水木しげる先生は「目に見えないものを信じなさい」と言ったが、
 僕もそう思う。

 世の中に存在しないものを創りだすクリエイターは、
 「目に見えないもの」を信じなければいけない。

 その点では、子どもたちは皆、「目に見えないもの」を信じ、
 存在しないものを創りだすクリエイターなのだ。

 大人は「目に見えないもの、そンなものは無い」と、はねつける。

 現代社会では、「目に見えないものは無い」と無理やり信じこむことが、
 子どもから大人への第一歩になっている。 

 でもやっぱり。
 子どもは、目に見えないものを感じる。
 大人に対して「どうして有ることが、
 わからないンだろう」と思っているに違いない。


 そんな子どもたちの願望に応えて、大ヒットしているのが、レベルファイブだ。


 このキャラクターを創ったレベルファイブというクリエイター集団は
 子どもが好きなものを研究し、欲しいものを熟知しているンだろう。

 だからこそ、目に見えないものを見えるようにするアイテムを生み出した。
 
そう。
 妖怪ウォッチだ。


 僕は前から、
 レベルファイブはキャラクターの創り方、動かし方、活かし方が
 抜群だなあと思っていた。
 聞けば、堀井雄司君とドラゴンクエストで一緒に仕事をしていたということなので、
 先日、僕は堀井君に紹介してもらい、

 レベルファイブの社長であり、
 最前線のクリエイターである日野晃博さんにお会いして、

 そのあたりのお話を伺ってきた。

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 対談を終えての感想。

 「僕も妖怪ウォッチが欲しい!」

 お店で売っているから買いに行けばいい?

 違うンだ。ケータ君が持っているような、

 本当に妖怪が見えようになる「妖怪ウォッチ」。 


 クリエイターは、自分自身がその手で「目に見えないもの」を描き出し、映し出す
 「妖怪ウォッチ」にならなければならないンだなァ。

 ってこと。

  僕はクリエイターにそのキッカケを囁くウィスパーでもいい。

 このレベルファイブの日野社長との対談の内容は、

 次のストレンジャーソレントに掲載しますので、

 しばらくお待ち下さい。


 面白いぜぇ!


(小池一夫)