ご無沙汰してます、黒木渚です。

皆さん元気に過ごしておいでですか?

 

随分長い間ブログを書かなかったので、一体どの話から書くべきか悩みます。

 

しばらくライブ活動も控えていたせいか、体調が悪いのではないかと心配してくださるファンの方もいたので近況をご報告しようと思い筆をとりました。

 

この数ヶ月、私はひたすら作り続けていました。

 

主にやっていたのは、小説2本の執筆と新曲づくり。

そのほかにも、陶芸、洋裁、アクリル画、漫画、身体表現、などいろんな表現に向き合った期間でした。贅沢で素敵な創作の時間。

 

活動のスピードが重視される時代に改めてこのような時間を設けたのは、ひとつには喉の回復が思うよりマイペースだったこと、それからファンの皆への信頼とそれに応えたいエンターテイナーとしての意地があったからです。

 

本当はいつもライブがしたい。

けど、中途半端なライブをするくらいならやりたくない。

この葛藤をいったりきたりしながら過ごした数ヶ月。

 

くよくよしたってしょうがないので、調子の良い日に少しずつデモを録り貯めながら虎視眈々とその日を待っているのです。

 

咽頭ジストニアの後に機能性発声障害と診断されましたが、特効薬や治療法が確立していない病気なので、試行錯誤しながら自分で治していくものだと思っています。

 

最近は私以外の歌手の方もこの診断を受けたというニュースを多く見かけます。

ありがたいことに同業・同病の方から「こんな治療が有効だった」など情報を共有してもらったおかげで、ゆっくりゆっくり完治に向かっていると感じています。

 

ファンの皆さんもライブを楽しみにしているはずなのに、のんびりリハビリしている私を急かすことなく待ってくださって感謝しています。

私には自慢なことがあります。

それはファンの感性を信頼できているということです。

(あとファンの皆さんが異常に礼儀正しい人々だというのも自慢。笑)

 

他人の感性を信じるというのは容易なことではありませんが、私には確信があります。

「あ、コレ大丈夫なやつや」と。

 

自分の芸術的信念を曲げずにファンと向き合えるのは幸せなことです。

 

だから私はじっくりと創作に向き合って、自分が素敵だと思うものを追求しようと思います。そうすることで、最終的にファンの皆さんに面白いものが還元されたらいいな。

 

 

とは言っても、しばらく本当にのんびりさせてもらったのでそろそろ表の活動もしなければと思ってます。皆さんにも会いたいし。

 

手始めにモバイルファンクラブを活性化しようと思います。

11中旬のリニューアルを目指して色々と準備してきました。

 

新しいコンテンツが盛りだくさんです。更新頻度も高めにできるよう頑張って行きますので、ぜひ楽しんでくださいね。

 

それから、この期間に書いていた小説「呼吸する町」が光文社の文芸誌「小説宝石」(11月号)に掲載されています。

 

ヤクルトレディから着想を得たこの物語、第一話は大手乳酸菌飲料会社「ラクトル」の配達員である女性が主人公です。

小さな街を馳け巡る配達員ラクトママのコミカルかつ妄想まみれの群像劇、ぜひ読んでみてくださいね。

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皆さんこんばんは、渚です。

アウト×デラックスを見ていただいた皆さんありがとうございました。


まさか自分の趣味「ASMR」の件でテレビに出る日がくるとは。

マツコさんとはいつかお会いしたいと思っていましたが、音楽家としてでも小説家としてでもなく、

ただの咀嚼音が好きな女として出会ってしまった…。

そもそも私のASMR好きについては、これまでメディアでもそこまで積極的には話してこなかった内容です。

なぜなら、咀嚼音を聴きながら眠ったり、焚き火の音を聴きながら仕事をするということが私にとってあまりに当たり前だったというか、

洗顔や歯磨きくらいのライトなライフワークに分類されていたからです。


そんなわけで人知れず咀嚼音の世界にのめり込んでいた私ですが、今回の放送をもって同じ趣味の方にたくさん出会えるのではと期待しています。

ASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)動画には咀嚼音の他にも色んなジャンルがあります。

スライムをこねる音、ナイフで石鹸を削る音、マッサージしてもらう音、メイクポーチの中をガサガサする音、など。

私は他のジャンルについても一通り楽しんでいるのですが、やはり高音質マイクを通して聴く音というのは素晴らしい。

その物音を直接自分の耳で聞くのとはなにか違うのです。

(写真はASMR動画から目が離せなくなっている私。)

私は小学生の頃から、全校集会などで作文を発表する子がいるとき、マイクの前で原稿用紙を広げるパリパリという音が好きだったのですが、

ASMRはあの感覚に似たところがあります。

映画やアニメ、グルメ番組などの食事シーンで効果音が足されていたりするのを聴くのも好きです。

何気ない映像にも、そういうさりげない工夫でより美味しそうに見えるのが不思議ですよね。

そしてこれだけ咀嚼音を愛しているにも関わらず、実際にクチャラーの人と食事するのはかなり厳しいなと感じるのも不思議ですね。


咀嚼音については好き嫌いが分かれそうですが、心地よいASMR動画もたくさんありますので、何か引っかかった方は是非検索してみてくださいね。

ちなみに最近の私のお気に入りは、氷を食べる動画と、凍らせたチョコレートを食べる動画です。ぽりぽり音がたまらん。


それから、今回のオンエアで咀嚼音のことしか話してないですけど、私、本業は音楽家と小説家なので、趣味が合いそうな方は是非こちらもよろしくお願いします!というかどちらかというと、こっちをよろしくお願いします!笑

最新曲「砂の城」が配信中!!
https://itunes.apple.com/jp/artist/黒木渚/586856447 

長編小説「鉄塔おじさん」も本屋さんに並んでおります!!

そして今月の24日は、昭和女子大学の人見記念講堂にて「〜幻想童話〜砂の城」というワンマンライブを開催します。

一夜限りの幻のワンマンにしようと思っています。ヒントは「活字と果実」!

ちょっと変わった音楽ライブが見てみたいというかたは是非!特別な夜をご用意してお待ちしております。

そしてワンマンに来てくれる皆様に朗報。

当日、会場にて新曲の入った幻のCDを販売致します。

ただいま配信中の「砂の城」を「盤で欲しい」という声が多かったので、

「砂の城」に加えて「月曜日にうまれた子供は」という未発表の新曲を添えて盤にしました。

ジャケットは私デザイン&私手彫りのハンコを押していますよ。

押印などが全て手作業のため数量限定です。

「月曜日にうまれた子供は」という曲は砂の城と同時に生まれた曲です。

もちろん当日演奏しますので、好みの曲だったらぜひCDもゲットしてくださいねー。

【LIVE情報】

黒木渚 ワンマンライブ「~幻想童話~砂の城」

2018年2月24日(土)

昭和女子大学 人見記念講堂

開場/16:00 開演/17:00 料金/ ¥5,800- 全席指定

ローソンチケット Lコード:71668

チケットぴあ Pコード:347-996

e+ http://eplus.jp

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みなさんこんにちは。

放置プレイ甚だしいブログを久しぶりに更新しようと思います。

なぜなら!今日は!発売日だから!

新曲と新作小説を同時に放ちます。

どちらも、私自身にとって非常に印象深い作品となったので制作裏話など書いておきたいなと。

まずは新曲「砂の城」

2月24日に控えている人見記念講堂でのワンマンのために書き下ろした曲です。

ライブ演出の輪郭が見えてきたあたりで、この曲もヌッと姿をあらわしました。

一夜限りのライブだから特別な歌がうたいたいと思いました。

砂の城という名前をつけたこの曲が、一番輝くのは2月24日のステージの上です。

そのために産まれてきたんだから。

当日を迎えるまでは、それぞれのお腹の中で温めておいて下さい。

この曲はとても繊細で脆いのです。


曲の制作は相変わらずとても楽しいものでした。

生者と死者の真ん中で歌いたいと思っていた私が選んだ楽器はボコーダーでした。

鍵盤につないで弾きながら歌うと自分の声を和音にして出すことができます。

分裂した私の声は恐ろしいような切ないような不思議な音色で、生死混声合唱団となりました。

そして和音の構成音をひとつひとつ確認してふさわしいところに配置してゆく作業は、「作曲」というより「教会壁画の修復作業」みたいな感覚でした。

いつも曲作りは割とダイナミックにやる方なんですが、今回ばかりは雑音のない部屋に閉じこもってしこしこと内職のように作業しました。幸せだった。

曲の内容というか、私が何を歌いたかったかというのは聴けば分かってもらえると思うのではしょります。私はあなた達の感性をとても信用しているので。


小説「鉄塔おじさん」

3作目の小説です。今回も立派な単行本として刊行していただきありがたい。

「鉄塔おじさん」が今までの小説と違っているところは長編だということです。

2017年10月の半ばに書き始めたのですが、来る日も来る日も頭の中のおじさんを見つめ続け、おじさんと対話し、おじさんに翻弄され、おじさんを愛し、おじさんを泣かせ、おじさんに甘え、おじさんに学んだ日々でした。

この話を思い付いたのは2017年の4月で、全体的なプロットはその時完成していたのですが、音楽活動への復帰などがあったのですぐに執筆には取りかからずしばらく寝かせていたのです。

寝かせている間にも少しずつ取材は進めたりしていたので、実際に筆をとった時には濃厚なおじさん像が出現していました。

〜鉄塔おじさんのあらすじ〜

主人公である「神崎あたり」は町役場に勤める新人職員。毎日窓口にやってくるクレーマーや、お局様の陰湿な新人イビりに耐えながら、ストレスフルな日々にうんざりしていた。
変化を求めて先輩職員と寝てみたりもしたが、事態はますますややこしくなるばかり。
そんな中、あたりは町一番の奇人と噂される「松本」という男と出会う。
広大な自宅の庭に謎の鉄塔を作り続けている松本と、人生をこじらせている神崎あたり。
おじさんとのヘンテコな共同生活はあたりに答えをくれるのか。
〜彼女は飛び込む!おじさんの創るハッピーな世界へ!〜

執筆期間中は机に齧りついていて、1日に50歩もあるかない日が続いたので脚の筋肉がみるみる衰えて恐ろしく感じたのを覚えています。

長編作家に必要な資質のひとつは「一日に八時間机に向かう体力」という話を聞きましたが、確かにな、と納得。

軟弱な我が身を嘆いて、原稿を提出した途端にジムに行き自転車を漕ぎまくったのも良い思い出です。

「鉄塔おじさん」は人生の代謝をテーマにして書きました。なので、何かを捨てたい人や、新しいものを受け入れようとしている人には是非読んで頂きたいです。人生はすてるひろうの繰り返しだから。


とにかく今日、こうして音楽と文学2つの作品を同時に発表できることを嬉しく思います。

自分が何者であるかを記録するような、私自身にとっても大切な作品達です。

どうぞよろしくお願いします。

追伸:「鉄塔おじさん」を書くにあたって、おじさんという生き物にすっかり魅了されてしまった私ですが、そのせいか近頃、不思議なおじさんに遭遇する確立が高い気がします。
この一週間だけでも「ワンワンと犬の鳴き真似をしながら付いて来るおじさん」と「自転車を止めて道のまんなかで寝ているおじさん」に出会いました。おじさんと共に私もスパイシーな人生を謳歌していきたいと思います。

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