本作のモチーフとなったのは、女優のミア・ファローの妹であるプルーデンス・ファロー。ファローは、ビートルズとともにリシケーシュに滞在し、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの講義を受けていた。リシケーシュに滞在していた期間、ファローは瞑想について非常に真剣になっており、何日も自室に籠もって瞑想し続けていた。この事態を重く見たマハリシは、ジョン・レノンとジョージ・ハリスンに対して、ファローを外に連れ出すように伝えた。

ファローに対して外に出るように呼びかける中で、レノンは「ディア・プルーデンス」を書いた。歌詞の中で、レノンはファローに対して「Open your eyes(目を開けてごらん)」「see the sunny skies(晴れわたった空をごらん)」と呼びかけ、自然の美しさを歌う中で彼女自身も「美しいもの」の一つであると歌っている。1980年の『プレイボーイ』誌のインタビューで、レノンは本作について「ミア・ファローの妹についての歌。彼女は瞑想に耽っていて、滞在先のバンガローから出てこなかった。マハリシは、僕とジョージに彼女を外に連れ出すように言った。なにしろ3週間も籠もりきりだったのだから。彼女は誰よりも先に神様を見つけようとしていた。マハリシの合宿所では、誰が最初に宇宙的な体験ができるのかで競い合っていたんだ」と語っている。

ファローは、回想記『Dear Prudence: The Story Behind the Song』にて「講義や食事が済んだら、すぐに自分の部屋に直行して瞑想を始めていたので、きっと目立っていたんだと思う」「ジョンやジョージが他の人達と、ドアの外のベランダでジャム・セッションをしていた。しかし、私は合宿場で瞑想の効果を最大限に得ることにしか興味がなく、正直に言ってビートルズが近くにいても居なくても、私には関係のないことだった」と振り返っている。