みなさんお久しぶりです。

先日発表しましたが、新しい作品をリリースします。

9月20日発売「解放区への旅」

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1年5ヶ月ぶりの復帰作です。

休養中に書き溜めていた3曲と、
映画のために作った「灯台」という曲を合わせて4曲収録されています。

灯台は配信のみでリリースされていましたが、「盤で欲しい!」というファンの皆さんからのご要望と私自身の「盤にしたい!」という思いが一致して実現することができました。

音楽もデータが主流になりつつありますが、私はやっぱり盤が好き。
創作の記録として手元に置いておけるのは作り手としても嬉しいものです。


新曲の3曲は、休養期間の心境を歌っています。

穏やかな曲ばかりではありません。
心が折れそうな日のことも、悔しくて泣いた日のこともそのまま歌にしているからです。

一進一退の病状に振り回されて自暴自棄になっていた時期のことも、
こうして作品になって聴き返すと「ま、曲になったなら良しとするか」と笑えます。結果オーライ!


「解放区への旅」
これまでのどの曲よりも遠くへ行きたくて、惑星のスケールで歌いました。

人は悲しかったり疲れ過ぎたりすると、生きることに鈍感になって悪いループにはまってしまうことがあります。
そういう状況を一発で裏返しに出来る曲があれば…と思ったのがキッカケです。
自分自身を救うために作った曲とも言えます。

この曲を聴いた後に、人生の明度・彩度が少しでも上がってくれたら嬉しいです。

「火の鳥」
これは病気や運命に対して「許さんぞ、貴様…」という気持ちをぶつける宣戦布告の曲です。
めちゃくちゃ怒りながらかきました(笑)

ちょうど不調な時期だったのでデモテープも少しずつ録音して紡いで…という感じでした。
曲を作るときは、見えているものを一気に形にしてしまいたい派なので、こんなに焦らされながら曲を作ったのは初めてです。
でも、そのおかげでじっくりとひとつの曲に向き合えたと思います。
テーマを温めて、言葉とメロディを練って、丁寧に作ることができました。

全ての言葉が渾身の一撃です。

それからレコーディングにツアーメンバーの皆が参加してくれたのが一番嬉しかった。
一緒に全国を回ったメンバーでもあり、休養中にも私の苦悩に寄り添い励まし続けてくれた仲間なので、みんなで復帰作をレコーディングできたことが何より幸せです。

「ブルー」
晴天の日にビルの屋上でつくった曲です。気持ちよく晴れていて、青い空がとても綺麗な昼下がりなのに、その日の私は落ち込んでいて泣きそうでした。
気持ち良い晴れ空と、どんよりした私の心の対比がバラードになって落ち着いたなあという感じです。

ちなみに、ジャケ写の撮影の時にこのシングルを流しながら撮影していたのですが、スピーカーからブルーが流れた途端にメイクさんが号泣したことが忘れられません(笑)しかも4曲をループで流し続けていたので、その後メイクさんは4曲おきに泣いていました。

それから、曲の途中で口笛を入れようと思ったのですが、私の口笛があまりにもヘタクソだったため助っ人で歌手の矢野まきさん(サウンドプロデューサー松岡さんの奥様)が吹いてくれました。めちゃくちゃ口笛うまい!ありがとうございました!


更に今回は曲だけじゃなく、限定版のための小説も書きました。

タイトルは「やとわれ地蔵」

この話は4月に発売した単行本「本性」のスピンオフです。
本性を読んでなくても話は分かるようになっていますが、多分読んでからの方が地蔵への愛着が湧いて楽しめると思う。

この地蔵小説、ふざけ過ぎているという理由で一度は幻になりかけたんですよ。(幻と言う名のボツ)
でもファンの皆が好きそうな話だったので、もう一度書き直しました。←手直しとかいうレベルじゃなくて、ほぼ書き直した。

執筆が行き詰まり、諦めてハイボール飲んでた時に、ホニャララ様という魅力的なキャラが爆誕して、「たまには開き直って酒でも飲んでみるもんだな」と思いました。


小説付きの限定版以外にも、ミュージックビデオ(フル尺5曲分)クリップ集が付いた限定版もあるし、もちろん通常版もあるので、皆さんの興味に合わせて好きなものを受け取って下さい。

9月20日にリリースして、その4日後にはワンマンライブ「音楽の乱」。

曲を覚えてからライブに参加したい方にはタイトなスケジュールかも知れない。
あ、でもフラゲ日にゲットすれば5日間は聴き込めるのか…うん、大丈夫でしょう!笑

ワンマンも着々と準備を進めています。
いっぱいインプットしたものがあるので一気に解放させてね。

また皆さんに会える9月を楽しみにしています。
私達らしくカラッと笑って風吹かそうぜ!

【リリース概要】
黒木渚 New Single「解放区への旅」

-収録曲-
1. 解放区への旅
2. 灯台
3. 火の鳥
4. ブルー

【初回限定盤A】
CD+DVD(Music Video Clips vol.2)
¥2,300+税 / LASCD-0080
-DVD収録曲-
・虎視眈々と淡々と
・君が私をダメにする
・大予言
・ふざけんな世界、ふざけろよ
・カイワレ

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【初回限定盤B】
CD+冊子(小説「やとわれ地蔵」)
¥2,300+税 / LASCD-0081
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【通常盤】
CD
¥1,200+税 / LASCD-0082
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全国のCDショップ、各オンラインショップで予約受付中!


黒木渚 復活ワンマン・ライブ「音楽の乱」

9月24日(日)
渋谷O-EAST
開場16:00 / 開演17:00
料金¥4,800(1drink別)
THANK YOU SOLD OUT!!

10月7日(土)
福岡スカラエスパシオ
開場17:00 / 開演18:00
料金¥4,300(1drink別)
【ローソンチケット】Lコード:81654
【チケットぴあ】Pコード:333-334

【イープラス】http://eplus.jp/

<追加公演>
12月1日(金)
大阪 BIGCAT
開場18:30 / 開演19:30
¥4,300(1drink別)

12月15日(金)
名古屋 Diamond Hall
開場18:30 / 開演19:30
¥4,300(1drink別)

<チケット先行抽選受付>
http://eplus.jp/kn17t-hp2/
受付期間:8月28日(月)19時~9月5日(火)23時59分
※PC&携帯

皆さん、お久しぶりです。

本日発表しましたが、9月に音楽活動に復帰いたします!

嬉しい。

皆さんと再会できる日を本当に心待ちにしていました。

喉の療養に入った直後は、2、3ヶ月くらいですぐに復帰できるだろうと楽観していたので、
思うように回復しなかった時期は正直とても焦っていました。
 
そんな中、ファンの皆さんが「ゆっくりで大丈夫ですよ。ずっと待っていますから」というメッセージを送ってくれたことが本当に支えになりました。私よりみんなの方がどっしり構えていてくれたおかげで折れずに済んだ。

本当に心から感謝しています。ありがとう。

約1年間、歌えずにいたけど、音楽のことを考えない日はありませんでした。
 
声が出なくても出来る事はたくさんあったし、膨大なインプットや音楽的構想を練る時間もたっぷりありました。
それを持ってステージに帰ることが、私の1年間に前向きな意味を与えてくれるのだと思います。



ああー嬉しいな。本当に嬉しい。

みんなに聴かせたい音や見せたい景色がたくさんあります。

1年前の私は、とにかくタフであることにこだわっていたけど、この1年を経てまた新しい意味で強くなったかも知れません。
タックルしているだけじゃ破れない壁もある。楽しみながら攻略する知恵みたいなものを得た気がします。

だから、運命への反撃はカラリと笑って行こう。

9月、会場でみんなに会えるのを心から楽しみにしています。



【ライブ詳細】
黒木渚 ONEMAN LIVE「音楽の乱」

9月24日(日)渋谷O-EAST
16:00開場/17:00開演
¥4,800 (+1drink 


10月7日(土)福岡スカラエスパシオ
17:00開場/18:00開演
¥4,300 (+1drink 
 

黒木渚オフィシャルモバイル・ファンクラブにて6月4日(日)23:59までチケット最速先行抽選予約受付中!詳しくはスマートフォンから  kurokinagisa.jp  まで。
※オフィシャルHP 1次先行抽選受付は6/9(金)よりスタート。詳細は近日公開。




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皆さんこんにちは、渚です。

春っぽくなってきましたが花粉症、大丈夫ですか?

アレルギー持ちの私も外の風に当たるとほっぺが痒くて大変です。

人類は月へ行くことも出来るのに、どうして地上の花粉に対してこんなに無力なのか…。

 

さて、ブログに何を書こうかなと記憶を遡っているうちに、昔通っていた学習塾のことを思い出しました。小学4年生から2年間通っていた地元の塾です。

 

私は私立中学に進学を希望していたのですが、同じような子供達、いわゆるお受験組を集めた小さな塾に通っていました。

 

その名も「英才教育研究所」

 

なんかネーミング!!!

天才児を育てていますよ感が凄い。

研究所と書かれると、塾と言うよりも謎めいて聞こえますね。

極秘任務のため子供達に特殊な能力を開花させる訓練をしている場所みたいな。

 

優秀な生徒さんがたくさんいた事は確かです。

ただ、私に関して言えば円周率が8億桁言えるとか、小学生なのに高校数学を解いてしまうとか、地元で神童と呼ばれているとか、そんなエピソードは一切ありません。毎月「りぼん」を買うのを楽しみにしている普通の女児でした。

 

そんな大胆な塾を開いた先生もユニークな方ばかりだったのを思い出します。

塾長はあごひげを仙人のように伸ばしていて、時々それを三つ編みにして小さな髪飾りで結んでいる人でした。原宿にいてもおかしくない。

 

授業は主に入試の過去問をやっていたのですが、答え合わせの時間が超おもしろかった。パッションが溢れまくって、授業が1時間延長なんてこともしばしばでした。

解説の途中で、色んな分野の話に脱線したりするのですが、その話がまた面白い。

かなりぶっちゃけた内容の話もありましたが、私達には「常識的に考えて、おそらく子供には話さないであろうネタを我々に話してくれているな」という察しもあり、お母さんやお父さんには秘密にしている楽しい共犯関係でした。

 

それからその塾の恒例行事みたいなもの。

毎月行われる模試で満点を取った子の名前を、大きな模造紙に書いて塾の外壁に貼る、というもの。教科ごとに貼るので、優秀な生徒さんが全教科満点だったりすると、あっというまに壁一面が模造紙で埋まります。

小学生だったし、貼りだされた子は頑張った自分を誇らしく思えるでしょうし、自信やモチベーションもあがるはず。それに塾自体の宣伝という意味もあったのかなあ。

でも、あんな住宅街の真ん中に毛筆文字だらけの建物あったら怪しいだろ。私に子供がいたら「あの建物は何かがヤバそうだから近づいちゃいけません!」と言う。当時あの存在を受け入れていた近隣住民の懐の深さね。

 

それでも、私達はあの塾が大好きでした。違う小学校の友達もたくさん出来たし、突然「授業を止めて海に行こう!」と塾長が言い出して蟹を取りに行ったり、新聞紙を広げて制限時間内にどれだけ「の」の字を見つけて赤丸を付けられるか競ったり。

クラスの子とハイパーヨーヨーのループザループという技を教え合っていたら、ぐるんぐるん回転したヨーヨーが蛍光灯に当たって爆発したり。(その後の授業はガムテープで床ぺたぺたする時間になった)

 

授業がなくても毎日みんな自習に来ていて、一生懸命勉強していました。

そんな横で、私は地図帳から印刷した世界の国旗をひとつずつ切り取ってノートに貼るという何の意味があるのか分からない単純作業をしていました。

 

そして卒業して数年後、私の弟も英才教育研究所に通い始めました。

久しぶりに行ってみたくなって先生に会いに行くと、

 

「お〜渚!弟もしょっちゅう職員室のデスクチェアで回転しよるぞ。やっぱ兄弟やな」

と言われました。そういえば、私も隙をみては職員室で回転していました。あの楽しさに目覚めたのか弟よ。

 

先日、お正月くらいに地元に帰省しました。

その時ちょうど近くを通りかかることがあったので、今はどうなっているのだろうと塾の前を通ってみました。

 

建物だけは残っていたけれど、そこはもう塾ではなくなっていました。

張り紙だらけの変な建物で、変な先生達に囲まれてゲラゲラ笑いながら過ごした日々が懐かしい。

 

クラスメイト達はそれぞれに巣立って行きました。

お医者さんになりたいと言っていた子は夢を叶えられたかな、もしかしたら結婚してお母さんになっている子もいるかも知れないし、地元に戻って暮らしている子もいるでしょう。

みんなどんな大人になったんだろう。

神風怪盗ジャンヌを崇拝し、忍者戦隊カクレンジャーのテーマを熱唱していた私はこんな大人になりましたよ。

 

思い出すエピソードのすべてがヘンテコだし、きっと今の時代に同じことをするのは難しいとも思うけれど、あれは豊かな教育だったと今思います。

 

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