皆さん、ナマステ。

昨日の長い長い下山の一日が終わり、今はベースキャンプにいます。

一日一食の食事と3日間7500m以上での滞在で、さすがに体重が減ったり皮膚が荒れたりと体が「不調」という正しい反応を示し、この高度が人間のいられない標高なのだと改めて感じています。

しかし僕の心と鼓動は静かに保ち続け、今まで以上にこの標高に向かう準備ができています。

数日休んでから、頂に向けて再び出発します。

最初のアタックでは、サウスコル(7900m)目前まで上がりましたが、深い雪が腰までまとわりつき下山を決めました。

秋は春に比べて、雪がとても多いです。

通常はローツェフェイスからサウスコルに上がりますが、今回は2011年と同じく左側のルートを大きく取っています。

なぜローツェフェイスからサウスコルに入らないかというと、それは2010年に挑戦した時に雪崩の危険性を感じたからです。

左のルートは雪が深いですが雪崩の危険性が低く、また下山の時には一気に標高を下げる事ができます。

ただし、腰にまとわりつく(全部ではないです)深い雪があります。

しかしこの深い雪を利用して、傾斜が急な所でも安定してテントを張ることができました。

次に再びC4に着いたら、翌日に空荷(荷物がない状態)で200mほどラッセル(雪をかき分けて進むこと)して道を作ってからC4に戻り、その日の夜に再び山頂に向けてアタックして行きます。

なぜサウスコルにテントを張らないかというと、一人でテントも持って深い雪をかき分けて無酸素で上がるのは、非常に厳しいからです。

また、また登頂後に7900mに戻っても標高が高くて、体への負担が大きいです。

7600mでテントを張って、その後、空荷の状態で道を作った方が効率が良く登れて、また下山した時に体の負担を減らせます。

今、脈拍やSpO2は落ち着いており、また神々の標高に向かえる準備ができると思います。

また日本での低酸素室や食事調整の効果もあって、過去に比べると高所でも体が辛くなかったです。

ただ一つ、問題があります。

それは、再び切れ痔になったことです。。。

今、落ち着いて休んでから、ゆっくりと上がって行こうと思っています。

皆さん、応援ありがとうございます。

写真は、昨晩ベースキャンプに下りて来た時の様子です。

月でとても明るくて、ヘッドランプがなくても進めるほどでした。

明日は、栗城カメラの映像をお届けできると思います。


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