月別アーカイブ / 2016年04月



雨の中、大阪空堀で、
土偶ナイトを開催しました。

と、いうか、呼んでいただきました‼️

20代、30代、40代の男女が集まり、
縄文時代、そして土偶について、
自由に語り合う。

誰にも正解はわからないから、
とにかく自由に話をする。
恥ずかしいとか、一切無し‼️

私も専門家ではないから
間違いもある。
でも、それでもなんか楽しいのです。
集まった人が、
縄文時代を肴にワイワイ繋がっていく場が楽しくて、アッと言う間でした

参加してくださった方が、
こんな素敵なイラストを描いてくださいました

可愛すぎる
みみずく土偶の顔(笑)

まさに、こんな雰囲気でしたよ。
おっちゃん、
ふむふむと聞いてるでしょ(笑)
そう、
土偶がひそひそと話しかけてくれるような、そんな穏やかで楽しい時間でございました

他の場所でも、
ゆるゆる座談会、
できたらなって思います( ̄^ ̄)ゞ

ご参加くださった皆さん、
主催の佐々木さん、
イラスト描いてくださった北原さん、
ありがとうございました
またお会いできること、楽しみにしてまーす

昨日は大変楽しく、そして嬉しい夜を過ごしました。

良い夜だったー

あ、クライアントさんとの仕事の打ち上げ&キックオフだったんですよ

他の書き手の方々との経験値の違いや、
技量の違いに大変不安になりながら 取りかかった仕事
だいぶ悩んだ気がします
それでも、とにかくやるしかない

結果は、クライアントさんから大変嬉しいお言葉を頂き
昨夜の宴会となったわけです

さて前置きが長くなりました。

今日は、若狭三方縄文博物館の3回目。

いよいよ館内へ

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このガラスの上を歩くに、怖くて出来ませんでした

ここの館の大きな特徴は1回目に書きました。
こういった木製の遺物が沢山残っていたこと。

これ、縄文人たちが使った丸木舟。IMG_3499

この舟を使い、彼らは日本海へ出て漁をしたり、
交易の旅に出ていたはず。
このうっすい丸木舟に乗って、海に出ていたなんて。
あ!現代のカヌーと思えば良いのか。
それに、今でも使ってるおっちゃん、いると言えばいるね

丸木舟は縄文時代のものだけでなく、
他の時代のものも含めて、全国で120艘見つかっているんですって
そのうち、ここ若狭からは11艘が見つかっています。
すべて縄文時代のもの。

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これ「杓子」とあります。
つまり、縄文ご飯をよそった道具と考えられています。

縄文時代の食事について、
何を食べていたか、とか、土器で鍋を作った、ということは話題になります。
それはちゃんと遺物が残っているから。
でも、「どんな食器で食べていたのか」ということは、
あまり話題にならない気がします。
それは、想定される遺物がほとんど出て来ないから、
わからない、ということにある気がします。
 浅鉢なんかは使ってたんじゃないかと思うけれどね
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私、驚いたのが、針だけでなくて、
その針穴にぴったりハマる「糸」まで見つかっているということ
これで、ちゃんと「縫い合わせていた」ということが、
実証されますものね。これには驚きました。

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これ、これ! 
この赤い漆で塗られた櫛が有名
なんですよ。
でもね、私、この櫛よりも驚いたのが、
隣りの真珠!

こんなん初めて見ました
あまり見ません、こんな遺物。
発見された時は、どんな様子だったんでしょうか。

黒くて湿った土の中に。「きらっ」と光る真珠
見つけた人は、きっと感動したんじゃないかな

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こういった装飾品や
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植物遺物が出土しています。

珍しいのは、この「ヒシ」
他の遺跡からでているのを私は見たことがありません。
ヒシの実はその実の半分ほどがデンプンで、
茹でたり蒸したりすると、クリみたいな味わいなのだそう。
灰汁抜きしなくていいってことは、縄文人にとっては、
貴重な食料ですよね

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私、今まで注目したことがありませんでしたが、
土器を修復して使った痕があるそうで。
この、補修孔に編んだ紐を通して、割れた土器を繋ぎ合わせていたのだとか。

うそーーーん知らなかった。
土器は壊れたら終わりだと思っていたわ。
もしくは、アスファルトとか漆で継いでると思ってた
たぶん、状況に応じていりんなケースがあるってことなんでしょうね。

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そ・し・て

これも有名ですね。

「糞石」

排泄物が、分解されること無く残ったのですよ。

でねー、これを研究された先生がいらっしゃるのよ。

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あらやだ、この出土の写真はなかなかインパクトあるわね

ごめんなさいね
ここから2,000点も出てるんですってよ

でね、これも大切な研究材料なのよ。
当時の人が、どんな食材をどんな風に調理し、いつの季節にそれを食べたのか、
そんなことまでわかっちゃうんだって
もちろん、今でも、便は健康のバロメーターって言うぐらいだから、
そのうんこさんをした人の健康状態までわかっちゃうんだって!

どれもこれも、
低湿地帯の貝塚のお陰というものですよ。
凄いなー、貝塚


ということで、駆け足でございましたが、
縄文人の生活の様子をかなり具体的にイメージできる遺物が、
続々と発見された鳥浜貝塚の遺物を見ていただきました。

丸木舟に乗って漁に出て、魚を捕ったりイノシシを捕ったり。
縫い物もするし、土器も補修しながら大事に使って暮らした彼ら。

そんな鳥浜に暮らす縄文人の姿が目に浮かぶ、
若狭三方縄文博物館でした。

あ、これはおまけ

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なんでやねーーーーーん!








 

秋に出版予定の新刊2冊が本格的に動き出しました。

しばらくは縄文の渦に身を投じる日々でございます。
この時間が一番幸せです、えへ

さて、若狭三方縄文博物館訪問の2回目。
前回は、縄文ホールの埋没林を見ていただいたところで
終了でしたね。

さ、先に進みますよ

ホールを抜けると……

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縄文が刻まれた通路の先にあの人が!

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しっぶー い子がいましたよ

土偶です、土偶(レプリカ)。
それも、この遮光器土偶を展示スペースの入り口に持ってくるのは、
ものすごく斬新(だと私は思いました

この遮光器土偶は、岩手県の浜岩泉Ⅱ遺跡から発見された
縄文晩期のもの。
一般的にイメージされる遮光器土偶よりも前に作られたもので、
目がアーモンド形で吊り上がり、おっぱいもロケット形。
これをもってくるかー!凄いわー

と、感心しつつ、土器が展示された土器の径へ。
学芸員の小島秀彰さんに説明を頂きながら見学することに。

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私、いつも書きますが、土器って全然詳しくないんです
型式を言われてもさっぱりわからない
そんな私にも優しく説明下さる小島さん

では、ざっと土器を見ていただきましょうー

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この鉢、結構好きです。

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これ、茶器かと思いました。
「茶器の原型がここにある!」
と茶道をされている方の中には、そうおっしゃる方もいらっしゃるそうです。
わからんでもない

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下の方は石膏ですが、現存する部分の素晴らしい文様たち。
全部残っていたら、さぞかし凄かったでしょうねー。

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この壺は、左右にくるっとした持ち手がついていたと考えられています。
それが耳に似ているから、「双耳」
表面の粗さはありますが、手描き感満開の渦もなかなか

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これ、いいですねー。とても好きになりました。
福井や富山から見つかるようです(たしか

火焔系のような情熱的な荒々しさや、超絶技巧的なものはありませんが、
それでも細部までみっちりと刻まれた文様の土器や、
最後2点のような特徴的な装飾がなされた土器が並んでいます。
静かで堅実な感じがしますね、この土器たちからは。
ま、完全に私の好みの問題ですけれど

北陸の土器は、先日ご紹介した称名寺式土器に影響を与えたり、
独特な雰囲気を持っている気がします(私が見た感じね)
ここで暮らした縄文人の気質がそうさせてるんでしょうか?

といっても、東北や中部の影響を
まったくうけていないわけでは無いでしょうしね。

さて、今日はここまで

次回は貝塚から見つかった様々な遺物を見ていただこうと思います

See You



 

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