今日、やっと「耽溺ミラアジュイズム / kradness」と
「Mira / Quarks」のマスター音源の工場納品が完了したよ。

つまり!CDの制作工程としては全て終了。

あとは工場側に問題がなければ、
無事にシングルはお店に並ぶし、
アルバムはみんなの手元に届くはず。

音源の内容や、僕の想いはライブ・ツイッター・ブログ・先日のEDPのLINE LIVEで語り尽くしてきて充分に伝わっていると思うので、ここではあえて割愛するね。


一言で言うと、最高の出来栄え。


本当に凄まじいクオリティの音源ばかりなんだよね。

もっとたくさんの人に聴かれて欲しい曲たち、歌詞たちなんだよね。


...

そんな気持ちとは裏腹に、
今回のアルバムで1個だけどうしても悔しい部分があって、この悔しさはアウトプットして、ブログを読んでくれてる人に共有しておかないと。と思い、ペンを取る、いや、スマホを握り、書き綴っている次第です。

僕が今回のリリースに関して1番悔しいこと。

それは "Miraがメジャー盤ではない"こと。
つまり全国流通盤ではないということ。

これに関して、どれぐらい察することができている人がいるのかと思うけど、恐らく業界人でないと仕組みが分からないと思うから分かりやすいように説明する。

まず、メジャー盤というのはメジャーレーベルから出版される盤のことであり、全国流通盤であるということ。メジャー盤には商品コードが付随されているので、TSUTAYA・タワーレコードといった小売店からすると仕入れが容易にできちゃうわけ。つまり、お店に並びやすい。お客さんの手元に届きやすい。

メジャーレーベルかどうかというところは日本レコード協会に入会している会社であるかどうかということなんだよね。

つまり、よく見かける「20歳のシンガーソングライターがついにメジャーデビュー!!」に含まれるメジャーデビューの意味は、そのCDがメジャーレーベルから全国流通盤で発売されるかどうかというところなんだよね。

また、インディーズレーベルというものもあって、それは先述の日本レコード協会に入会していない会社であったり、そもそも個人であったりもする。夏コミや冬コミのような同人即売会で販売されているCDも、インディーズ盤、つまり自主制作盤ということ。自主制作盤・同人盤がアニメイトやとらのあなといった小売店に並ぶ事もあるんだけど、それは個人が小売店と交渉してCDを卸しているからであって、メジャー盤のように商品コードを入力して仕入れを発注するのとはハードルやシステムの複雑さが全然違うのよね。


...


そんな仕組みを解説したところで僕が話したいこと。

耽溺ミラアジュイズムが全国流通盤であり、
Miraが全国流通盤ではないことの理由。

それは " 実績があるかどうか " なんだよね。

kradnessは過去に4枚アルバムをだしてきていて、それが今まで何枚売れているか、目に見える今までの数字というデータがあるから、それに基づいた枚数を作って世の中にリリースする。そうすると会社的にもリスクが少ないよね。

逆に、リスクが不透明なものに投資する会社は無いよね。
会社ほどの単位であれば、必ず、どれぐらいの枚数が売れるか、ある程度予想して作るはず。

(ハンパない数字を持つ人たちが同人・インディーズで出すケースに関しては、ここまで話せば察せるはずなので割愛します。)


その点、Quarksという名義で見ると、CDに関しては実績がまだ無いのよね。kradnessとかめりあさん、それぞれのソロで見てみると今までの数値のデータは世の中に残っている。kradnessのCDが過去に何枚売れていて、かめりあさんのCDが過去に何枚売れているか。 しかし、Quarksに関しては「Dualive」というインディーズCDを作った事はあるけど、それが何枚売れたかどうか、そのデータを作った会社以外の人が見ることはできない。つまり、小売店からすると数字が見えないもの、何枚売れるか不明瞭なものをお店に置きたがらないわけ。

そんな、複雑でリアルな大人の事情があって、Miraはぽちゅーん限定盤となりました。

正直、めっちゃ悔しい。
涙が出るほど悔しい。

こんなに良い音、詞、世界観を表現できているユニットのCDをTSUTAYAやタワレコやいろんなお店に並べる事ができないなんて。

これは大人の事情だけでなく、僕らの力不足でもあると思っています。

Quarksの曲が秘めるパワーは聴いて貰えば分かってもらえると思うけれど、絶大なんだよ。

可能性しかないサウンドであり、ユニットなんだよ。

でも、まだQuarksで半端ない数字を叩き出したり、半端なく知名度を広げる事ができてはいない。プロモーション的な観点から見て、もう一歩、あと一歩、世の中に広げることができる何かが足りないんだよね。それが分かればみんな苦労はしないんだけれど。

だからこそ、僕らはQuarksの世界を広げていくためにカッコイイ実写MVも作ってきたし、力を入れて広めてきたつもり。

けど、だけど、世の中からしたらまだまだ、
「「Quarksって誰?」」 なわけ。

その世間とのギャップが今とてつもなく僕を苦しめている。悔しい。もどかしい。

だけど、音楽業界って、そんなことで溢れかえっている。
星の数ほどいるアーティストの中から、僕らのことを知ってもらって、CDを買ってもらって、ライブを観に来てもらわないといけない。

だからこそ、今、継続して応援してくれているファンの人には頭が上がらない。感謝してもしきれない。

感謝してもしきれないのだけど、それでも、そんなファンの人たちにもまだまだ協力をしてもらいたい。今の世の中ってすっげー便利だから、クリック1回で世の中に拡散できるわけ。本当に凄い時代になった。拡散してもらえなければ、埋もれて、その音楽が、ただ死んでいくだけ...。そんなのは悲しすぎるよ...。

僕らは命を削って音楽を作っている。
かめりあさんなんて、それこそ、椅子に座りっぱなしで腰痛になるぐらい作曲していても、腰にコルセットを巻いて、作曲をし続けている。心配で心配でたまらないぐらい、仕事人間だ。こんなに命を、時間を、凝縮して音楽に打ち込んでいる人を僕は知らない。

だからどうか、
僕らの命を、魂の声を、音を、聴いて欲しい。


もし、Miraが今回のぽちゅーんで予想以上に売れて、たくさんの人に聴いてもらえたら、将来、全国流通盤が作れたりするかもしれないし、そうすると、もっとたくさんの人の元へ届けられるかもしれない。その可能性をできる限り高めていきたい思いでkradnessとしても、Quarksとしても頑張り続けています。

耽溺ミラアジュイズムのシングルにしても、
もし、予想以上に売れて、たくさんの人に聴いてもらえて、オリコンランキングの上位に載れるようなことがあれば、次回こういう機会を頂いたときにもっと凄まじいCDが作れるかもしれない可能性が高まるよね。



作曲家・シンガーソングライター・ソロボーカリスト・バンド・アイドル、
いろんなスタイルで活動している人がいるけれど、
音楽と真摯に向き合っている人は少なからずこういった事を考えていると思う。




僕はkradnessと、常に向き合って生きていく事が僕の宿命であり、義務だ。

まだまだやれる事がある。

常に模索して、良い音や、心から楽しいと思える空間を提供するために、走り続ける。

賛同者や、ついてきてくれる人が増えれば増えるほど、有意義になる。




音楽は摩耗されて良いものではない。




これ以上、音楽を無駄にしてはいけない。




僕は良い音・詞を届けるために走り続けます。


Drawing Stars - Quarks (kradness&Camellia)

Hold You - Quarks (kradness&Camellia)