月別アーカイブ / 2016年03月

最近ご縁を頂いた出版社の方から、
ことあるごとにお手紙を頂戴しています。
と言いますか、お声がけくださったのはその版元の社長さま。
社長自らネタを探し、企画書を書き、営業にもまわられるそうです。
出版される年間タイトルはかなり少なく、
その本を、何年にも渡ってコツコツと販売されるとか。

お会いしてお話を聞き、本当に驚くとともに、
書き手としてはありがたいなーと感動してしまいました。
消費される本を作るのではなく、愛される本を作る。
そんな気概が感じられて、
一緒にお仕事できればとおもった次第。

ま、こればかりはどうなるかわかりませんからね


さて!

今日は、私の小さなお友達と一緒に、
映画を見に行って参りましたー

『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』

でございますよ、皆さん

http://doraeiga.com/2016/ 


もちろん、土偶が出ているからです。
これ、かなりの影響力がありましてね、
小学生と土偶の話をすると、必ず出てくるんです!

「ドラえもんで見た!」

って

で、お勉強でございます。
どんな風に出ているのか、この目で確か目て見ようと思った訳です。

今回は、お友達のお母様にお声がけ頂き無事に鑑賞

っていうかね、

なんで、悪者なんですか!毎回
 
と、悲しくなっちゃいました。
本当は違うのに

遮光器土偶以外に、仮面の女神や、ハート形土偶、みみずく土偶、
そして、あれは山形土偶とおぼしき土偶が登場
みんな悪者なんだけどね


風評被害あるわー。
もっと違う表現は出来ないのでしょうか

ま、それでも、土偶に興味を持ってくれるきっかけにはなりますから、
良しとしましょうか
(何様なんでしょうかね、私

興味のある方は、劇場でそれを確かめて下さい

あ、最後に、一緒に映画を見た小川登生和くんから、
こんな素敵な絵を頂きましたよ


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私の目の前で、一筆書きでさらさらさらと書いてくれました


いやーん、いいぞいいぞ!
将来は土偶博士だ

今日は一緒に映画を見てくれて、ありがとうね
また、遊びましょ


 

青春18切符の季節になりました。

もう、うずうずしてます

で、買っちゃいましたーw
旅に出ます。
探さないで下さいw

さて、
今日は勝手にお知らせしちゃいます

東京国立博物館に、山形県から国宝がやってきます

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1777


特別公開「国宝土偶 縄文の女神」 

本館 特別4室   
2016年3月23日(水) ~ 2016年4月17日(日)

縄文の女神はもちろん見所満載なんだけれど、
私が注目しているのは、「国宝附」が来るってとこ。

じつは、
女神と一緒に発見された土偶の頭部や破片があって、
それらを土偶残欠って言うんだけれど、
女神を知るための貴重な資料ということで
「国宝附」という指定を受けているんです。
通常は、常設している山形県立博物館でしか
見ることができません。
私、山形県立博物館で見た時に、こっちに感動した

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あ、これは山形県立博物館の看板w

話を戻して
なんか凄く人間くさい感じなんですよ。
破片たちが。
で、その破片を見ていると、この国宝がどんだけ特別な存在、
そしてクオリティの高いものなのかが感じられるんです(あくまで個人の感想です)

なので、残欠をぜひともじっくり見ることをおススメいたします。
破片っちゃあ、破片なんですけどねw

またとない機会ですから、東京国立博物館に会いにいってみて下さい

私もこのタイミングで東京に行くことがあれば、
足を運びたいと思います。

髪の毛をばっさりと切ってしまおうかと検討しています
ま、どうでも良い話なんですけれどね

気分を変えたい、新しいことにチャレンジしたい、
そんなことをちょっと思ったりして

さて、
そうなんですよー。

3月20日(日)21日(月・祝)
 
までの会期なので、非常に申し訳ないのですが

『称名寺貝塚
 土器とイルカと縄文人』
                                      in横浜市立歴史博物館

http://www.rekihaku.city.yokohama.jp 


に行って参りました。

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2階に上がると

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あー、お出迎えですね。

イルカの頭蓋骨と貝塚と土器。

はい!そのまんま!

称名寺と言われても、まったくピンとこない私

何でも鎌倉時代に創建されたお寺で、その周辺に貝塚があるから

「称名寺貝塚」

なんだって。
期間としては発見されたものから縄文時代前期から晩期末まで
存続していたみたいだけれど、
その中でも縄文時代後期を中心に盛り上がった場所みたい。

でね、縄文時代の後期の頭らへんは、南西関東全体で、
遺跡の数がぐっと減るんだけれど、
それにも関わらず、この遺跡はむしろ、活動が活発になったとか

そんなことが、遺物でわかるって凄いよね。

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タイトルにもなってるけど、この遺跡の特徴は、
やっぱり、

「イルカ」

この画像に円グラフがあると思うんだけれど、
これは、発見された哺乳類の骨の割合をグラフ化したもの。
その1番初めの割合がイルカなんですよ

普通はシカ・イノシシだよね。
ざっと流れを書くと、
初めはイルカ、シカ、イノシシの割合はほぼ同数だったんだけど、
次の段階になると、哺乳類のほとんどがイルカになっちゃう
で、縄文時代後期の中頃を境に、イルカが激減し、その分、
シカ、イノシシが増える。
今度は、後期末から晩期中頃になると、
イノシシよりもシカが増える。

ということみたい。

つまり、
環境に応じて、食べるものが変わっていった、
ということが言えます
(あれ?ばくっと言い過ぎたかな
だってさ、突然イルカばっかりを捕りだすって無いじゃない?
食の好みが変わったとかさ。
でなければ、そうせざるおえない環境があったってことだよね。

同じように、イルカが減ったのは、
イルカが捕れる環境では無くなったから。
(詳しく言うと、イルカが入ってきてた湾口部を塞ぐように砂提が伸びて
 イルカが入って来られるような内海じゃなくなったから、なんだって)

縄文人も大変だよね。
だんだんイルカが捕れなくなってきた時の不安な気持ち。


「あれ?何が起こってんだ?
 イルカの姿を見なくなったぞ」

もうさ、海ばっかり見てる場合じゃないの。
山に目を向けて、シカやイノシシとるしか無いじゃない。

他にも魚や植物食料食べてるけれどね。

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これ、目がくらんだ。そして、笑った。

笑っちゃ怒られるけど、
本当に凄い学問だと思った。
篩にかけて、見つけていくんだよ
この根気は、本当に凄い!

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貝塚の良いところは、こういう骨角器が沢山残るところ。

美しいですね、骨角器
機能美に対する感覚が凄いよ、縄文人。
本人たちが自覚的にやってたかはわからないけれど、
でも、やってたよね、きっと。

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土偶と並んで儀式で使ったと考えられる道具の石棒。

これ、住居の中から4本も並んで発見されてる

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ひー、どういうこっちゃ

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で、これこれー。

称名寺貝塚はこんな感じの土器が有名です。
「称名寺式土器」という指標にもなっているくらい。
これね、
関西や東海の土器を基礎にして、
土器として成立したんですって。

どうりで、あっさり系ですよね

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この「J」文様がポイントらしいです。

私は、デコラティブ系の土器よりも、
こういう感じの、ちょっと控えめ系の土器が好きです。


と、いろいろ解説をして下さった学芸員の高橋健さんの話を
ほとんどはしょってしまうというこのブログ
(すいません、本当に丁寧にご説明いただいたのに
 これ以上長くは出来ない)

撮影はOKだし、展示内容は超充実しているし、
そこまで興味も無く行った私でしたが
めちゃくちゃ楽しめましたよ

あと、20日(日)21日(月・祝)だけとなりましたが、
お時間が許す方は足をお運びくださいませね。

最後に、おまけ

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あかん、かわゆい


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