スーツの仕立てに行きました。
先日、生まれて初めてオーダースーツを作りに行きました。
未知すぎて、いざ始まるまで謎だらけだった。
僕はてっきり、
身体のサイズを測って、
「じゃあ、このサイズでおねしゃす。」
「完成は◯◯日です。」
「りょ。」
みたいなもんかと思ってたんだけど、全然違った。
めっちゃくちゃ、決めることがたくさんあった。
生地、裏地
ボタンの数、距離、素材、色
袖の長さ、襟の形、ポケットの形
この10倍くらいまだ項目があって、
それぞれも更に細かく決めていった。
正直結構疲れたけど、
めちゃくちゃ楽しかった。
ポケットの形にしても、襟の形にしても、
こうするとフォーマルに見えるとか、
こうするとカジュアルに見えるとか、
たくさんのことを教えてもらった。
今までスーツを見て「なんとなく」感じてた感想の正体がすっごく理解できた。
ああ、だから、これはかっこいいって思ったんだ、とか。
ああ、だから、これは着たいって思ったんだ、とか。
ああ、だから、これは私服でも着れて、あれは着れなかったのか、とか。
こうなってくると楽しくてしょうがなくなる性分。
もっと知りたくなった。
最近こう言う風に感じることがすごく多い。
きっと、どんなものでもそう。
詳しくなると、より好きになる。
正体を知ると、もっと知りたくなる。
もしならなかったら、本当に嫌いか、知った気になってるだけでまだ入り口にいるだけか。
きっとそんなところ。
好きなものが増える瞬間って、うれしいよね。ワクワクする。
もっとワクワクしていたいから、次は何を調べよう。
色んな話が聞きたい。
もちろん、君の話も。
僕じゃない人生の話。興味あるな。
まあ、ちょっとそこに座りなよ。
何飲む?
くるりはすごい。
くるりのソングラインってアルバムがほんとすごい。
何がすごいって、すごくてすごい。
いつも何かとごちゃごちゃうるさい俺が語彙力を喪失するくらいにはすごい。
去年出たアルバムを今になって聴いた。
俺はこういう時、なんでもっと早く聴かなかったんだ!
ってあんまり思わない。
今だったんだな。って思う。
偶然を信じていたりする。
ただの思い込みでも、勘違いでも、構いはしないんだけどね、
今聴くべくして聴く音楽とか、
今出会うべくして出会う人とか、
そんなものを信じてる。
早くてもダメ、遅くてもダメ。
今なんだと思う。
根拠なんてないよ。無粋なこと言うなよ。
くるりを初めて知ったのは高校生の時。
まあまあ音痴な友達がカラオケでばらの花を歌っていた。
凄まじく良かった。
そいつは変わらず音痴だったけど。
なんて良い曲なんだ!と感動した。
それからくるりは俺の中のど真ん中にはいないけど、
常にずっといる。
くるりはすごい。