月別アーカイブ / 2012年05月

ソロビルズ。

そう、私はいつだってソリスト。






休日の人混みからは考えられないような、
閑散とした原宿駅前。

時計の針は丁度、
午前八時半を指している。


雨は降っていないものの、
玄関を開けると広がっていた鈍色の空に
気分の上がらない学生たち。
そんな彼らの表情が目に浮かぶ、
まだ寒さの残る、五月、平日の午前。



原宿という立地で、
誰をターゲットにしているのか分からない
東急プラザに出来たbillsに、
私は足を運んでいた。

女子高生が誰ひとりいない原宿の歩道に違和感を感じながら、





(省略)





「これがbillsのパンケーキか。」

私は心の中でそう何度も呟いた。

その一口が、
自分にとって衝撃的な味わいだと思わせる為に。

何度も何度もそう呟いた。

何度も何度も自分に言い聞かせた。






パンケーキ。






私が食べたのはパンケーキ。

そう、
パンケーキだ。



私が口にしたのは、
どんなに頑張ってもパンケーキだったのだ。


パンケーキにパンケーキ以上の期待をした私が間違いだった。

パンケーキの香りには、
女子高生のもつ、
思春期独特の膨らみ、豊かさが無かった。

フルーツのような甘酸っぱさと、
チョコレイトのような誰をもうっとりとさせる濃厚な香り、
膨らみを持ちすぎないよう、
若さの悪戯で少しだけ引き締められたあの特有の香りは無かった。


正直、がっかりした。





だが、私は気づいた。

これがbillsの作戦だって事を。






billsの「世界一美味しい朝食」というレッテルは、
味に自信を持っているからだけというわけではない。

世界一、と期待を膨らませておくと、
必ず、人はそのパンケーキに不満を持つ。

そこで、大抵の人は足りない部分を補う方法を考えるんだ。




そう、それがbillsの狙い。




「次は、各々の足りないと思った部分を補える人と一緒に来てください。」




billsは遠回しにそう私に伝えたかったんだ。



しかし、
私にはパートナーがいない。

一緒に来てくれる人がいない。

そう、一緒に来てくれる人がいないんだ。






頬に何か、冷たいものが走った。

私はそれが何なのか確認する事もせず、
ただ、無意識に残りのパンケーキを食べた。



しょっぱかった。



ただ塩辛いだけではない、
岩塩よりも膨らみがあるだとか、
そういう問題では無かった。


懐かしい味。


一言でいうとそういう事だ。




幼い頃、
母親に叱られた時の懐かしい味。

友達と声が枯れるまで喧嘩したときの、
懐かしい味。


憎しみ、悲しみ、
怒りや感動、
様々な自分の中に眠っているものを蒸留して集め、
人生という管を通ってやってきたような味わいだった。



「こんな味は初めてだ。」

無意識に口からこぼれ出た。


その言葉を慌てて拾うかのように、
残りのパンケーキを口に掻き込んだ。



私は今、
世界一のパンケーキを食べている。

全世界の人たちに、
自信を持ってそう言えると確信した。




ひとりでも大丈夫。

そう、
ひとりでも大丈夫なんだ。




billsは、
そんな大事な事を教えてくれた。


$僕のどうでもいい日常。





ソロビルズ。

そう、私はいつだってソリストなんだから。

花畑ではないが、
最近とった写真。

代々木公園なのです

$僕のどうでもいい日常。
$僕のどうでもいい日常。
$僕のどうでもいい日常。


綺麗かしら???????

こう、
たまに、
ベッドじゃなくて、
床で寝たくなるときってあるよね。

ベッドはあるんだようちには。

でもね、
なんか、
床で、しかも、
肩の凝りそうな体勢を好むというか、
変な形で、
死んだように寝たくなるときがあるのです。



今日も今日とて、
愛しのミキちゃんと(´-`).。oO
photo:01

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