少し前の記事ですが、コルク佐渡島さんの記事に、非常に多くの共感と学びがあったので、少しだけ自分なりにまとめたいと思います。


記事の内容を一部抜粋すると、これからは複数のコミュニティに所属することが当たり前になるということ。


(引用)「今までコミュニティに帰属するとしても、家族、会社、あとは地域くらいのものでした。今後はプラス2~3個のオンライン型コミュニティに入ることで、合計5つくらいのコミュニティ帰属することが当たり前になるのではないかと思っています。」

http://www.sensors.jp/post/corklab-sadoshima.html


一つの会社に所属する形から、複数の会社、もしくは複数のコミュニティを持つ。そのような働き方は今後もさらに加速していくということ。
となると、コミュニティを作れる側の人、いわゆるコミュニティプロデューサーの役割が価値を高めていくわけですね。これはロボットにはできない仕事であり、今後需要が増していくということです。


ではコミュニティづくりにおいて何が重要なのか

個人的には以下の2点ではないかと考えています。
(他にもいくつかの要素があると思いますが、自分自身が実際に実行しているところ、という点も含めてピックアップしました。)



1. 多様性を尊重した空間であること
2. 全員作り手であること



1. 多様性を尊重した空間であること

「多様性」
様々な本やニュースでも言われていると思いますが、"みんな一緒"という時代から"個性が尊重される時代"へと変化しています。


そこで重要だと感じるのが、それぞれの個性を尊重し合える空間であること。
一つの趣味で絞って、●●に向かってみんなで頑張ろう。という形ではなくて、それぞれやりたいことがあって、みんないい意味でバラバラで方向性が違う。


ただ、その中で共通のテーマがあるということが大事ではないかと思っています。


例えば、「起業したい」という起業家思考の人の集まりではなく、「挑戦」というざっくりとしたテーマの元、それぞれの夢に向かって各自頑張るということ。起業家、漫画家、アーティスト、教員、フリーターなど様々の職種の人が様々な場所から集まっている状態。

その中に何かしらの共通点があることが必要であり、例えば「同世代」など。

肩書きや職業で絞らず、多様性を大事にして、それぞれの挑戦を互いに応援している状態が出来上がると、刺激のあるコミュニティになると考えています。自分の知らない世界に人は新たな刺激を感じるものであり、だからこそ多様性が重要ということです。

さらには分野が異なれば、「協力」ができる。何かのWebサービスを作るためには、開発するためのエンジニアや、使い勝手のいいインターフェースを作るためのデザイナーや、広めるためのマーケター、あるいは売るための営業マンが必要です。そういった背景の異なる人が複数いる状態であれば、そのコミュニティ内だけで何かが生まれる可能性も高くなり、良い協力体制が出来上がると思います。(競争ではなく、協力ということですね。)
つまり、それぞれの分野から手を貸しあって、何か1つのものを作れるコミュニティが重要ということです。


2. 全員作り手であること
 
盛り上がっているコミュニティを見ていると1つの明確な共通点があり、それがまさに上記の「全員作り手である」という点です。


今は入っていないですが、堀江さん主宰のコミュニティ「HIU」はまさに全員でフェスを作ったり、メンバーが合宿やカフェ運営をするなど、運営者とメンバーの境界線が曖昧であり、全員メンバー、全員運営者、という形です。


また、キングコング西野さんのコミュニティを見ていても、ロゴのデザインをメンバーが作っていたり、仕事のオファーを受けるか受けないかもメンバーが決めたり、一緒に町を作ったりしています。まさに全員が作り手、あるいは参加者になる工夫が多数されています。


カリスマがいなければコミュニティは作れない?

ただ、一つ引っかかるのは上記の2つのコミュニティには圧倒的なカリスマが存在するということ。これもまた多くのコミュニティでの共通点でもあります。


一方で、この部分は必須ではないと個人的には考えており、「弱点が多い人」や「何もできない人」でも実現できるのではないかと思っています。むしろカリスマがいなくてもコミュニティは作れるということを証明していきたいなと思っています。


個人的には、MOA大学という社会人向けの学校を通じて、コミュニティ作りにもチャレンジしています。

ちなみにMOA大学では、社会人1~3年目だけを絞ってあとは全く制限をかけずに、「挑戦を全員で応援する場」という少人数のコミュニティを作っています。

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最近ではメンバーが記事を書いてメディアを運営したり、カメラマンとして写真を撮ったり、空間づくりをこれまでやってきた人たちが特別講義の運営メンバーとして動き出すなど、徐々にですが全員メンバー、全員運営者の実現に向けて動いています。



まとめ

・コミュニティを作る側の価値が高まっている
・コミュニティ作りにおいて重要だと考えているのが、多様性を重要視する空間と、全員作り手になること
・結論、まだまだ試行錯誤中なので、引き続きコミュニティ作りについてこれからも勉強をつづけていこうと思います。



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MOA大学では「思わず前のめりになるような、学習体験を提供する」という目的のもと、活動を行なっています。

何をしているのか?というと、大きく分けると二つあって、一つは300人の「特別講義」。
そして、もう一つは先週からスタートした「少人数制の教室」です。


特別講義では、音響・照明・映像などを工夫し、ミュージカルのような学び場を作ることよって、前のめりになれるような空間を作り出しています。

1人4000円の入場料を取っていますが、
その8割以上(約100万円以上)を会場費・照明・音響などの空間づくりに投資しました。
もちろん、7名のゲストをお呼びしたため、ゲストの出演料もかかります。
足りない分はクラウドファンディングにてなんとか集めました。

あえて広告協賛は募集せず、来場者からのダイレクト課金のみで運営するため、300人規模の集客が必要になります。
その時の模様はこちら。
(なぜ広告協賛を募集しないのか、はこちら)
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とにかく、空間づくりを工夫することで、"前のめりになれる体験"を作り出しているのが一つ。

そしてもう一つは少人数制の教室ですが、
どう"前のめりになるための工夫"をしているのか?
というのが、今回の本題です。

クオリティよりも距離感

結論から言うと、デザインすべきは「距離感」だと考えています。
例えば、ホリエモンの話を1000人の会場の中で聞くより、極論1対1で聞く方が、話に夢中になれるだろう、ということです。


音楽業界を参考にし考えてみる


よく音楽業界は時代の最先端である、と言われています。
キュレーションメディアが注目される前から曲をキュレーションするDJが生まれ、
さらにはCDではなく、iTuneなどで手軽に聞けるデジタル化が進み、フェスが人気になりました。まさにモノ(CD)から体験(フェス)への変化です。

日本が誇る「フジロック」は1997年に始まり、2012年には過去最大動員を記録し
「体験」が世間で注目される前から、フェス人気が始まっています。
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では、距離感はどうデザインされているのか?

というと、近い席は「SS席」などと名前がつき、高価格のチケットが販売されています。
どの席に座っても、聞こえる音楽の質はほとんど変わりませんし、座り心地も全く一緒です。

たった一つの違いは演者との「距離感」であり、
まさに距離だけで"価値"が変化しています。
そして大半のライブではSS席から売り切れが始まる。
つまり、音楽ライブの価値を決めるのは、クオリティよりも"距離"ということです。

最近では、単純に客席から見るよりも、ステージの裏側から見るバックステージツアーが高い値段で売れています。

この法則から、MOA大学では「距離感」を一つのキーワードにし、業界のトップランナーとの距離感を限りなく近づけるよう"20人程度"の少人数で授業を実施することにしました。
さらには単に"少人数"というだけではなく、もっと距離感を縮めれないか、という思いから
トップランナーとリアルに繋がれてしまう"懇親会"も企画しています。

先日はコルク代表の佐渡島さんにゲストとして来ていただき、授業をしていただきましたが、その時の懇親会の様子がこちら。
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佐渡島さんは宇宙兄弟やドラゴン桜などのヒット作を手がけた方で、過去には「プロフェッショナル仕事の流儀」にも出演され、メディア・イベント等に引っ張りだこの方です。

このような業界のトップランナーの方々と1対1で会話ができる機会なんて、中々ないと思っていますが、このような機会こそが"前のめりになれる学習体験"を作れるのではないかと考え、MOA大学は運営を行っています。

まだまだ試行錯誤中ではありますが、
とにかく空間づくりに拘り、お客さんの声を一番に聞きながら価値のあるものだけを作り続けようと思っています。


そして。そんな「少人数制の教室」ですが、本日追加の先生も3名決定しました!

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・ブロードキャスト房野史典 先生
・メディアアーティスト落合陽一 先生
・SHOWROOM前田裕二 先生


一人目は、お笑い芸人として活動する傍ら、出版した『東大生も唸った!笑って泣いてドラマチックに学ぶ 超現代語訳 戦国時代』はAmazon総合ランキングで1位を獲得した、大ヒット著者の房野史典さん。好きを仕事にし、お笑い芸人×歴史というポジショニングを確立しています。

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二人目は"現代の魔法使い"と呼ばれ、大学教授や会社の代表を務める傍ら、有吉反省会やサンデージャポンレギュラーなどの各種メディアにも出演し、世界的に注目されている一人の落合陽一さん。

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そして、最後は先日の特別講義にも登壇していただいたSHOWROOM前田裕二さん。
小室哲哉さんや、秋元康さん、ロンブー淳さん、つんく♂さん、などと名だたる著名人・業界人と対談を行い"未来をつくるU40経営者"にも選出されたエンタメ業界のこれからを背負う方です。

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そして…

追加ゲストに伴い、今回第1期生を追加で5名だけ募集することにしました!

https://select-type.com/e/?id=PTpeNOD1ur4 (エントリー)

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お声がけいただければ、まずは会いに行きます。時々びっくりされますが…笑 

誰と一緒に授業を受けるかが重要なのですm(__)m



そして来週はクラウドワークス吉田浩一郎さん。
個人的に非常に楽しみです。

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メリカリの山田さんが先日Facebookでこんなことを言ってました。

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"やらないことを決めるって本当に重要、だけどすごく難しい"



本当にそうだなと。。


他では当たり前にやっていることも
本当にそれって自分達の目的のために必要なのか?と深く疑うとことろから必要なので…ムズカシイ。



山田さんの記事を見て、
振り返るいい機会になったので、今回MOA大学で"やらないことを決めたこと"をまとめてみました。

(今後切羽詰まって不安になった時、色々と手をつけないように、自分に対して戒める意味を込めて。)



まず一つは「広告協賛をもらうこと」をやめてみました。



広告協賛とは、企業からお金をいただき
その代わりに企業の告知を行うというもの。


自分自身が過去に音楽フェスをやっていた際は企業からたくさんの"協賛費"をもらっていため分かるのですが、大抵のイベントは協賛をもらわないと運営費が足りません。


つまり「広告協賛を取らない」という選択は
運営費を協賛以外の別の形で確保する必要があり、自分たちの首を絞めることになる。



でもそこをあえて、"自分達の首を絞める"という選択肢をとりました。



理由は、広告協賛をする場合、"来ていただいたお客さんからの信頼を失う可能性があるから"です。



というのも協賛の場合、お金をもらう代わりに、チラシ掲載やSNS宣伝をする必要があるので、そうなると例えば価値のないものを紹介しなければいけない時も出てきます。あるいはイベントに関連のない情報や、お客さんにしたらあまり必要のない情報を提供しなければいけない時も出てくるかもしれません。ということは、お客さんから信用を落とす可能性が出てきます。


(MOA大学の紹介する商品が効果がなかった=MOA大学のお勧めするものは信用できない、というような形で)



せっかく自分たちの活動に共感していただいた方々に、たった数万円・数十万円の協賛費で信頼を失う可能性があるなら、いっそのこと広告協賛はするべきではないと思いました。


当初は運営費が足りない、ということでチラシの裏面に企業の告知をして協賛金を集めようかと検討したのですが、やはり短期的なお金よりも、長期的な信頼を選び、本当に価値のあるものだけを提供し続けることに決めました。



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そして、足りない分の運営費は
クラウドファンディングで集める選択肢をとりました。




社会人1~3年目以外の募集をやめる


今回、MOA大学では第1期生を集め、少人数制の教室をスタートすることにしました。


そこで生徒の方々を募集するにあたって、「社会人1~3年目の若手社会人」と制限させていただいたのですが、、

なぜか?に関しては前回のブログ「人は24歳で夢を諦める」で書かせて頂きました。


一番の目的は上記に記載あるのですが、
別の視点から制限をかけた理由を書きたいと思います。


まず、簡単に集客をしようと思えば
当たり前ですが制限をかけずに募集したほうがいいです。



むしろ実際は、20代後半や30代前半の方々からの参加希望が多い状況がありました。

そして告知後は、制限を外してほしいという問い合わせが15件以上はありました。


金額も月額1万円と、決して安くはない金額に設定したので、一般的に考えるとお金に余裕がある「年配層の方」の方がいいだろうという判断になると思います。



でもお金稼ぎで始めた活動ではないので、
それでは意味がなく。。



制限をかけ、
よりハードルを上げてみました。



期間を半年間に設定し、
対象は1~3年目までの若手社会人のみにし、
金額は1万円で、しかも審査制。



制限をかけない場合、もちろん集客は増えるのですが、誰でも参加できることが今回の目的ではなく、志の高い人達を集めることが1つの目的なので
あえて、参加のハードルを高くしました。



でも、そんな中で参加を決断し、応募していただく方は、やはりユニークな方が多く話していて非常に刺激的でした。


アマゾンを辞めて独立し新しい価値観を作る事業を立ち上げている女性もいれば、
ベンチャー企業で圧倒的な結果を出し続けている方もいれば、
スポーツの世界でプロとして活躍する夢を諦め、悔しい思いを未だ持ち続けながらもビジネスの世界で勝負している人も。


何より皆さん"意思"がある方ばかりでした。


そしてこの度、そんな方々にインタビューをさせていただきながら、一人一人を追っていくメディアを立ち上げました!

http://moauniversity.hatenablog.com

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ちなみに、少人数の教室ではMOA大学の利益は発生しません。

30人の受講生に対して、毎月2回の授業を実施し、給料の高い先生を呼び、場所を借りるのですから単純計算しても売り上げは立ちません。



運営者、全員仕事をしながら複業家として活動しているので
売り上げがなくても大丈夫なところが強みです。



むしろ、あえてその選択を取っています。



ただ、
本当に価値のある活動を地道に続けながら
着実に高い山を登っています。




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