2月が終わる。
2月はバンドを始めた月だから、振り返ったりしがちな月だ。
指を折りながら、あの対バンは何年前だな、とか思い出したりするし、あのイベントは何年前だな、あの子が見にきていたのは何年前だな、そんな事がふと頭をよぎりがちだ。
明日は春一番が吹くらしい。
3月1日に吹くなんて、わざとらしいやつだ。
今日と明日の境目が節目のようなそんな気がしてくる。
時間はどんどんすぎる。
あと一月半でワンマンライブ。
チケット、結構まだある。ぶっちゃけ。
頑張って、知ってもらおう。
まっすぐやってると知ってもらおう。
ライブに来て欲しい。ワンマンライブに来て欲しい。
俺たちが続けていく事が意味があると信じてる。
誰かに言われたわけではないけど、確信はある。
続けていくために一つ一つ、成功を重ねたい。
一歩一歩進みたい。
そのためにみんなの肩を少しかしておくれ。
いつまで経っても俺たちは弱い。歩みも遅い。
だけどそれが、暮らすって言葉を宿した我々らしいなとも思う。
暮らす日々は傷だらけ。
擦りむいた傷を軽く払って、笑いあって、それでいい。
暮らす日々は遠回り。
進んで止まって間違って引き返して右往左往。
それでも、俺の好きな人がみんな笑っていればいいな。
意外と俺、ずっとみんなのこと好きだなって最近思った。
最近気づいた俺の長所。