1013everest

この2日間、再びアタックを目指してキャンプ1に上がっていました。

しかし今日届いた天気予報を聞き、すでにジェットストリーム(偏西風)がヒマラヤに下りてきており、風速25m/s以上の風が吹き続く中での行動は不可能と考え、先ほどアドバンス・ベースキャンプ(ABC)に戻りました。

キャンプ1に向かう前日に、週間予報でジェットストリームの予報を知りました。

ジェットストリームは人間が行動できるような環境ではなく、標高8000m以上での行動は確実に死につながるため、その予報を知った時は、キッチンテントで泣き崩れていました。

モンスーンによる大量の降雪後、あまりに早いジェットストリームの訪れでしたが、少しでも風が弱くなる日を狙うためキャンプ1に移動して、再アタックに備えました。

ただ今日届いた予報では風が弱くなることがなく強風が続き、登山許可の期限ギリギリまで登山を試みましたが、ジェットストリームの期間がそれ以上に続くという予報のため、残念ながらここで秋季エベレストの登山を終えたいと思います。

今年は序盤からモンスーンによる雪が非常に多く、雪崩を避けながらの7000m以上での行動は厳しかったです。

キャンプ1以上で11日間を過ごし、少ない燃料や食料の中、雪崩を避けるため雪が安定するのを待ちましたが、最後はモンスーンが明けて早いタイミングでジェットストリームが訪れてしまいました。

応援してくださった皆さんには、本当に本当に申し訳なく、また支えてくださった皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。

雪が多い中、いくつかのルートを試し、ホーンバイン・クーロワールに向かって行くときは、腰近くある深い雪を落ち着いた呼吸で進み、無酸素で登る体と気持ちはありましたが、風速25m/s以上の風を越える事は厳しいです。

ただ、今はこの結果を真摯に受け止めて、今後に繋げていきます。

今は下りてきたばかりなので、また改めて詳しいことをご報告させてください。

本当は動画で皆さんに気持ちをお伝えしたいと思っていましたが、長くなってしまい動画サイズが大きくて衛星通信ではすぐにアップできないので、今日は文章と短いエベレストの映像になりました。

皆さん、本当に応援ありがとうございました。

今までガスも食料も削ってきたので、何か食べたいと思います。

皆さんからの応援、本当に、本当にありがとうございました。