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 沖縄中部にある浜比嘉島の南端にある、「シルミチュー霊場」に行ってきました。

 
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 夫婦神、アマミチューとシルミチューの居住後として伝わる霊場で、108段の石段を上ったところに、小さな洞窟があります。
 靴を脱ぎ、一家族づつ入って祈るのですが、まあ、そのおどろおどろしいこと。
 訪れるのは二度目ですが、真っ暗で狭い洞窟の中にはろうそくが灯り、ひとりではちょっと入りにくいかもしれませんね。
 子宝に恵まれるので有名らしいのですが、私にはその必要はなし。
 世の子宝に恵まれたい方たちのために祈り、また、沖縄の平和と、再び訪れることができますように、と祈ってきました。
 

 そして、霊場その2は、「斎場御嶽(せーふぁうたき)」です。

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 御嶽とは、「聖地」の総称で、この「斎場御嶽」は最も格式が高いとされています。
 世界遺産にも指定されているのでご存じの方も多いかもしれません

 琉球創世の神、アマミキヨが国始めにつくった七御嶽のひとつとも言われます。

 緑深い参道を通り、歩いて行くと、途中に、いくつもの拝所があり、琉球王国時代には国王の参詣や祭司をつかさどる神女の就任儀式など国家的な祭事が行われたとか。

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 そして、奥まった場所に、聖域のひとつ、「三庫理(さんぐーい)」があります。

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 三角形に切り取られた空間は、現在でも、「聖なる場所」として手厚く守られています。
 「すごいパワースポットなんだよ」と、観光客の方たちも興奮気味。

 この場所、もともとは男子禁制で、国王でさえも女性の衣装を身につけて参拝したとか。
 現代の男性諸氏は、心して参拝してくださいませ。
 
 ここも、過去に訪れていますが、何度きても、気持ちがよく、気持ちが改まる場所です。


    皆様、 誤解なきよう、追加です。

     基地問題については、さまざまな意見があり、憶測も飛び交っています。

     何が正しく、何が間違っていると、簡単に言うことはできません。

     私が書きたかったのは、タイトルにもあるように、「沖縄の過去の悲しみ」についてです。

      付け加えさせていただきます。


 ホテルで朝食を食べていた時、10時頃でしたか、上空を米軍機が飛んでいきました。
 その轟音のすさまじいこと。
 そして、米軍機は去らず、というか、複数機いたのでしょうか、あたりは30分以上もそのやかましい音に、話し声もかき消されました。

 那覇では、オスプレイが飛んでいくところも見ました。

 私たちは、日頃、地震や交通事故の心配をすることはあっても、戦争はどこか遠い思いでとらえています。
 でも、ここ沖縄では、戦争は常に隣にあるのだと感じさせられます。

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 嘉手納(かでな)基地を見に行ってみました。といっても、そばの道の駅からですが。
 軍用機が飛んでいました。
 近くの住宅にはアメリカ人家族が住み、軍人の姿もみかけました。

 こうしたことすべてが、沖縄の人たちにとっては不快なものなのでしょう。

 かつて、太平洋戦争の末期、日本はついに、本土決戦、つまり、国内での戦闘を決意しますが、そのために、まずはアメリカ兵を沖縄で迎え撃つことにします。
 本土を守るためのこの作戦は、「捨て石作戦」とも呼ばれ、多くの沖縄の人たちが犠牲になりました。
 その数、20万人。沖縄の4人にひとりが亡くなったとも言われます。4人にひとりです!

 戦争は本来、軍人と軍人が行うもの。
 でも、沖縄では、10代前半の子供たちまでが戦争にかり出されたと言われています。
 アメリカをして、「最も悲惨な、地獄のような戦場だった」と言わしめた戦争は、「沖縄戦争」と呼ばれます。

 このときから、沖縄の人たちには、本土や日本政府に捨てられたという思いが消えません。
 美しい海や自然は、この悲しい歴史を物語っているようでもあり、胸をしめつけます。

 今は本土とは言わないけれど、他都道府県の人たちは、このことを忘れてはならないと思います。
 でなければ、沖縄の人たちが、あれほどに基地問題に怒る気持ちを理解することはできません。
「今なお被害者である」という思いを。

 沖縄の人は基地があるから豊かなのだろうというのも間違いで、ほとんどその恩恵を受けてはいません。
 沖縄の道路を走ると、その古さに驚きます。お金がある県とは思えません。

 堅い話になってしまいましたが、今日は、沖縄の暗部について書いてみました。

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