月別アーカイブ / 2018年02月

2月が終わる。

2月はバンドを始めた月だから、振り返ったりしがちな月だ。

指を折りながら、あの対バンは何年前だな、とか思い出したりするし、あのイベントは何年前だな、あの子が見にきていたのは何年前だな、そんな事がふと頭をよぎりがちだ。

明日は春一番が吹くらしい。
3月1日に吹くなんて、わざとらしいやつだ。

今日と明日の境目が節目のようなそんな気がしてくる。

時間はどんどんすぎる。

あと一月半でワンマンライブ。
チケット、結構まだある。ぶっちゃけ。

頑張って、知ってもらおう。
まっすぐやってると知ってもらおう。
ライブに来て欲しい。ワンマンライブに来て欲しい。

俺たちが続けていく事が意味があると信じてる。
誰かに言われたわけではないけど、確信はある。

続けていくために一つ一つ、成功を重ねたい。
一歩一歩進みたい。

そのためにみんなの肩を少しかしておくれ。

いつまで経っても俺たちは弱い。歩みも遅い。
だけどそれが、暮らすって言葉を宿した我々らしいなとも思う。

暮らす日々は傷だらけ。
擦りむいた傷を軽く払って、笑いあって、それでいい。
暮らす日々は遠回り。
進んで止まって間違って引き返して右往左往。

それでも、俺の好きな人がみんな笑っていればいいな。

意外と俺、ずっとみんなのこと好きだなって最近思った。

最近気づいた俺の長所。

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朝は7時に起きる。
満員電車に自分の身体を詰め込む。
20代の頃みたいに寝ればすっきりってわけじゃないなあなんて思いながらオフィスでパソコンの電源を入れる。

今日はライブだから8時間分の仕事を4時間で終わらせる。
なんて、簡単には行かないからその日に向けて1時間ずつ前倒し。4時間分の時間貯金を切り崩そう。

14時になったらここから有給使って午後半休。
ダッシュで楽器を取りに帰って向かうのはライブハウス。
着替えながら自分の中のスイッチを少しずつ切り替える。

リハーサルを終えるころには、スイッチはかっちりと入っている。
セットリストを確認したらステージへ。
30分で心を燃やす。

お客さんの楽しそうな顔に心を満たされる。
そうなれば疲労はどうってことはない。

ライブが始まれば、
ライブは終わる。

お客さん達は家路につき、お店は閉まる。
閉店後のライブハウスでお酒を飲み込んで、次の夜への想いを交わす。

家に着けば、とっくに深夜。
二時、三時を回り、朝は近く。

もし今が夏なら、外が少し明るくなり始める頃に眠りの中へ。
ライブの翌日は死んでも寝坊しない。
兼業を志した時からの鉄の掟。

それでも、音楽が好きなもんで。
辞めようとは思わないまま、10年目。

無理ができる日々が有難い。
無理を支えてくれる人たちが有難い。

朝は7時にまた起きる。
前日の分の仕事を取り返すために、エナジーチャージ。

日常を走り抜けて、また次の再会の夜へ。
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鹿児島で生まれて育った18年間。
地元愛ってのはそれほど無かった。

嫌いなわけではない。
早く地元から出たいとか思ってたわけじゃないし。

高校を卒業して県外へ出た。
鹿児島の訛りが抜けたことには気付かなかった。

20歳になって東京に住むようになった。
年々里帰りの頻度は減った。
里帰りする間隔は2年、3年と広がっていった。

特別な理由なんてものは特にない。
飛行機代が高いとか時間がないとか。
いつも冠婚葬祭に理由を作ってもらって里帰りをした。

ふとした時、東京で鹿児島を自慢げに語る自分がいた。

これが美味い。
ここに行くと楽しい。
ここの景色がすごい。
これは東京じゃ体感できない。

何でだろう。
鹿児島のことを今更になって調べて、東京で飲みながらプレゼンしてる。

四半世紀なんかもうとっくに過ぎてから、やっと地元愛が生まれている。

何かきっかけがあったわけではない。

少しずつ流れる時間と少しずつ変わる価値観。
離れて見ると見えてくるものってほんとにあるみたい。

人や心は離れたら帰ってこないことがほとんどだけど、故郷は突き放したって故郷だ。

僕は地元に帰りたいとは思わない。

地元から地元を発信すること、守ることは素晴らしい。

けど、僕は東京で暮らして、故郷の話をしたい。
同じ街で暮らすみんなに、故郷の話をしたい。

遠くからじゃ届かない言葉も、東京にいるから届くこともあるよね。

先日、2泊3日で里帰りをした。
3年ぶりだった。
町の時間も、友達の時間も、たしかに進んでいた。
俺も変わっていたけど、変わらないものも見つけた。

実家のベランダから見える景色がなかなか良かった。
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同郷の人たちが集まる日がある。
天文館の何十倍もある新宿の、小さな小さなライブハウスで。
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