Blogを書きながら、久しぶりにドラマを見ています。
なぜか……。

「1万年の殺人事件」ってタイトルのドラマで、
縄文時代の土器やら土偶やらが出てくるし、
殺人現場は発掘現場だし。

もうさ、殺された人の
部屋に貼られた土偶の写真がマニアックすぎる。

中空のみみずく土偶だよ。
えええええ!オモロすぎるー。


どんなロケハンしたんだ。マニアックだー。
埼玉の土偶だよ
はー、上がる
寺尾聡さんが、縄文土器のこと、語ってるー。
きゃー。
「縄文人、自殺なんかしたかな」
すげー台詞だよー

って、じゃあ、私も負けずに(なにによw)
長野の縄文人の話の続きを


北相木村の縄文人ってめっちゃくちゃ手先が器用だったのよ。
IMG_1956.JPG

これ、針。
……はりーーーーーーー!
もうさ、むっちゃくちゃ細いのよ。
今の針より細いかも!ぐらいの細さ。
シカの骨で作られた針なんだけれど、
磨かれまくってる!
ちゃんと糸を通す穴まであるんだよ。
穴があるってことは、この小さな小さな穴に通すことが出来る、
糸も作られていたってことだから


もう、なんて手先が器用なのよ。
私、今の糸でも通せないよ

で、これも凄いよ。

IMG_1952.jpg

ずっしりと重量感がある!想像していたよりも重い!
こちらはシカの骨の装飾品。
この穴に紐を通して首から下げたのか、
腰から下げたのか。
この先端のツンツン具合がものすごいのよ。
道具の可能性もあったりしてね

IMG_1954.jpg

これが裏側ね。

次、

IMG_1957.JPG

この釣針も綺麗なのよ。もうさ、ほんと、綺麗。

藤森さんの話によると、
この完成品だけでなく、制作過程の様子がわかるものも、
残っていたとか。

まー、それって生々しい。
完成品ももちろん縄文人の体温を感じるけれど、
制作過程の物って、益々それが伝わる感じがするんだよなー。
本当にここで作ってたんだ!って

この遺跡は前回見ていただいたように、
とても山深くて雪が深い場所。
海なんて遠い所にあるのに、
この遺跡からはタカラガイやツノガイっていう、
海に生息している貝で作られた装飾品も出てるのよ。
この遺跡、およそ9,000年ほど前の遺跡よ。
そんな時には、既に、海近辺で暮らす人々とやり取りがあった、
ってことになる。
もちろん、物資を運ぶ仲介役がいたかもしれないし、
直接海の縄文人と行き来があったかどうかはわからない。
けれども、「海の貝がある」ということは、
それだけ貴重な物を手に入れようとした、
彼らの意志が伝わってくるよね

私、海なし県の人間だから、
この縄文人たちの気持ちが凄くわかるよ
ほんと、海への憧れって強いもの。

っていうか、山の縄文人は、海の存在を知っていたんだよね、きっと。
集落の代表者が何日も掛けて海に行ったんだろうか……。
なんか、泣けてくる。
理由はわかんないけど

と、しんみりする前に、こちらを。

IMG_1973.JPG

博物館の中に作られた
発掘現場の様子を再現したジオラマ。

なんじゃ、このリアルなのは
この遺跡は、人が長期間暮らした結果、
かなり大量の灰が積もっていたみたいなの。
その灰のおかげで、彼らが食べた動物や魚や、
骨角器、人骨が残ったとか。
灰だけでなく、堆積物が5.5mもあったそうな。
それで、当時がパッキングされた状態で、
綺麗に残ったってわけ。

それを取り除いたら、これですわ!

この遺跡からは人骨が12体出ています。
そのうち2体の子どもは、岩盤が崩落した下敷きになって、
亡くなった、って言われているとか
まじかー。母ちゃん、父ちゃん、さぞかし泣いただろうなー

IMG_1975.JPG

IMG_1977.JPG

これ、なんだと想う?
「抱き石」と言って、
遺体の上に、これを抱かせるようにして置いたらしいのよ。
よく見ると、この石、表面がちょっとざらついてるでしょ?
これは、縄文人の白骨化した骨がくっついてた、とかなんとか

リアルすぎて、こわいー
いや、違う。
これは、当時の人々の死者に対する考え方がわかるといわれているの。
霊魂を封じ込めるための行為なんじゃないかって。

この埋葬の方法は、他の国でも見られることがあるそうです。

ざざっと、概要を紹介しましたが、この遺跡凄いよね。
彼らが何を食べていたかは残ってるし、
装飾品は残ってるし、生活道具は残ってるし、
人骨も残ってるし、
死者に対する考え方が反映された埋葬方法まで残ってるって。
海の存在を知っていて、そこの物を手に入れている、ってのも、
すごいわー。
それも9,000年前にだよ。

いやー、なんでもっと早くにこの博物館にお邪魔しなかったのか、
本当に悔やまれる

雪は溶けたし、これから新緑の良い季節になるから、
清里とか軽井沢に行きがてら
北相木村の縄文人にも会いに行かれてはいかがでしょうか
優しい藤森さんが、対応してくれるはずでーす