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みなさんこんにちは。
今日は、みなさんにお知らせがあって久しぶりに更新することにしました。



病気に負けず、一生懸命毎日を生きて、
去年12月末に退院して我が家で家族4人仲良く楽しく笑顔いっぱい過ごしていたおーくんですが、
6月に、突然天国に旅立っていきました。
1歳のお誕生日を迎える2日前のことでした。


本当に可愛くて愛しくて
我が家のアイドルだったおーくんが突然いなくなってしまった寂しさは、
とてつもなく大きくて、
想定外どころではなくて…


でも、パパとりんちゃんと天国のおーくんと一緒に
前を向いてがんばってます。
おーくんが見せてくれた頑張りを見習って
がんばってます。



おーくんが生きた証を残したいから
おーくんが教えてくれたことを誰かに伝えたいから
おーくん日記は最後まで書きたいと思う気持ちはずっとあるんだけど
まだ、心が書けないでいます。



このブログをどうするか
続けるのか、卒業するのか、
まだそこまで考えられないので
とっても中途半端な状態になってて気がかりなんですけど、
心がもう少し回復するまで
お休みさせてもらいますね。



でもこうして、みなさんにお知らせする気持ちになれたことは、私の中で大きな一歩です。
おーくんはいつも私の中にいて
もちろん、パパとりんちゃんの中にもいて
私達家族4人はこれからもずっと仲良く一緒に生きていきます。



今を生きる。
今生きてる。それだけで十分。それだけで感謝。



おーくんが教えてくれたことです。
ブログ…またいつか書けるかな。
わからないけど、それまでしばらくさようなら。
いやいや、
またね。


源結子より

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月曜日の朝10時。
私とパパは、K総合病院の産婦人科の待合室にいた。
パパは、いつも通りブラックジョークを交えたたわいのない話をして、
私はいつも通りクスクス笑っていた。


パパのおかげで、あまり深刻にならずに診察室に入れた。
こういうパパの優しさ好きだなぁって
あらためて思った。


先生は、私達の顔を見て挨拶をし、
すかさず
「ご主人様ですか?」
と聞いてきた。
パパは静かに「はい」と答えた。



先生が深呼吸したように見えた。
そして、緊張した面持ちで、言葉を一つ一つ丁寧に選びながらゆっくりと話し始めた。
私達の気持ちに語りかけるような、優しさを感じる語りかただった。



「先週の金曜日にお母さんが診察に来られた時は、逆子でってことしか聞かされてなかったもので、最初にこのように話をせずにすぐ診察させてもらったのですが、
今からお話させてもらうことは、本来ならば、金曜日の診察前にお伝えすべきことだったんですね。
出産直前に、何の心構えもなく突然、赤ちゃんの疾患を伝えられたお母さんのお気持ちは、耐え難いものがあったと思います。
私がきちんと、前もって、疾患が見つかる可能性があることをお話しておらず申し訳ありませんでした。
今からあらためて、お話させて頂きます。

金曜日の診察で、赤ちゃんの心臓にわりと大きな穴が空いてるのがわかったので、今日は小児科の先生も一緒に詳しく赤ちゃんの状態を診せてもらおうと思ってます。
産まれるまでの担当が私で、産まれた後の赤ちゃんの担当が小児科になるので、今日は小児科の先生を呼んでいます。

えー、
診察をするとですね、一つだけではなく、いくつかの疾患が見つかる場合もあります。
その場合は、赤ちゃんにある疾患は全てお伝えさせてもらっても大丈夫ですか?」



私とパパは顔を見合わせる訳でもなく、一緒に
「はい」
と答えた。

わざわざそんな話をするってことは、心臓に穴が空いてるだけじゃないんだろうか…
私は不安になった。
パパは今何を思ってるんだろう。
私は、お腹に当てた手に力が入る。
おーくん、大丈夫?
おーくん。大丈夫だよね?



先生はまたゆっくりと続けた。
「わかりました。
産まれてからしか詳しく確認できないこともありますが、今は、エコー検査でかなりのことがわかります。
小児科の先生と診た後、病名等の説明をさせてもらいます。

えーと、
 お母さん、逆子体操はされましたか?
どうですか?
ひっくり返ったって感じはありますか?」



私は「ひっくり返ったような気がします。」
と答えた。
この妊娠でおーくんが逆子になったのは2回目。
りんちゃん妊娠中も逆子になって、出産直前でひっくり返ったし
この件に関しては慣れたものだ。



「では、早速診てみましょう。
診察台にお願いします。」



私は、診察台に上がり、下着をめくりあげて、はち切れそうな大きなお腹を出した。
間もなくすぐに小児科の先生も入ってきて、挨拶してくれた。


「そうですね。ひっくり返ってます。良かった。
逆子体操は今日からしないで下さいね。」


そうでしょ…私は心の中で呟いた。
すでに、ひっくり返ったと感じた昨日から逆子体操は止めていたけど、「はい」とだけ答えた。
おーくんのことなら何でも感じられる自信があった。
なんというか…りんちゃんの時よりも強いおーくんとの絆のようなものをすでに感じていた。


おーくんは、
生きるために、無事に産まれるために、
自分の病気を知らせるために、逆子になってくれたんだね。
おーくんは、生まれる気満々なんだよね。
おーくんは、生きる気満々なんだよね。


私は、おーくんには特別な力があるように感じていた。




産婦人科の先生と小児科の先生が、エコーに写るおーくんを見ながら真剣に話をしている。
まるで医療現場ドラマのワンシーンのようだ。
物凄い緊張感と不安の中、
わーっ!ドクターって感じ!カッコいい!…なんて思っている自分にびっくりする。
私ってこういうとこあるよな。
やけに冷静というか、自分のことでも客観的に見すぎるというか、真剣味に欠けるというか…
…自分でもいまだに自分のことがよくわからなくなる。



「幸い、食道は繋がってるようです…胃がはっきりとは見えないんですけど…」

「今の部分もう1回角度を変えて見せてもらっていいですか。」

「ヘルニアもないようですね。」

「あー、これですね。なるほど。全ての角度からお願いします。」


…産婦人科の先生がモニターを操作しながら、小児科の先生とあーだこーだと診察を進めている。
先生達の間では、おーくんの病気はある程度目星がついているようだった。
時々、ハッハッと笑いも交えていたので、私はなんとなく安心した。
きっとひどい病気ではないんだ…って気がした。



小児科の先生が病名について話し込もうとした時、すかさず産婦人科の先生が話を遮った。
「先生、詳しい話は裏でしましょう。」



産婦人科の先生は私達の方に向き直すと
「お母さんとお父さんは、しばらく中待合室でお待ち下さい。
病名について話がまとまったらまたお呼びして、ご説明します。」
と穏やかな口調で言った。


私とパパは診察室を出て顔を見合わせた。
お互いに、ホッとしたような表情をしていた。


「なんか色々悪くはなさそうな話し方やったね。」
パパが言った。

「私も思った。先生達笑ってたしね。でも、心臓以外のとこもけっこう見てたよね。
疾患が色々見つかることもあるとか言われたし…何か他にあるんかな」



パパと話をしながら5分ほど待ったところで、また診察室に呼ばれた。
私達が座ると、先生はゆっくりと話し始めた。
その内容は、私とパパの想像を遥かに越えていた。
私の心の堤防はまるでそこにないかのように見事に破壊されて、次から次に襲ってくる大きすぎる荒波に完全に飲み込まれた。
止まらない涙と鼻水でマスクの中はグシャグシャになった。
でもそんなことどうでもいいくらいに、
私はまさに「地獄」のどん底に突き落とされた。


つづく。
笑顔!!
STA!!
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みなさんお久しぶりですーっ
前回の更新から4ヶ月もあいてしまった
!!!(⊃ Д)⊃≡゚ ゚
いやーっもう本当に怒濤の日々でですね…笑
年末におーくんが退院して、呼吸器やら酸素の機械やら色々家に持ち込んで、在宅医療でのおーくんとの日々が始まって…
やーっとやっと、家族4人がいつも一緒に過ごせるようになりました😆💕
りんちゃんはもーっおーくんにメロメロで、3分に1回くらいチューしてます🤣💕
おーくんのプルプルほっぺに出来物できてきたくらい😱笑

2月にりんちゃんが6歳になって😆🎂🎉
この前、幼稚園を卒園して😭✨🎉
1日中りんちゃんとおーくんをみるというスーパー忙しい日々に心身ともに悲鳴をあげてきてたので💦💦💦
あえて、気持ちをリセットするためにブログしてみましたっ😆✨
今回の記事の時期から出産して1ヶ月過ぎるくらいまでかな…私にとっては本当に本当に生きてることもきつかった時で、
その時のことを思い出していたら、予想通り!今おーくんが元気に生きていて、家でみんなで一緒に過ごせている幸せをあらためて感じることができて、
なんでこんな大変な思いをしないといけないんだー😭😭😭って荒れてた心がすーっと落ち着きました😊💓

こうして気持ちを落ち着かせられるLINE BLOGという居場所があるのは、読んでくれる皆さんのおかげで…
数ヶ月に1回なんてペースになってしまったけど💦それでも忘れないで読んでくれるみなさん本当にありがとうございます😭💓✨
いつも心から感謝しています😭💓✨

りんちゃんの誕生日のことや卒園式のこともブログに残しておきたいので、今度はりんちゃんブログをひょっこり更新するかもです😁💕
立派なお姉さんになりましたよっ😆✨
家では相変わらずお笑い系ですけどっ🤣

ではでは、
コロナとか色々ありますけど、
今日も今の自分の幸せを噛みしめながら、楽しんで笑ってがんばりまーす( ≧∀≦)ノ
みなさんも、今のかけがえのない幸せ、しっかり噛みしめてくださいね😆💓✨

ではまた〜( ≧∀≦)ノ❤️
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その日の夜、
ぐっすり眠っているりんちゃんの隣で
私はかなり長い時間ずっと携帯を見ていた。


「心臓に穴 胎児」
で検索した結果を延々と読み続けていた。

🖥️

うまれつきの心臓の病気(先天性心疾患)をもっていることがあって、先天性心疾患は、赤ちゃんのうまれつきの病気の中で一番多く、治療しなくてもよい軽いものを含めると100人に1人の割合で起こると言われています。



100人に1人…そうなんだ。

そんなに珍しいことでもないんだ。

そんなにいるんだ。

私は少し肩の力が抜けた。

私の周りでは、心疾患を持って産まれた赤ちゃんの話は1度も聞いたことがなかったけど…


あ、そうだ。

思い出してしまった。

そういえば、パパの会社の先輩のお孫さんが、心臓の病気で生後2週間くらいで亡くなったって言ってた…



心がまた苦しくなってきた。

何を読んでも安心できるわけじゃないけど、とりつかれたように読み続ける。



🖥️

 生まれてすぐに治療しないと命にかかわる重大なものは、妊娠中の超音波検査(エコー)で発見できるようになってきましたが、すべての心臓病が妊娠中に発見できるわけではありません。




はぁ。
ため息が出る。
そう。
先生は「軽くはない」ってはっきり言った。
おーくんの疾患は、妊娠中にわかってしまうほど、重大なものなのか…
治療しなくていい軽いものではないんだ。
きっと。
命に関わる重大な病気なの?
いや、でも、もしかしたら、
ちゃんと検査してみたら、思ってたより軽めだったってこともあるかもしれない。
まだはっきりわからないうちから、悪い方に考えて落ち込んだってしょうがない。


大丈夫!って思ってれば大丈夫になる!
私がいつも自分に言い聞かせてること。
そして、本当にどんなことも、
自分の気持ちで「大丈夫」にしてきたこれまでの深い経験が私にはたくさんある。
私は負けない。
絶対、自分が望む未来を創りだす。
私は心にぐっと力を入れた。


そして、
携帯を握りしめたまま、
いつの間にか寝てしまっていた。




次の日、
お母さんがりんちゃんと遊んでくれている間に、
いつ入院になってもいいように
K総合病院に入院するための準備を済ませて
私が入院中に、パパの実家に持っていくりんちゃんグッズのリストをせっせと作った。


泣いたり落ち込んだりすることなく
ただ、たんたんと、
出産のための準備をした。


もうすでに入院のためのバッグに入れていた、退院の時におーくんに着せる服やおくるみを手にとった。
胸が痛い。



私と一緒に退院するのは無理なのかな。
じゃ、これ、持っていかなくていいのかな。



これがいらなくなるなんてことないよね…






泣きそうになった。



私は慌てて心に力を入れて
お腹をなでながらおーくんに言った。


帰るのがちょっとくらい遅くなったっていいから、
絶対絶対、家に帰って来て、この服着ようね…
ママ、おーくんのために色々いっぱい用意してるんだよ。
りんちゃんが使ってた赤ちゃんのオモチャもちゃんと消毒して綺麗にして、いつでもおーくんが遊べるように用意してるよ、
オムツだっていっぱい買い込んであるよ、
おーくん、絶対産まれてきて、この家に帰ってこようね。



私は、一旦バッグから出したおーくんの服を、綺麗にたたみ直してまた中に戻した。
祈るようにぎゅっと押し込んだ。
おーくんのことを諦めたと神様に勘違いされないように。





15時50分。
あっという間に、お母さんを駅に送る時間になった。
小さな駅のロータリーに、いつも通り車を停めた。
後部座席から降りたお母さんに
窓を全開にしてお礼を言おうとしたら
お母さんが涙目になっていた。
お母さんは私の手を両手でギュッと包んで、今にもこぼれそうな涙を堪えながら、震える声で言った。



「大丈夫よっ」



私の目からはもう涙がこぼれていた。




「明日の検査の結果がわかったら電話してね。明日は夜勤だけん15時までは家にいるけん。」




「わかった」
私はそう一言返事をするのがやっとだった。




お母さんは、窓越しに私を抱きしめた。
「がんばってね」





「うん。ありがとう。」





また普通に運転し家に帰った。
いつも賑やかなりんちゃんが、
この時は何も喋らなかった。
私の頬を静かにこぼれ続ける涙は、夜まで止まらなかった。


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つづく。
笑顔!!
STA!!


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