おはようございます。



みっちーです。



くもってますねえ。涼しくて良い。



今回はですねえ。



覇王です。



ここでいう覇王とは、ドルガルアのことです。



覇王ドルガルアは、タクティクスオウガというゲームに出てくるキャラクターで、物語の最初の時点ですでに死んでおり、かつラスボスです。



覇王ドルガルアはですねえ。



とあるところにヴァレリアという大陸がありました。オーストラリアみたいなもんかな。その大陸はいくつかの国に分かれていました。そんな中、統一戦争という戦争が起こりました。ドルガルアはその戦争に勝利してヴァレリアを平定し、覇王と呼ばれるようになりました。



統一後、彼は空中庭園というものを建造させます。空中庭園では、長かった戦争が終わり、ついにヴァレリアが一つになり平和になった歓びから、日夜、みんなが踊り、歌い、それは楽しい日々が続いたそうです。



ドルガルアにはベルナータという王妃がいました。ベルナータは王子を出産しました。国は祝福しました。



しかし、王子は一歳でこの世を去り、ベルナータ王妃も後を追うようにして亡くなりました。



覇王は、神に王子と王妃を返してくれるように祈りました。しかし、その祈りは聞き入れられることはなく、王子と王妃は帰ってきませんでした。



覇王は悲しみました。そして怒りました。



覇王は信仰を捨てた、すなわち神を捨てました。



そして、「究極の力」を求めて、たった一人で魔界へと旅立ちました。



物語の最終局面でこの事実が明らかになり、覇王は死んでいなかったことも判明し、変わり果てた彼が現れ、主人公達と決戦になります。



覇王ドルガルアと対峙した時の主人公のセリフもいいんですよね。今こそ妻子が待つ彼岸へ送ってやろう、みたいなことを言うんです。ちなみに主人公達には、存在していたことを覇王が知らなかった王女がいるんですよね。



いやねえ。



この物語は、感動というか哀しいというか、思い出すと泣いてしまいますね。



覇王ドルガルアの悲哀ですよ。



大戦争に勝利してヴァレリア大陸を平定し、みんなが望んだ平和を勝ち取り、ようやく手にした平穏な日々が、息子と妻の死という出来事によって崩れ去るんですよ。



ドルガルアは考えたと思いますよ。なぜこうなったのかと。そうか、神か、神なんだとそこに行き着くわけです。それで祈り続けるんです。死んだ人間が帰って来ないことは彼は知っていたんです、それでも帰って来て欲しかったんです。



彼はヴァレリアという国の国王です。女は他にいくらでもいただろうし、子もいくらでも作れたのです。それでも彼は死んでしまった息子と妻を返してくれるように神に祈りました。なぜなのでしょう。



ぼくは、ドルガルアには愛があったからだと思います。



彼は強かった。それ以上に愛があった。



彼は、愛することができたのです。愛があるからです。



たった一人で供も連れずに魔界に旅立つっていうのも、いいですよね。なんか、また一からだな、みたいなことを彼は考えたのでしょうか。



いやなんかもう、怒りやら悲しみやらでわちゃわちゃなってたんでしょうね、彼の心は。



とても、ね。



とても悲しい物語です。



これはギャグれないなあ、ぼく。覇王かわいそ過ぎワロエナイ、ってやつです。



いや、松野元帥つくづくすげえわ……。