月別アーカイブ / 2015年11月

先日から本格的にトレーニングを開始しました。

久しぶりに低酸素室に入り標高6000mの低酸素状態で18キロの荷物を背負ったり、ランニングしたりしました。

やっぱり低酸素でのトレーニングは苦しいですね。酸素万歳です!

今回の秋季エベレストは8150mまででしたが、2度に渡るアタックと深い雪の中でのラッセル、少ない食料での長時間の行動、低酸素への順応、心拍と思考をできるだけ安定させ踏み出すリズム。

山頂には強風と深い雪のために行けませんでしたが、自分の中では次に繋がるものを得た「良い登山」だったと思っています。

でも、まだまだです。

秋季エベレストの難しいところは、偏西風によるジェットストリームと呼ばれる強風と深々と降る雪です。

通常、エベレスト登山は上がったり、下がったりしながら身体を低酸素に慣らしていきます。

しかし、秋季エベレストは登れるタイミングは春に比べると桁違いに短いです。

条件がいい時に一気に登らなけばいけません。

そのために日本にいる時から順応しやすい身体を作っていきます。

また、単独で登るということは全ての荷物を背負うためできるだけ食料も減らして荷物を軽くします。そのために日常から食事制限を行い、力のロスを無くすためにバランスを中心としたトレーニングを行いながら低燃費の身体を作っていきます。

指を9本無くしてからは腕の筋力が20%無くなっているために腕を鍛えながらも腕だけに頼らないバランス力を強化してきました。

それらの成果もあって、いつもは8000mからの新雪を一歩踏み出すのに6回の深呼吸が必要でした。しかし、今回は3回の深呼吸で一歩踏み出せるようになり、一日カップラーメン一個分でも一週間充分に動けるようになりました。

なによりも不安や恐怖、孤独感、それら全てを楽しもうとする心の力がありました。

それは跳ね返されても何度も向かい、大きなものを失いながらも一歩踏み出し続けてきたことで得たものかもしれません。

でも、まだまだです。

来年に向けて精進していきます!

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exiiiのロボット義手です!

凄いな~。

つかめなかった物が掴めるかも。


Posted by 栗城史多 "SHARE THE DREAM” on 2015年11月25日

「酸素があれば何でもできる」僕が好きな座右の銘です。

帰国後、ブログ更新がなかなかできなくて本当にごめんなさい。
帰国した2日後から講演行脚が始まり、様々な企業や一般の方向けの講演会をやってます。

両足の軽度の凍傷もだいぶ良くなり、中指と薬指の爪の変色も色がだいぶ良くなってきました。

日本に帰国してからほぼ休みがなく、多少疲れもありますが、毎日酸素に満ちあふれ、何を食べてもおいしく、生きているだけで本当に幸せだなと感じています。

極限の世界に行くと何かを得るのではなく、何かに気づかされることが多くあります。

それは、友人や知人、家族(北海道にいる父と電話しました)に会えること。普段当たり前だと思っていた生活が当たり前ではないこと。頭では分かっていても心から感じられることが大切です。

エベレストは、普段人間が気づかなければいけないことを気づかさせてくれる場所だと改めて感じています。

地上でも、多くの悩みや苦しみもあるかもしれませんが、生きている限り、そして酸素がある限り、何でもできます。

近く、北九州の中学校で2週間で30校を回る講演会を行います。
これから多くの子供たちに会えるのが楽しみです。

中学生のみんな話聞いてね。



<クラウドファンディングを応援していただいた皆さまへのお知らせ>
クラウドファンディングで「選べるエベレストの写真パネル」をご購入して応援していただいた皆様、写真選択のお申込み期限が間近です。(11/10締切)ご登録いただいたメールアドレスにご案内をお届けしておりますが、お申込みをされていない方がいらっしゃますので、今一度メールをご確認ください。



この度、応援して頂いたすべての皆さんに改めて感謝申し上げます。

ありがとうございました。

20151109

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