月別アーカイブ / 2015年12月
ネパール支援のご報告
先日、ネパール大震災の復興のために立ち上げた「ふんばろうネパール」のメンバーと収支報告と今後の支援について話し合いました。
自然の豊かなネパールで2015年4月25日にマグニチュード7.8の大きな地震が起き、国民の7割が被災するという大震災がありました。ネパールは世界でも最貧国でありますが、日本の東日本大震災の時に日本に毛布5000枚を送ってくれた心優しい国です。
震災後、予定していた秋季エベレストに向けたヒマラヤ訓練をキャンセルし、被害の大きいゴルカ群のラプラック村に食料生活用具と医療の支援に行きました。
現地支援を行いながら、西條剛央先生とスマートサプライというシステムを使って現地の人達からの支援のニーズを聞き、ミスマッチを起こさないで寄付ではなく、共同購入して届けるという仕組みを作りました。
ネパール事務局も立ち上げて、7カ所の村に雨風をしのぐためのトタン屋根や、毛布、米を支援することが出来ました。
支援して頂きました皆様に心から感謝申し上げます。
そして、先日、メンバー全員と話し合い、今は緊急支援物資よりも地震で倒壊してしまった学校などの教育に支援するべきと考えマカルー村に学校を1校建設を決めました。
ネパールは震災後、5000校の学校が崩壊または半壊しています。
トタン屋根の仮校舎があっても、子供達が安心して学べる場所が必要です。
ふんばろうネパールはこれからも長期的な支援をしていきます。
皆さん、ご支援本当にありがとうございました。
また、一つ嬉しいことがありました。先日の会議の時に僕が支援させて頂いていたティストゥン村の校長先生が、日本の教育の視察のために来日し、わざわざお礼のために来てくれました。
トタン屋根が大変役立ったと、とても感謝していました。
震災で失う物はあっても、けして一人ではない。世界の人がいるよと感じて欲しいです。
支援して頂きました皆様に心から感謝申し上げます。
支援と収支の詳しい報告はこちらです。
他でもネパール支援ができます。「gooddo(グッドゥ)」ぜひチェックしてみて下さい。
最後に
昨日、尊敬するアルパインクライマーの谷口けいさんが黒岳で遭難され、今朝、亡くなられました。
昨日の夜から本当にショックでした。
けいさんとはネパール支援のイベントも一緒に行い、本当にネパールとヒマラヤを愛した人でした。飲みの席でいつも天然な僕にツッコミを入れてくれる優しいお姉さんでした。
谷口けいさんのご冥福を心から心から祈ります。
けいさん、大好きなヒマラヤ登山をこれからもし続けてください。
夢は木の根
二週間で30校を周る北九州の中学校講演から帰ってきました。
そして、昨日は大阪の摂南大学、今朝は品川女子学院で講演してきました。
様々な子供達と先生にお会いして、1時間という短い時間の中で、子供達の夢という木をどう育てるのか、「あの人噛み噛みだよ…小さいな…」と言われながらも、山に登るように子供達と向き合ってきました。
僕の話はシンプルです。
夢は叶った叶わなかったよりも大切な物があります。また大きいも小さいも関係ありません。
夢は木の根であり、成長します。道中で失敗だと言われてもそこから枝のように変化してまた上に向かいます。
夢は常に変化するもの。
その木を育てる中でやってはいけないことがあります。
それは「否定する」ということです。
自分には出来ないんだと否定すると、その木は成長がそこで止まります。
友達の夢も同じです。否定したらそこで止まってしまう。だから、否定という壁を無くして、変化することを恐れず、困難や苦しみを楽しもう。
そして、夢は一人で叶えるのではなく、応援や人との繋がりの中で叶います。だから、言葉にして伝えていきましょう。
懇親会で講演を聞いた感想で、ある先生がこんな話をしてくれました。
「普段はかなりやんちゃで講演を聞いても感想文を書かない生徒が、栗城さんの話を聞いてA4版の感想用紙を半分書き、「今、僕には夢はないけど、夢ができたら先に先生に言う」と書いてあり担任の先生が泣いてました。」
明日も否定という壁を無くすための地上の山を登っていきます。
飛幡中学校・板櫃中学校・高稜高校・
本城中学校・高見中学校・湯川中学校・
東郷中学校・希望が丘高校・香月中学校・
南小倉中学校・洞北中学校・二島中学校・
枝光台中学校・引野中学校・黒埼中学校・
千代中学校・折尾愛真高校・木屋瀬中学校・
尾倉中学校・中央中学校・田原中学校・
東谷中学校・企救中学校・守恒中学校・
高須中学校・向洋中学校・若松高校
菊陵中学校・石峯中学校・広徳中学校
北九州の中学校28校、高校2校、13000人の生徒さん、先生の皆さんありがとうございました!またお会いしましょう!
写真は校長先生方々とのお疲れ様会です。北九州熱いです!