朝は7時に起きる。
満員電車に自分の身体を詰め込む。
20代の頃みたいに寝ればすっきりってわけじゃないなあなんて思いながらオフィスでパソコンの電源を入れる。

今日はライブだから8時間分の仕事を4時間で終わらせる。
なんて、簡単には行かないからその日に向けて1時間ずつ前倒し。4時間分の時間貯金を切り崩そう。

14時になったらここから有給使って午後半休。
ダッシュで楽器を取りに帰って向かうのはライブハウス。
着替えながら自分の中のスイッチを少しずつ切り替える。

リハーサルを終えるころには、スイッチはかっちりと入っている。
セットリストを確認したらステージへ。
30分で心を燃やす。

お客さんの楽しそうな顔に心を満たされる。
そうなれば疲労はどうってことはない。

ライブが始まれば、
ライブは終わる。

お客さん達は家路につき、お店は閉まる。
閉店後のライブハウスでお酒を飲み込んで、次の夜への想いを交わす。

家に着けば、とっくに深夜。
二時、三時を回り、朝は近く。

もし今が夏なら、外が少し明るくなり始める頃に眠りの中へ。
ライブの翌日は死んでも寝坊しない。
兼業を志した時からの鉄の掟。

それでも、音楽が好きなもんで。
辞めようとは思わないまま、10年目。

無理ができる日々が有難い。
無理を支えてくれる人たちが有難い。

朝は7時にまた起きる。
前日の分の仕事を取り返すために、エナジーチャージ。

日常を走り抜けて、また次の再会の夜へ。
_var_mobile_Media_DCIM_100APPLE_IMG_0057.JPG