月別アーカイブ / 2014年11月

やっとお知らせすることが出来ます。
1月21日にリリースされる新しいシングルのこと。

全て未発表の新曲4曲が収録されています。

前作のリリース後すぐに私は新しい作品の制作に取り掛かりました。
作っていくうちに、どんどんやりたい事が見えて来て、どうせ作るなら中途半端なのは嫌だなとやり込んでいるうちに半年も経ってしまいました。

新作を待っていてくれた皆さん、待ち長かった事でしょう。お待たせしました。

表題曲の『虎視眈々と淡々と』は公開されている動画で少し聴く事が出来ます。



カップリングの『ピカソ』『ようこそ世界へ』『大本命』も、アレンジ含めとても気に入っていて早くみんなに聴いて欲しいな。

そして今回も沢山のミュージシャンの方々がレコーディングに参加して下さいました。心から感謝しています。

レコーディング時の思い出などもこれからブログに書いて行こうと思います。

それから、このリリースに合わせて小説を書きました。

『壁の鹿』というタイトルです。

ファンのみんなからもリクエストがあったし、私もずっと書いてみたいと思っていたので。

きちんと形にするのは私も初めての事なので、色々と勉強しながら書き進めました。

壁に掛かっている鹿の剥製がある日、突然喋り始めるというお話しです。

これ書いてるうちに、『壁の鹿』が実際にみんなの部屋に居たらいいのにな…などと考え出し…

ついに、壁の鹿を具現化させてしまった!

鹿を形にする作業は、POWER PLACEデザインチームの皆さんが協力して下さいました。

何ヶ月も、打ち合わせの度に『鹿が~』『角の気品が~』『目を光らせてみたらどうだ~』とか大人達で真剣に話し合っていたことを思うと、この鹿が愛しくてたまらん。

限定盤のCDには、この鹿が付いて来ます。
CD聴きながら、小説読みながら、目の前の鹿で妄想しながら、黒木渚の世界にどっぷり飲み込まれてね。

音楽と文学とデザイン。

3つの柱でもって、ここ半年の黒木渚は生きてきた訳です。

考えたこと全て形にしたら、スッキリしたよ。

あとはみんなが楽しんでくれればそれで良い。

私はまた次に向けて先回りしておこう。

2015年は、貴方に息をさせないからね。

昨日は恵比寿にてライブでした。

「YEBISU MUSIC WEEKEND 2014-2015」というイベントに参加させて頂いたのです。

昨日はフルバンドでした。楽しかった。

ベース 佐藤研二さん
ドラム マシータさん
ギター 生本直毅さん

の編成。
ギターのいくちゃんは初めての参戦です!

いつも弾いてくれているまこっちゃんとは、お友達でありライバル。
お互いのプレイを評価し合っているし、切磋琢磨する良い関係なのが見てて分かります。

いくちゃんのプレイはとても華がある。そして音の隙間までキチッと調教されている感じ。(調教というワードしか思い付かず)
まこっちゃんはまた全然違うタイプで、とても人間臭いギタープレイをする人だと私は思っている。
みぞおちにアンプが内蔵されているような、深い場所から出る雄叫びみたいな。

いくちゃんもまこっちゃんも、自分の個性を持って上手く黒木渚の曲を彩ってくれます。
曲を作った私が一番喜んでいると思う。

出番前に、佐藤さん&マシータさんと栄養剤の話に。
お二人とも、黒木渚の現場に来始めてから栄養ドリンクを覚えてしまったらしく、申し訳ないことをした(笑)

カフェインの取り過ぎは良くないよね~と話しながら、マシータさんが買って来て下さった差し入れの栄養ドリンクを飲む三人。

本当に効いて欲しい時に効かなくなったら嫌だから、今後は控えよう!と決意した私達なのでした。


ライブでMCしてる時、会場から女の子の声がした。

「渚ちゃん!本当にありがとう!」

って。



愛してるぞコノヤロー!!

心の一番深い所からあなた達みんなを思っています。
もう知ってると思うけど。

こうやって少しずつライブを積み重ねて、いつかみんなで武道館に行こう。
言い続けないと叶わないからね。

実現するまで何回も言うぞ。「分かった!分かったから!」って言われても言うぞ(笑)

渚イラスト

私の部屋には鹿の頭蓋骨があります。

今日は、黒木渚がこの頭蓋骨を手に入れるまでのお話をしましょう。

ひょんなキッカケで鹿の剥製に興味を持った黒木渚は、ある日スタッフの実家に本物があるという話を聞いて見せてもらいに行く約束をしました。

鹿の剥製というのは、クビから上だけが壁からぬっと突き出している例の壁掛けのことです。見たことあるよね?

しっかりと見た事が無かったので、日光にあるスタッフの実家まで押し掛けて(ついでに観光もしたいなと思って)行きました。

日光ってなんだか不思議な立地なんですね、山道をぐんぐん上って行くと突然スパンと視界が開けて街が現れた。
当日は、深い霧が立ち込めていた事もあり、山道はB級ホラーな風景でした。

実際に見せて頂いた鹿は、とてもハンサムな顔立ち。
ウフフ、と微笑みかけて来そうな陽気な表情でした。

すると、この剥製を実際に作った職人さんが宇都宮に居るという情報が。

渚「よし、行きましょう!!」

日光の白鳥ボートに乗るのを速攻で諦めた黒木渚。
職人さんにアポを取ると、快く作業場を見せて頂けると返事を頂き、すぐさま宇都宮に向けて出発。

作業場の扉を開けると、ここでも鹿の剥製がお出迎え。
その他、山鳥やイタチや様々な動物が沢山。

興味津々で、作業の行程などを質問しまくる。

「お嬢さん、そんなに好きなら裏も見て行くかい?」

うおおお。何だか死亡フラグをうっすら感じるセリフ(笑)
B級ホラーだと、このまま裏に連れて行かれて私も剥製にされてしまうんだろうな、とか思いながらも好奇心を押さえられずに付いて行く。
裏には、狐やウミガメ、しまいにはコリー犬まで・・・。

職人さん「ペットはね、死んでしまった瞬間はそのままで残したいと思う人もいるんだよ。でもね、結局姿だけが残ってしまうのがつらくなるんだろうね、剥製が出来上がっても引き取りに来ない人が多くてね。だからこうしてここで保管しとくんだよねえ。」

剥製を作る目的は依頼者それぞれ。だけど身近な存在を失った悲しみは「形」だけでは埋められないこともある。むしろ形が残るほど、かえって悲しみが鮮明に残り続けるという場合もあるのですね。

職人さん「もっと見たいなら、コレクターの人を紹介してあげよう」

なんと、剥製収集の趣味が高じて、個人で博物館を作ってしまった方がいらっしゃるのだとか。

渚「よし、行きましょう!」

即決。

博物館は個人で建てたとは思えないほど大きく、しかも展示されている剥製の数にびっくり!
おびただしいと言う方が正しいかも知れない。特に野鳥の数は日本有数の展示数だそうで、スズメみたいな身近な鳥からコウノトリまで何百羽もありました。

ほ乳類もありました。ここでは鹿の完全版「雄・雌・子鹿」コンプリート。そして熊もツキノワグマからシロクマまで数体。
ニホンオオカミも居ましたが、オオカミってすんごい大きいんだね。

渚「どうしてこんなに剥製収集にハマっちゃったんですか?」
館長さん「いやー、殿様に憧れてねえ、鷹狩りとかやってみたかったんだけど、鷹は飼えないってことでね、剥製を買ってもらったんだよ。鷹の。生きてるみたいで美しくてねえ。それでハマっちゃったの。はははは!」

他にも昆虫の標本なんかも沢山展示してあり、夢中で見学しました。

帰り道、奇妙ながら何故か心惹かれる剥製達の世界観を引きずりつつ宇都宮の餃子を堪能。うまし。

膨大な数の剥製達に触れたこの一日、私の死生観にも色んな影響を及ぼすことになるであろう一日、別れ際にスタッフさんが

「はい。お土産。」

鹿の頭蓋骨くれました。立派な雄鹿です。

部屋に戻るととりあえず鹿に向かって「ただいまー」という日々を過ごす私なのでした。

鹿の剥製

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