品をリリースします。

「君が私をダメにする」新曲4曲が収録されたシングルです。
今作は収録曲すべてラブソングにしました。

「革命」とか「虎視眈々と淡々と」などを歌っているタフな女は、ある日ふと思いました。

「人間を無敵にするものって何だろう?」

いくつか思い当たったけれど、やはり「恋愛」というのは外せない。
恋に堕ちて行く時のあのギリギリな感じ、脳みそ覚醒して「今なら何だってできちゃう」というスーパー鉄人モード。

是非、歌にしたいと思いました。

結局、あまりにも「愛」というテーマが大きすぎて、一曲では描ききれないと思い、4曲も作ってしまったというわけです。
それに、黒木渚がラブソングだらけの作品を出すと言って、全部ハッピーエンドな訳ないよな、と自分でも思ってしまったので。

もちろん、平行して小説も書き続けています。今回もCDの中にQRコード入れておくので、「壁の鹿」の続編を是非読んで下さいね。

今年に入ってからガリガリ書いてきたけれど、私自身とても楽しんでいます。
煮詰まってしまい、明け方にエクトプラズムしてる日もありますが(笑)

何人称で物語を描いて行くかということに悩んだり、テーマを深追いしすぎて危うい所まで引っ張られそうになったり、色々ありましたが、
総じて、創作というものは楽しい。

一生作り続けてたいなあ。

◎余談(近況)◎

最近、初めてカートというものを経験しました。雑に説明すると、実写版マリオカートみたいなやつです。
サーキットに行き、ヘルメット装着してコースを走ります。

車の免許を持っていないので、「メカを操縦している!」という感覚は、なんかこう…アドレナリンが出た。

私は爆走しているつもりだったが、はたから見たら「初めての自動車学校」みたいになってたと思う。
タイムを縮めることよりも、道の真ん中を美しく走るということにこだわっていた気がする。

何度か走って、その日のうちに40秒ほどタイムは縮まりました。それでも他の人と比べたら全然速くない。自分の中の戦いで終った黒木渚。
慣れないハンドル操作のせいか、翌日はひどい筋肉痛にやられた脆弱ぶりでした。

面白かった。

※写真はツアーファイナル福岡公演(DRUM LOGOS)
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