月別アーカイブ / 2012年08月

8月10日 『ガッツポン vol.5が発売されました!

Isbn9784862258571

amazon       楽天      7net

※くわしくは 小池書院ホームページをご覧ください。
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劇画キングシリーズ

ガッツポン(5) vol.5

ガッツ・ニッポン!
オール新作コミック15本!!

強力小池一夫原作4本!

「地獄楽まんだら」(小池一夫/これかわかずとも)
「新・弐十手物語 つるじろう」(小池一夫/神江里見)
「そして-子連れ狼 刺客の子」(小池一夫/森秀樹 作画原案:小島剛夕))
「異聞・花と蛇」(小池一夫/叶精作 協力:団鬼六事務所)

フレッシュキャラクターコミック8本!

「クライングフリーマン NEXT」(小市ケン/柳澤一明)
「傷追い人 SPINOFF」(山田一郎/はるなさやつぐ)
「シェーラ様は、魔神」(矢橋賢一郎/平野 仁)
「I・AM…」(鈴木尽星/西出ケンゴロー)
「酒場徘徊録『日和散樽』」(伊勢幸祐/ヰ土えもん)
「八重子らんしょ」(江崎ころすけ)
「ニッチモ」(長野 亨)
「ヒキツイッター」(日涌 祐)

読み切り新作3本!

「抜いてあげるよ」(寝猫)
「みかんの花咲くころ」(中村匡助)
「剣犬刃」 (桃山明慶)

ISBN978-4-86225-857-1  定価:680円(税込み) 発売:小池書院

8月10日 愛蔵版『子連れ狼(11) 日月光陰編』が発売されました!

Isbn9784862258397

amazon       楽天      7net

※くわしくは 小池書院ホームページをご覧ください。
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劇画キングシリーズ

愛蔵版 子連れ狼(11) 日月光陰編

柳生封廻状の謎を解いた拝一刀の前に
柳生烈堂の娘・鞘香が立ちはだかる…。

幕府の公用通信である“御状箱"を
己れの私用に使っていたことが
柳生の秘事であった。

細部は明らかではないが、
事が公になれば柳生の失墜は必定。
追い詰められた烈堂は
自ら陣頭指揮に立ち一刀を追うが、
秘事の暴露を楯にされると
しぶしぶ親子を見逃すしかなかった。

そして烈堂は柳生一族が
代々を重ねて全国の大名領地に潜ませた
“草"と呼ばれる手練れたちに
一刀親子を襲わせる!

作:小池一夫|画:小島剛夕

ISBN978-4-86225-839-7  定価:680円(税込み) 発売:小池書院

2012年7月のつぶやき

7月1日

 ブッダの教えも、キリストの教えも、ソクラテスの思想もしかり。人としてあるべき姿は紀元前から語られ続け、心の拠り所になっている。なのに人間は、愚行を繰り返す。敵も見方も「戦はやらないに越した事はない」と書かれた孫子の兵法を片手に戦を繰り返す、それが人間なのだ。

 それに反して、科学技術はどンどン積み重ねられ、凄い勢いで進歩している。いつまでたっても未熟な人間が手にした、異常に進んだテクノロジー、それが原発なのだ。人間にはコントロール出来ない。

 愚行を繰り返す事を自覚する我々が、本能的に、これはヤバイな、と感じる、そンな技術に人間の未来を預けられるかと思う。

 天才がサラッと描いた作品よりも、作者が才能ギリギリ最後の一片まで吐き出した作品に僕は感動する。作品の質としては前者の方が優れているのだが、人は後者に心を奪われたりする。鋭い刃に切られるよりも、鈍刀に切られた方が痛い。才能は勿論必要だが、才能が全てではない事に、創作の不思議を思う。

7月3日

 ニュースを見ていて、ふと、孟子の言葉を思い出した。「民を貴しと為し、社稷之に次ぎ、君を軽しと為す」国民が一番大切で、国家がこれに次ぎ、最後が君主である。要するに、国民が一番大事だということ。

 日本では、全くこれが逆になっている。政治家が権力争い、国家が乱れ、民が苦しむ。いつの時代も変わっちゃいない。本当に怒りがこみ上げて来る。今年の国民の怒りは、想像に絶するほど過去に一度もなかったほど大きいぞ。

7月4日

「ン」を使う理由。平仮名は日本古来のもの。漢字は中国から来たもの。ではカタカナはどこから来たのだろうか?いつ頃?ユダヤの古い文書に死海文書というものがある。この死海文書は古代ヘブライ語なンだろうけれど、これがカタカナにソックリだ。「アカハナマ」で始まっていたかな?

 小説は平仮名と漢字を混ぜて書く。ラノベは漢字をなるべく少なくして、わかりやすく平仮名とカタカナで書く。僕がフキダシの中で平仮名の中に「ン」というカタカナを使ったとしても、なンの不思議もない。それをあえて理屈づけるつもりもない。

 要するに、画(え)も文字も一緒だという感覚でフキダシも書いている。「字画同一」という事だ。平仮名の「ん」を使うよりも、カタカナの「ン」を使った方が、はるかに見やすい。

 漫画のフキダシの中を読むのではなく、漫画とフキダシを同時に見るのだ。まずフキダシを読ンで、漫画を見て、またフキダシを読ンだりしたら、君は七十歳かと言われるだろう。今日はこれくらいで。

@loveyassy 「にっぽん改国」拝見致しました。遥か昔に帝国ホテルの酒場で声を掛け合ってから、長い月日が流れました。その間、貴兄の活躍を陰から見守り、応援してきた一人であります。どうぞ頑張って、お元気で。

7月5日

 今回アノニマスが日本を攻めたのは、万国著作権条約(、ベルヌ条約)が改正され、違法ダウンロード刑事罰化が可決された事によるものだろう。

 現在ネット上に他人の著作物をアップロードする事は違法だが、不特定多数がダウンロード出来るので例えば子供が罪の意識なくアニメや音楽をダウンロードしたりしても刑事罰の対象になる。

 誰かがデータをアップロードし、百万人がダウンロードした場合、未成年者を含む百万人が全て犯罪を犯した事になる。これをどうやって解決をしていくのか。相変わらず政治は迷走している。またアノニマスが来るぞ。

7月6日

 虚しい日々が続いている。虚しいと、表現者は表現出来なくなる。胸が詰まるのだ。こンな時に、せめて友が生きていれば、明日を語り合えるし、励まし合って酒も飲める。少しだが、前へ進める。その友達も、亡くなった。

 表現者はもちろンフィクションでキャラクターを動かしていくわけだが、そのキャラも凍る。なンとかこの虚しい日々から抜け出さなくては。
 
 孤独、いいだろう。寂しさ、悲しさ、怒り、いかようにも表現できる。それが表現者だが、虚しいという事だけは表現に苦しむ。虚しさは、心が詰まる。それぐらいしか言えないのだ。虚しさが心に満つる時、表現者は、弾尽き果て、矢は折れる。
 
「よく言うよ」と、よく人は言う。これが表現者の一番嫌いな言葉だ。この一言で、片付けられると虚しいだけさ。

 昨日ちょっと弱っちいことをツイートしたら、ヒヒヒヒヒ…弟子たちからすごい反応があった。みンな、「どうかしたのか」とか、「らしくない」とか、色々言ってきた。それが狙いよ。

 僕がつぶやきの本を出すとしたら、「年寄りは弱虫なンかじゃなれねえぞ」てなタイトルになる。まあでも、今日は楽しい朝になった。

7月7日

 ネットを見ていて、凄く気になるのは「人を見下す」事が蔓延している事である。人に対する好き嫌いや、事の善悪の判断や、意見の応酬はあってしかるべきだが、もう、とにかく「人を見下す」が基本スタンスになっている。しかし、人を見下している人って、大抵自分自信の背中は無防備だ。

 その、人を見下す、みっともない後姿を、別の大勢の人が沈黙しながら見ている。ネットで暴言を吐き続けるマイナスの精神状態が、実社会に戻った時、機械のスイッチをON/OFFする様に切り替える事は出来ないだろう。その雰囲気は、その人の体臭の様に、気配として漂っている。

 自分は自分に嘘は付けない。人を見下したその目は、自分自信を見返してくる。己の目に映る自分は美しいか?醜いか?人に善くしないで、人に善くされる事は絶対にない。

 今日「暗殺者(シルベスター•スタローン)」のDVDを観ていたら、相手役の女性の名を、「エレクチカ」と呼ンだ。わしゃあ、ブッとンだ。

7月8日

 心臓が鼓動を止める一瞬前まで、生き生きと生きるのだ。機嫌良く生きるのだ。軽やかに生きるのだ。それこそが、この理不尽で、不条理で、鬱々とした時代への、最大の防御であり攻撃である。

7月9日

 人の見た夢の話は本当につまらない。最近、ファンタジー流行りのせいか、夢で見た様なエピソードを書き連ねた作品をよく見る。はっきり言って、面白くない。ファンタジーは、頭の中で書こうと思えば書けるのだが、取材力や情報収集力が高ければ高いほど面白い。夢物語こそ、現実味がなければ。

7月10日

 「れんまん」というNHKの番組に、審査員として出演した。ヒジョーに面白かった。漫画家二人が原稿用紙一枚を挟ンで、一ページの漫画を仕上げる。

 昔、連歌という遊びがあり、上の句を一人が詠み、下の句を別の一人が詠み、短歌が出来上がるという、その連歌と同じ様なもので、二人の漫画家が先手と後手とをジャンケンで決め、一コマづつかわるがわる描いていく。

 出演した漫画家たちは、実に、現代社会を切り取る様なくせものぞろいで、西原理恵子、田中圭一、おおひなたごう、和田ラヂヲ、司会がピエール瀧、解説が伊藤剛、女性の渡辺アナウンサー、この「れんまん」の立案者である木村祥朗、ラッパー宇多丸、女優の加藤夏希…(敬称略)。

 いやーもう、超面白かった。8月の19日に放映になるそうだから、諸兄も必見!

 @GoITO 伊藤剛准教授へ「テヅカ•イズ•デッド」は読ンでおります。お気持ちだけちょうだい致しました。

 @keiichisennsei 田中圭一くンへ勝手に破門されたなどと思わないで下さい。

 @gooohinata おおひなたごうくンへ君は羽後町、僕は大仙市出身。もっとおしゃべりする時間が欲しかった。よろしく。

 @yoshiro_kimura 木村祥朗さンへ「れんまん」は大流行するかもしれませンね。昨日はありがとう。

 @radiowada 和田ラヂヲさンへもう少しおしゃべりする時間が欲しかったですね。昨日はありがとう。

7月12日

 随分前、長年、国の平和活動に従事されている緒方貞子さんが、TVの討論会で「歴史感や宗教や利害が反する国同士が仲良くするのは無理だ。だから、仲良くしろとはいわないが、とにかく他国にちょっかいを出すな」という主旨の発言をされていて、印象的だった。これは、人間関係もあてはまるなと。

 理想論では、国も人もみんな仲良く、なのだろうがそれは無理だ。熟考した末にあえて関わらないという道もある。人を罵倒するぐらいなら、口をつぐむ。成熟した大人として。時には、そういう一時退避も人生にはあるンだよ。

7月13日

 北朝鮮の金正恩書記が、ロッキーのテーマを背景に、ミッキーマウスやくまのプーさンたちの着ぐるみを登場させ、それに満足した様に拍手している光景が報じられたが、アメリカ国務省の対応が、早かった。

 すぐさまコンテンツの侵害であるとクレームをつけたが、結果としてその解決策をウォルト•ディズニー社に委ねたのは、誠に手ぬるい。詰めたのはいいが駒を取りに行かない。ディズニー社にどンな解決策があるというのか。抗議文を出すぐらいの事だろう。本当に、コンテンツの盗用に対する処罰は難しい。

 でも、逆に流石にアメリカだと思う。日本は抗議すらしないだろう。日本の知財戦略本部の動きがまるで見えてこない。今、サンディエゴのコミックコンベンションが開催中なンだがね…

7月14日

 描かれた作品を読ンでいて、一番興ざめなのは、「誰かの作品に似ている」という既視感である。上手く描かれていても、プロの作品としては、二流である。プロなら、誰かを真似るのではなく、完全に自分の表現になるまで、盗むのだ。

 @yukiozawa おざわゆきさンへ「凍りの掌」があちこちで話題になっていて、朝日新聞、東京新聞、中日新聞等々…読ンで本当に良かったと思っています。これからもぜひ頑張って、素晴らしい作品を描き続けて欲しいとエールを送ります。

 13才の男子が自ら死を選ぶほどいじめられている事に、担任の教師が本当に気が付かなかったとしたら、教師として重大な過失がある。気が付いていて、手をうたなかったとしたら、教師としてというよりも、人間として駄目だ。気が付いていても、いなくても、どちらにせよ責任逃れは出来ない。

7月15日

 この頃ちょっとDVDシャワーから遠ざかっていたが、それでも日に二本は観ている。原因は、新作が全く出てこない事と、出てきても三流クラスのハチャメチャなものばかりだから。

 今日の二本。「アンダーワールド」の最新作。まあ、面白くない。もう一本は、リチャード•ギアの「顔のないスパイ」。リチャード•ギアが最初から正体を表しているので、顔のあるスパイになっている。まあ、観なくてもいいだろう。

 読める本も少なくなった。時代劇の文庫の書き下ろしも面白くない。唯一、上田秀人の新作を待っているが、彼が歯医者さンのせいか、なかなか出てこない。やっと出てきたけれども内容がいつも徳川家の騒動で今回の新作が一番つまらなかった。まあ二十冊ぐらい読ンだが、だンだン劣化してくる。あーあ。

 自分を一切空にする事が必要なのだろうな。お経を唱える回数を倍にしてみるか。一切空なりと。

7月16日

 スポーツをすると汗をかく。汗をかくと、体温が下がる。だからかなりの暑さにも人は耐える。ところが、今年の熱中症はそうでもないよう。たくさンの人が熱中症で病院に搬送されたという。よくわかンねえ。暑い。

 表現者を、時に人は「天才」と呼ぶ。どの道のプロでも、その事に費やした時間が膨大である事は間違いない。後の世にその瞬間だけを切り取られて、「天才」の一言で片付けられては、たまらない。道に時間を与えずに「才能」とやらを口にするのは、その人が楽をするための言い訳である。

7月17日

 終戦の時、僕は小学三年生だった。それから九年経って高校一年の時、小さな街のお店にトランペットが飾られていた。欲しくて欲しくてたまらなかった。買ってくれたのが、祖母だった。僕がジャズの世界へ踏み込む、第一歩だった。

 最初はアメリカ映画の主題歌とか、ムーディなものを練習していたが、それが次第にアート•ブレイキーの出現でモダンジャズに変わりはじめた。(もちろン、アマチュアの域を出ない下手くそだったが…)

7月18日

 生まれてから死ぬまで、出会う人は何千人、何万人ぐらいだろうか。たとえば今、いじめ等で悪い時であっても、それは人生で出会う人間の何千、何万分の数人なンだよ。時は流れる、自分の居場所も変わる、出会う人も変わる。今、現在、どンなにつらくても生き抜くのだ。僕もそうやって生き抜いてきた。

 人って、自分が思うほど、自分の内面の小狡さや、悪意みたいなモノを隠し切れてはいない。ちょっとした仕草や表情に否応なく現れる。でも、逆もまた然りで、人の好さや暖かみみたいなモノも、自ずと現れる。外面と内面の乖離は、他人も、自分も決して幸せにはしない。

 俺とジャズ: そンなに大したものじゃない。トランペットを買ってもらってから、自然にジャズに親しむ様になっていった。上手くもなく、下手でもなく。大学時代は、金が無くなるとトランペットを質屋に入れたりした。

 その時に、マウスピースだけ抜いといた。マウスピースだけでも曲は吹ける。思い出すと、楽しい。なンとなくいつもそばにジャズがあった様な気がする。演歌かジャズという時代だからね。今は、ジャズバーで水割り三杯。

7月19日

 創作というのは、要するに「自分の慰め」なンだよね。作品を創り上げるという行為に創作者自身が深く救われる。でも、プロとは、自己慰安の為だけではなく、他人の慰めになる作品を創る事なのだ。「自分の為に描く」と「他人にお金で買って貰える」のバランスが取れてこそ、プロなのだ。

 昨夜、友人達と酒を飲みながら、若い頃の恥ずかしいエピソードの話題で盛り上がった。いきがったり、知ったかぶり、カンチガイ、とンちンかン。もう、皆、血の汗が出そうな体験談が沢山ある。「いやー、でも、色ンな事は時が解決してくれるよなあ」の一言に一堂シンミリ…。

 人と関わると、恥をかいたり、傷付いたり、自己嫌悪に陥るから、人とは関わらないという短絡は、非常に幼稚で尚且つ危険な事だよ。孤独に堪えかねて、自分から人を求める頃には、誰も自分に関わってはくれず、より一層の孤独が待っているから。引きこもっても、人生の苦しみから逃げる道は結局は無い。

 坂本龍一さンの、「たかが電気」発言が取り沙汰されているが、前後の文脈や行間を読めば、彼が何を言わンとしているのか、容易に解るだろうに。報道はこの手をよく使う。ごく一部の言葉や発言を殊更強調して、悪意を誘導したり、時には、真逆の意味にすり替える。そンな手に乗っかる人もどうかと思う。

7月20日

 移動中、ラジオを聞いていたら、次々といじめで亡くなった子供達のニュースが報道された。落涙。日本は、わずか1年数ヶ月前、大地震で命の尊さを骨身に沁みて理解したはずだったのに、この一連のいじめによる自殺は、一体何なンだ。僕達は、あの地震から何を学ンだというのか。落胆。

7月21日

 名古屋の漫画空間のみなさンへ昨日はお寄せいただいて、本当に、楽しい時間を過ごす事ができました。またぜひお伺いしたいと思っております。
 
 私も東京に漫画空間を作りたいなあと思いました。渋谷にでも出来たら、ぜひコラボレーションしましょう。内藤さン、あいちゃンでも宣伝用のポスターに出てもらえますかね。寝猫先生、ありがとう。

 大友克洋さンこの度のウィル•アイズナー賞受賞、漫画の殿堂入り、おめでとうございます。

7月22日

 こンな人生達観した高校生おるかーッ とか、連載は始まった時より世界情勢も科学技術も進みまくってるのに、作品の中ではわずか数年かッ、とかあまりにも長く連載を続けている漫画って作者自身と世界観と時代がずれている。それらが合致していないと、違和感が残り、物語世界に浸れない。

 始まるべくして始まった物語は、終わるべくして終わったほうがいい。ヘンに長引かせるよりも、作品そのものが、高いレベルで古びない。せめて、前の巻の内容を覚えているうちに、次の話が読みたい。一読者として。

7月24日

 「ぬらりひょんの孫」の椎橋寛が、奥さンと、八ヶ月になるベビーを連れて来てくれた。可愛くて、大きく丈夫な子だった。抱かせてもらった。泣きもしないで、じっと僕を見ていた。怖いじいちゃンなのになあ。まあなンというか、胸が詰まったねぇ。この子に幸あれかしと祈る。

7月25日

 心の優しくない奴は、他人をいじめるのに忙しい。そして、優しい心を持つ一番の方法は、他人に優しくする事。これに尽きる。大して難しい事ではない。いつの時代も、どンな世代も。

7月26日

 フ女子の弟子から、BLを進呈された話をツイートした日から、凄い名作なので是非読ンで下さいと本を頂く事がたまにあるのだが、最近「JUNE 」という30年前の雑誌を頂いた。なに! ?これ!?凄いハイクオリティ、凄いハイテンション。中島梓さンが小説道場って…。

 そンな会話をスタッフとしていたら、昔、書店のアルバイトをしていた時、どう考えても姉に買って来いと命令されたであろう小学生の男の子が「あのー、ジュネって本ありますか?」と、発売日に買いに来る子がいました、という心温まるエピソードが…。今やネットで本が買える便利な時代になったよねえ。

 色ンな意味で、フ女子の方々は猛者だ。

 本当に、年を重ねるごとに実感するのだが、人の悪口って、言った者の魂が冷える。自分のレベルは、知らず知らずに下がっていく。年配者は、もっともっともっと、この事を子供に教え込むべきなのだ。

7月27日

 コンビニでも、キャラクターやソーシャルメディアを使うのが上手い企業がある。「あきこちゃん」というほのぼの系のマスコットキャラクターを、初音ミクみたいなボーカロイドに変身させ「あきこロイドちゃん」を創り、「からあげクン音頭」とかいろンな歌を歌わせて、広報に使用している。

 また、「まどか☆マギカ」「けいおん!」などのキャンペーンもキャラを「わかった」ものが多い。箱根にエヴァンゲリオンの世界観を再現したローソンを創ったら、人があまりにも多く来過ぎたこともあった。

 今度は、「ジョジョ」の中に出てくるコンビニ「オーソン」を仙台で再現!作品の中でのパロディを本家がリアルに再現するとは心憎い演出。約二ヶ月間の期間限定だが、ここも、ジョジョファンが殺到することだろう。さすがに、キャラクターの「威力」をよく「わかった人」がいるものだ。

 企業におけるキャラクター活用の実例を聞いてみたい気がする。

7月29日

 オリンピックだ。オリンピックなのだが、落ち着いてTVを見ていられない。まだ肩で息をしている競技を終えたばかりのナーバスな選手をカメラの前に立たせて、やけにはしゃいだタレントやレポーターが質問責め。然るべき時に、的確な質問で選手に接する様な、落ち着いた オリンピック報道が見たい。

7月30日

 イギリスの人がオリンピックにこれほど無関心だとは思わなかった。何百という招待席には、人がいない。なぜ出てこないのか。どの会場もガラ空きだ。ビックリ。開催地をイギリスに選ンだIOCの失敗だろう。スポーツは、熱い。だからこそ熱い国でやらなければ。選手たちが震えている。

7月31日

 かつて、人が亡くなるほど激しいデモが連日繰り返されたのだ。かつて消費税が3%から5% に上がった時も、今より激しい議論が繰り返されたのだ。しかし、結局、国のあり方は変わらなかった。だが、今の静かな、しかしとても深い国民の怒りは、国を動かすのではないか。今度こそは。

 オリンピックを見ていると、思うような成績が残せなかった選手が、国民の皆さンの期待に応えられなくて…、というような発言をされる事があるのだが、そンな事は全くない。なぜなら、日本にはあなた達以上に優れた人は居ないのだから。堂々と勝って、堂々と負ければいい。それが今の日本の実力なのだ。

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