今日は、新刊のご案内です。

2016年の1月から東京新聞および中日新聞の水曜日夕刊で連載をしてきました、
『土偶界へようこそ』
を新編集しまして、書籍化いたしました

新たに加えた7体の土偶と、
連載してきました63体の土偶と合わせて70体!を収録。
『土偶のリアル』を出版させていただいた山川出版さまから、
今回も出させていただくことになりました
2冊を担当して下さったMさんには、本当に感謝感謝でございます。
私、生意気だしえらそうだし勝手だから
本当に大変だったと思います。
Mさん、本当にありがとうございました。

彼女がぐっとこらえてくれたおかげで、
いやー、本当に良い本になりました。
帯にも「土偶のお尻、見たことありますか?」ってあるけれど、
ないよねー、なかなか
正面、背面はもちろんのこと、
できるだけ多くの角度から土偶を見て頂こうと、
所蔵する方々にあれこれお願いし、皆様方に撮影でお骨折り頂きました。
本当に、本当にありがとうございました!
おかげさまで、とても良い表情の土偶たちを、
読者の皆様に見ていただくことができます。
本当に嬉しいです!

ということで、発売は7月ですが、チラミセしちゃおっと

はい、表紙ね

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かわええ、かわええよ
山梨県北杜市の土偶です。おパンツ、はいてござる

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割れ口がリアルー

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いやーん、お尻まるいーーーーー

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わかってる、わかってるよ、君の気持ちは。
君の声を、ボクはちゃんと受け取るから。
(と、土偶が言っている気がします……妄想族です、はい


とまあ、こんな感じでございます。

報告書がでたばかりの、超レアな土偶も掲載いたしました!

パラパラと気楽に土偶を眺めることができる1冊だと思います。

ただいま絶賛ご予約受付中。

https://www.amazon.co.jp/土偶界へようこそ――縄文の美の宇宙-譽田-亜紀子/dp/4634151146?SubscriptionId=AKIAJR3GVJIU2UT4C7YQ&tag=matsuubooklo-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4634151146


皆様、何卒よろしくお願いいたします

 

カレーを食べる率が高く、友達に
「カレー好きだね」
とメッセを貰うこんだです

なんでしょう、カレーばかり食べたくなるのは。
刺激に飢えてわけでもないんだけれど……

さて、

行ってきました企画展

『発掘で何がわかる?』
ー昭和女子大生の発掘調査・活動からー


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既に足を運んだ方もいらっしゃるかと思いますが、
三軒茶屋駅から歩いて数分にある昭和女子大学さん
明日まで開催されております企画展です。

いやー、何が見たかったのかと言うと……。

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複製ではありますが、この子が見たかったのーーーー

弥生時代前期の遺跡、中屋敷遺跡から見つかった

土偶形容器

だって、ほら、弥生時代なのに、ほら、この顔見て下さいよ。

縄文時代のニオイがするのよ、ニオイが。

縄文時代の最後にでてきた土偶の中に、
顔中に入墨をしている土偶があるのです。
それを「鯨面土偶」なんて言ったりするんだけれど、
その入墨の名残っていうかさ、あるじゃないですか、この子にも。

美土偶よ、美土偶。

あ、違う。
美土偶形容器よ、美土偶形容器(言いにくいw)



では、ぐるっとご覧ください。
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この子は身体が空洞に作られていて、
頭の上は、ぽかりと口が開いている。

なぜ、口が開いているのか……。
ほら、土偶形容器って書いてあるやん?

つまり、容器としてこの頭上に開いた口から、
物を入れていた、というわけ。

では、何が入っていたのか……。

幼児の骨と歯が入っていたのよーーーーーーーー

この土偶形容器について、ご存知の方だったら、
この内容物も知っているかと思います。

一度白骨化させた幼児の骨と歯を洗い、
再び埋葬するための骨蔵器だった、ということね。

でね、この子、作られた当時は真っ赤だったと言われているの。
実際に、横顔のあたりに、ベンガラで赤く色づけされたと思われる
痕跡があるの。

いやー、真っ赤な骨蔵器に子ども骨と歯。

それだけ聞くと、なんかインパクトありすぎるけれど、
考えてみたら、縄文時代の土偶だって、
赤い子、いっぱいいるよ。
赤は命の色、象徴の色、としたならば、
この骨蔵器は、巡る命を祈ってのことだったのかもしれないね


再びこの世界に戻ってきますように、ってさ

話は変わるけれど、お邪魔した日にこんなゲストがいらっしゃってたの。

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めっちゃめちゃ熱心に観察しているこの男性……
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私、もう、撮らずにはいられなかったの
このお姿に感動ですよ。
私と同じだわーーーーーってw

この男性は、
弥生時代を主な研究フィールドにされている、
明治大学文学部の教授、石川日出志先生。

明治大学の学生さんと一緒に見学に来られたのですが、
見よ、誰よりもキラキラした瞳で、
土偶形容器にかぶりつく先生を!
(すみません、先生。私、めっちゃ先生のお姿に感動したんです。
 学生さんたちも、かぶりつけよ、と心の中で言うw)

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とっても楽しそうに、そして、ものすごく勉強になるお話をして下さいました。

今、指差しているでしょ?
これね、これを見てるの。

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背中に、ワラビみたいな、クルクルした模様があるでしょ?w
これは、縄文時代晩期の結髪土偶や、刺突文土偶の背中に施された、
肩から背中にかけての模様の名残とのこと。
よこっちょ向いているけれどね。

はー、知らなんだ、しらなんだ。

つまり、神奈川県で作られた物ではあるけれど、
東北の影響が見て取れる、というわけ。
そして、この土偶形容器は、愛知から宮城まで出土しているみたいなんだけれど、
中屋敷遺跡のこの土偶形容器には、
東と西の特徴がある、とか……。
実際に出土している土器も、東西の物があるのだそう。

えー、ってことは、中屋敷遺跡には、
あちこちから人がやってきていた、
ってことが言えそうだよねー。


他にも、イネ、トチノキ、キビ、アワが炭化した物がでていたりして、
2500年前に、中屋敷に暮らした人々の様子が、
なんとなーく見えてくる気がします。

そこを調査しているのが、
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彼女たちなのです
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(この服装、実際に女子大生たちが現場で使っているものだそう。
 もう、これぐらいしないと、真っ黒になっちゃうもんね

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今年も9月に女子大生たちは、昭和女子大学の小泉玲子先生の指導のもと、
中屋敷遺跡を調査するとのこと。

いやー、本当に凄いと思うよ、あたし。


ということで、駆け足でしたが、ご紹介いたしました。

最後に、
この企画展は、あ・し・た・まででーす。

ぜひとも足をお運び下さいねー

 

もう6月も終わろうとしてますね……

かなりまずい気がする。いや、マジで。

あれこれ締め切りが迫っていたり、
依頼されていた原稿を気になりつつ 入れていなかったり

読まないといけない本は読めてなかったりと、

「私、何やってるんだろう……

って感じです。

そんな状況に、素晴らしい贈り物が届きました

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お読みになった方も多いのではないでしょうか?

『ここまでわかった! 縄文人の植物利用』
工藤雄一郎/国立歴史民俗博物館編(新泉社)

私も本当にお世話になった本です。
何が良いって、構成が好き。
見開きのテキスト、次には画像や図版での解説、
その繰り返しなのですが、
なんか、わかりやすいんですよねw
もちろんその分野の専門家が書いていらっしゃるので、
ある程度の知識や用語を知っていたほうが理解はしやすいでしょう。
しかし、そうでない人も、充分楽しめると思います。
執筆者の方々の
「一般の方にも読んでいただきやすくする」
という想いが感じられるテキストです。
ご苦労なさったのではないかとお察しいたします。

その続編がでております。

『さらにわかった! 縄文人の植物利用』
工藤雄一郎/国立歴史民俗博物館編(新泉社)

さらにわかっちゃった!!!
んですって

未読ですが目次によりますと、
縄文人たちが早い段階から作っていた「編みかご」に
焦点をあてた章が多いみたい。

今年も編みかご、流行ってるよねー。
私もこの夏、ひとつ手に入れたいと思っているけど、
縄文人たちも

「今年のトレンド」

なんて言いながら、オサレ編みかごを作っていたかも
(すみません、古代妄想です)

話を戻しまして……

執筆者のお一人、佐々木由香さんからお贈り頂きました。
ありがとうございます

実は「さらにわかった!」編はまだ読んでいなかったので、
本当に嬉しい。

でね、驚いたのが、あるオサレカフェにお邪魔したら、
そこの奥様が、
「さらにわかった!」編を、図書館から借りて読んでいらっしゃったこと

もう、ビックリしちゃいましたよ。
縄文時代について興味をお持ちの方が増えているんだなって、
本当に驚きました

ああ、この本を読んで、
佐賀県の東名遺跡に行かねばなーと思っております


ご興味のある方は是非。

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