誕生日はいつも旅へ出ます。
国内・海外どこへでも。
去年は北海道。札幌、石狩、富良野に美瑛。
その前が東京は皇居そばのパレスホテル。
コロナ前の前々回はロンドンからイタリアはミラノ、ベネチア、アッシジ、フィレンツェ、ローマの旅。
今回は、昨日から都内のホテルにおります。
旅好きの私には、都内でも旅先です。
特に今は締切りの真っ最中。
さすがに遠くへ行く勇気はありませんでした。

それにしてもと思います。
年を取るってオモロいです!

視野が広がるからでしょうか?
何もかもが新鮮なのです。
当たり前のことが、当たり前ではなく、すべてが「オモロい」のです。

「心臓は死ぬ日まで一瞬も休まないんだなあ……」と当たり前のことに感激したり。

しばらく前に、左目が痛くて痛くて、仕事もできない状況だったのですが、そういう時も、あまりの痛みに苦しみ、仕事ができないと焦る自分がいつつも、同時に、どこかで常に「オモロい……」と思っている自分がいるのです。
今、書いている小説の主人公が左目が見えない人で、肩入れしすぎたことが原因の一つだったようで、でもそれまた「オモロい」のです。

こうなると生きるのが怖くなくなります。
苦痛も苦労も失敗も面白い。
悩んでいる自分も、どこかで「オモロい」のです。
つまりは、人間として生まれて体験できるすべてがオモロいのです。

それは仏のようになったということではなく、「バカヤロー!」と叫んだり、「このやろー!」と怒ったり、人とモメることだってあるのですが、でも、それもまたオモロい。
つまり、トータル面白い。

どうすればそんな考え方ができるようになるのかと訊かれます。

「いまこの瞬間を楽しむ」
「腐らず、人のせいにせず」
「人任せにせず、自分で決める」
「自分のことより命がけで人を理解する」
などなど、いろいろありますが、それはまた今度。

今は大変な時代です。
でも、こんな時代に生まれたことに腐らず、むしろ関われることを面白がる。
その上で、自分は何ができるのだろうと考える。
今のこれが私の目標です。

ゴールデンウイークも後半に差し掛かりましたが、みなさん、いかがお過ごしですか?
私にとって、世の中がお休みの時はむしろ仕事がはかどります。
外からの刺激が少ないし、皆さんお休みなので、電話もメールも少ないからです。
ということで、今日も今日とて原稿書きですが、今日は私の仕事道具について。

36年間の脚本家人生、私はずっとパソコンで原稿を書いています。
ソフトは「ワード」ではなく「一太郎」。
バージョン1から使っています。

原稿は、頭に浮かんだら、それが消えないうちに打ち込みますので、もやはスピードが命でもあり、それゆえ、キーボード選びには命をかけます。
打つときの感覚、つまり、キーボードのキーの深さとか、堅さとか、打つときの音とか、いろいろですが、それがピッタリしたものを選ばないと仕事が進まないのです。
結果、1度気に入ると、ボロボロになるまで使い、キーボードがえぐれてしまったこともあります。
ですので、もはや、道具ではなく、かわいい「相棒」なのです。

ということで、このたび、古くなってきたキーボードを新しいものに買い換えるべく、先日行ってきました、新宿の家電量販店「ヨドバシカメラ」へ。

この世にある、人様が作ったものすべてが好きな私ですが、家電も大好きです。
あちこちの売り場に寄り道しながらようやく着いたキーボード売り場。
しかし、どうしたことでしょう。
なんだか暗い、売り場がジミ。
キーボードのどれを打ってもピント来ない。
そして、安っぽいし、実際とても安い。
いつの間にやらこんなことになったの?
店員さんに尋ねたところ、「ゲーム用ならもっとありますよ」とのこと。
「ゲーム? 私は文字を打つのだけど」と言いつつも、とりあえず、ずいぶん離れたゲームコーナへ。
すると、まあ、なんと華やかなキーボードの数々!
さっきの売り場との落差の激しさ!

でも、こんなんじゃないのよね、私が欲しいのは……。
言いつつ、好奇心に抗えず、叩いてみたら、まあ、なんと、使いやすい!

次々叩きまくって、結果、最高に気に入ったのが、「ゲーム最高峰」とありました、1万3千円弱。
思っていたより安い!!

それを購入。
デスクトップと、タブレットPC用にももうひとつ。
そうなのです。恥ずかしながら、私、タブレットにも、大げさなキーボードを使うのです。
ネイルを伸ばしていることもあり、薄いやつは使えない。
でも、カフェなどでは実に大げさで恥ずかしい!

とにかくも、こうして素晴らしい相棒を手に入れた私。
ゲーム業界の皆さん、本当にありがとうございます。

目下、抱えている原稿は3つ。
助けてくれい!


ご無沙汰が続いたお詫びに、今日は何か楽しいことを書きたいと思っていたのですが、北海道の観光船の事故を知ってから気持ちが落ちています。

さらに亡くなった方がいらしたことを知り、もう……。

今現在、安否不明の方たちが、せめてご無事でいてくださることを祈るばかりです。

今日は、締切りの原稿をひとつ書き終えました。

そんなこんなについて、また書かせてください。

ただただ、祈ります。

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