月別アーカイブ / 2011年01月

2011年1月のつぶやき

1月1日

 おめでとうございます。僕はキャラクターがよくわからないことで、若い頃10年近く損をしました。キャラクター=マンガ、マンガ=キャラクターだとわかって、キャラクター原論を作り上げました。今2011年の時代に、新しいキャラクターの動きが出てきました。

 色ンな所でキャラクターと言えばゆるキャラだという解釈があって、紅白歌合戦でもゆるキャラが出てました。僕は改めてこのアナログからデジタルへ変わっていく時代のキャラクターの創り方、動かし方、活かし方の「キャラクター新論」を自分なりに完成させました。それを今年発表していこうと思います。

 小池の「キャラクター新論」のつぶやきを楽しみにして下さい。

... 1月2日

「人を惹きつける技術・キャラクター新論のつぶやき」
一、キャラを創る。
二、設定を作る。文字で説明をするな。
三、キャラを動かす。
四、小さな感動を一つ考える。ネギを持たせるような。これは、驚きと親しみを表す。
五、ラストの一コマ。次回も見てもらうためにこのラストの一コマが大切です。

1月3日

 キャラクターはストレンジャーだ。もちろン自分が創ったキャラクターだが、「お前は誰だ、どこから来た、何が出来る」と、様々な問いかけをしていく。自分が創ったキャラクターでも、プロファイリングしていくと、キャラクターは出来上がっていく。

1月4日

 今日からノンバーバルコミュニケーションについて話そう。言語以外によるコミュニケーションの事で、人は対話する時、外見、表情、視線、身振り手振りなどに大きく影響される。例えば、「目は口ほどにものを言う」「顔に書いてある」こういう事がノンバーバルコミュニケーションだ。

 キャラクター新論では、このチャールズ・ダーウィンのノンバーバルコミュニケーションを大きく取り上げたい。メールなどでやりとりをしていると、相手が読めなくなる。だから電子化時代にノンバーバルコミュニケーションは最も大切になってくる。

 キャラクターはノンバーバルコミュニケーションでなければならない。

1月5日

 キャラクター新論 ノンバーバルコミュニケーション 外見から相手の感情を読みとろうとするのは、互換のうち、視覚がもっとも発達した人間の本能だ。このノンバーバルを研究の対象にしたのはダーウィン。(人及び動物について ~1872) 続く 

 マンガが活字の小説よりも、読みやすいのは、一瞬で視覚的にストレートに読み取れるノンバーバル(非言語)な情報をキャラクターとして描いているからだ。キャラクターを文字で説明してはいけないというのは、そういうこと。

1月6日

 キャラクターをフィジカル(肉体性)とメンタル(精神性)に分けて考えてみる。フィジカルの面からいえば、視覚でノンバーバルコミュニケーション。更にホルモンの分泌、アドレナリン、オキトシトシン、ストレス、バビンスキー反射等がある。この中で面白いのがバビンスキー反射。・・・続く

 興奮すると両足の親指が立ったりする。「何かやるぞ!」と決意した時も同じ。グッとコブシを握ったり、色々ある。バビンスキー反射をキャラクターに付けると面白さが出る。

1月7日

 キャラクターのフィジカル(肉体性)その2。キャラクター本能にはシュミラクラ現象、アニミズム現象などがある。さらにキャラクターはいろいろなホルモンを出す。アドレナリン、ノルアドレナリン、オキシトシンなどだ。 続く

 シュミラクラ現象もアニミズム現象も人間が持っている本能で、大自然を見ても、太陽を見ても、月を見ても、森を見ても、なンでもかンでも目鼻をつけてキャラクター化してしまいたいという人間の本能だ。

1月8日

 キャラクターをメンタル面から分析してみよう。たとえば夢、死(メメントモリ、ウェルテル効果等)、アハ体験(謎)、オカルト、超能力、邪視(イーブルアイ)、気、運、デジャブなどの精神性をキャラクターに持たせることによって、精神面からキャラクターを起てることができる。

 (キャラクターのメンタル続き)しかし、そのキャラクターにはほとンど喋らせてはいけない。こういう現象を語らせる場合は、第三者の口を借りてそのキャラクターのことを語らせる。本人が喋っては作品にならない。

1月9日

 キャラクター(マンガ、アニメ、ゲーム)について、大勢の人たちから質問のメールや手紙がくるようになった。

 ツイッターのフォローも7000人を超えた。僕の近くにいる人たち(東京)は、講座とか公演とかをかなりやっているので聞きにくることは出来るが、地方の人たちは、メールとか手紙になってしまう。これが多すぎて返信できない状態。だから、近々web講座を開く予定です。

1月10日

 キャラクターマンWeb講座をやることにした。これで地方の人たちへの質問にも応えられる。詳しいことは、明日ホームページで発表します。http://bit.ly/hT6XW0

1月11日

 昔の成人式は元服といった。その時14歳ぐらいだったかな。刀を帯びることを許されるわけだから、大変な責任と力を持ったことになる。今の20歳の成人たちはどンな責任と力を持っているのだろう。責任と力を持っていないから、就職難だろうな。

 僕に出来ることは、「キャラクター新論」という刀を与えることぐらいだ。

1月12日

 地方の質問に応えるためにweb講座を始めた。電子書籍化が次の時代をリードして行くと思うので、全員を電子書籍に向けてデビューさせるつもりだ。

1月13日

 「キャラクター新論」 今夜は「メメント・モリ」について話そう。 メメント・モリ(死を想え)と言う言葉は、おそらく紀元前から合ったと思う・・・聖書のイザヤ書にも出てくるから。死を想えという事は、死を奨励しているわけではない。

 死を想う事によって生きる事の大切さ、命の大切さを説いているのだ。人間の人生には必ず死があるのだから、それまでいかにして生きるか。精一杯生きよ、といっているわけだ。それは、キャラクターにも通じる。
 
 メディアの上で生きているキャラクターは、どンな死を迎えるのだろうか? キャラクターを創った人は、そのキャラクターの死をどう思っているのだろうか? キャラクターの死(エンディング)を想うときにキャラクターの素晴らしさがわかる。

1月14日

 「キャラクター新論」 メメントモリの「死を想え」という思想は、あきらかに日本の武士道にも影響を与えている。侍が死を想うという事は、常に死を背負って生きているという事だ。生きるという事は、それほど大変な事なのだから・・・だが、キャラクターの命は永遠ともいえる。 続く

 キャラクターはどンなメディアにも入っていく。30年前に創られた『子連れ狼』も、今、iPad、iPhoneにも入っているし、DVDも売られている。アメリカでも、スーパーマン、バットマン、スパイダーマン、みンな長生きしている。

1月15日

 「キャラクター新論」 モバイルのキャラクターは、アナログの紙メディアのキャラを配信しているし、ネット配信も同様だが、CGMに突如として出現するキャラクターは、歌い、踊り、飛ぶ。

 その動きや音に共感したユーザーと一緒に遊ぶ。なンの目的も持っていないし、ドラマ性も無い。これからのキャラは、ユーザーがこういうキャラに目的を与え、ドラマ性をつけ、自己満足していくだろうと予測できる。

 ではこういうキャラを大勢のユーザーに共感させるためにはどう作っていけばいいのか?ということがキャラクター新論のポイントになってくる

1月16日

 キャラクターには、面白さ、楽しさ、悲しさ、怒り、そういう人のホルモンを刺激するものを付けてやらないと見ている人は喜ばない。例えば、犬が人を噛ンでも当たり前。人が犬を噛めばキャラクターになる。

 プロボクサーと高校生の女の子が闘えば、そして女の子が勝ったりすると、その女の子のキャラクターが起つ。K-1のナンバーワンと八十歳の老いたる武術家と闘ったら、どちらが勝つか?老いたる武術家が勝つ。

 K-1のナンバーワンは、老いたる武術家を殺す事にためらいがある。それはいつも、リングの上でスポーツとして闘っているからだ。だが、老いたる武術家には相手を殺す事しか、倒す事しか念頭にはない。だから、二本の指で相手の両眼を突く事になンのためらいもない。

 そこにキャラクターの面白さと、怒りや悲しみの感情が出る。見ている読者も共感する。

1月17日

 侵略イカ娘を見ていた。やっぱりキャラクターの特性がいっぱい出ていて、イカの足って何本だったっけなあと考えさせられた。タコは8本、イカは10本だったかなあ。ああいうアニメを観ていると、ノンバーバルの世界の楽しさが満喫できる。がンばれイカ娘!
 
1月18日

 ブエノスアイレスのDVDを観た。タンゴを踊っている人達を見て、歌はノンバーバルコミュニケーションに入るのか、キャラクター新論を考える。ラ・クンパルシータをはじめ何十曲というタンゴを聴きながら。この悲しみはどこからくるンだろう。歌は確実に人間の過去の悲しみを伝えてくる。

1月19日

 徳山競艇(ボートレース)のキャラクターが萌えキャラを使っている。これが話題になっていて、初音ミクに似たキャラクターだ。作ったのが僕の教え子で大阪芸大小池ゼミの松井宏晃だ。NHKにも取材されたらしい

1月19日

 メジャーデビューもすぐかなあ。先輩に「ぬらりひょんの孫」の椎橋寛がいる。椎橋も私の弟子だが、「ぬらりひょんの孫」を追い越す様に松井も頑張れ!もう一人、椎橋と松井の間に手塚賞次席を取った宮本がいるが、まだ出てこないぞ宮本頑張れ!

1月20日

 昨日ツイッターで宮本和也そろそろ出てこいって言ったばかりだったけれど、そしたら今週少年ジャンプに登場してた。よかったなあおめでとう!これで椎橋寛と宮本和也の二人がジャンプの誌上で人気を競う。もう一人松井宏晃が追いかけてくれば、最高だ。大阪芸大小池ゼミの三人揃い踏み!

 ちなみに椎橋は小池ゼミの一期生。少年サンデーの険持ちよが三期生。モーニングの矢寺圭太がやはり三期生。大阪芸大のゼミの漫画家たちが活躍し始めてうれしい。

1月22日

 いよいよ明日23日、僕のキャラクターマンweb講座を夜の七時から始める。誰でも聴けるので、興味ある人は聴いてください。「キャラクター新論」、デジタル化に移った新しい理論も入ってます。

 キャラクターの生と死、「メメントモリ」の考え方、日本の武士道のキャラクターについて、メタモルフォーゼ(トランスフォーマー)、ノンバーバルコミュニケーション、と色々あります。僕も楽しみにしてます。

 昨日テレビで戦隊ものの特集をやっていた。歌の特集もやっていたが、僕の作詞した作品もだいぶ入っていた。まず実写の戦隊ものでは、電子戦隊デンジマン、大戦隊ゴーグルファイブ、科学戦隊ダイナマンなど。アニメ作品では、マジンガーZ、グレートマジンガー。

 僕もずいぶン作詞したもンだなあ。懐かしく聴いているうちに、ツイートを忘れた。さて、明日日曜日の夜七時に僕のキャラクターマン講座のプレ放送を始める。大勢の人に僕のキャラクター新論を聴いてもらいたいなあ。ではその時に。

1月23日

 キャラクターマンWEB講座のプレ講座を今夜七時から始めた。途中、5分くらい音声が途切れるという事故があったが、良かったという、ためになったというフォローをたくさンいただいた。次回からは本番ですから、ちゃンとしっかりやります。

1月24日

 昨夜は僕のキャラクターマンweb講座のプレを大勢の人に聞いていただいてありがたかった。500人もの人が聞いてくれたとは感激だね。感謝感謝。またやります。
http://www.ustream.tv/discovery/live/all?q=koikekazuo

1月25日

 経営学の巨人ドラッカーの言葉「組織には使命が必要だ」というのがある。その理由(レーゾンデートル)で、それが企業の価値観をつくり、行動基準をつくるのである。  
 キャラクターも同じで、作品には読者への使命があり、キャラクターには存在理由(レーゾンデートル)が必要で、それがキャラの価値であり、行動基準をつくる。不思議と一致している。  

1月26日

 全世界で6憶の会員を持つ「黒船」、フェイスブックがやってきた。創始者を描いた映画「ソーシャル・ネットワーク」も公開されアカデミー賞候補だと。日本ではミクシー(mixi)の独壇場だったが、招待制を廃止して未成年でも登録できるようになので大人のユーザーが離れつつあるという。

 ミクシーは若者の遊び場で、フェイスブックは大人のビジネス・コミュニケーションへと進むだろう。フェイスブックには本人がキャラクターとして登場している訳だから面白くなってきた。ますますキャラクター時代が花開く。

1月27日 ナスカの地上絵に新しいものが2つ見つかったという。3メートルから5メートルの小さなものだが、人間の顔とか頭みたいに見えるらしい。ナスカの地上絵もまさしくキャラクターだ。100メートルもある大巨人があの地上絵を描いたと思えば楽しくなるじゃン。

 また宇宙から熱を発射してあれを描いたものがいると想像すればまた楽しいじゃないか。

1月28日

 電車の中はポスターだらけ。テレビの中も人間だらけ。これは人間社会だから、広告に人間がいるのは当たり前。ということになると、そのポスターや広告は意識の上を滑って流れてしまい記憶にとどまらない。キャラクターだというと、え?どンな?と心に引っかかる。

 人といってしまうよりも、イカ娘というのではその差が歴然とするだろう。こういうことを異化作用という。

 僕のゼミの八期生だった佐藤健太郎が少年チャンピオンの編集長奨励賞をもらった。侵略イカ娘やバキに負けるなよ。まあバキにはとてもかなわないかなあ。

1月29日

 明日30日、ニコニコ動画の生対談に出演する。明日のおしゃべりの相手は、さくまあきらだ。僕の弟子の中で一番の兄貴分なので、なンかさくまと話してるといつも和やかな雰囲気になってしまう。いつものようにもう一人は大西祥平氏だ。ぜひ皆さン見てね。

 もう一つ楽しいことがあって、僕の熊野曼荼羅の漫画を是川くンが持ってきてくれる。

1月30日

 さくまあきら相手にさンざンつぶやいたから、今日はもうつぶやかない。

1月31日

 夕べは夜遅くまでニコ生の俺たちのおしゃべりを聞いて頂いてありがとう。

 漫画も活字の力の強さを借りる事がある。マンガの終わりにアフォリズムを一言入れておく。例えば、「俺たちはみンなドブの中にいる。だけど、ドブの中から星を眺めているやつだっているンだ」 オスカーワイルドこのアフォリズムでキャラクターのリズム感がグッと引き締まる。

1月30日 「小池一夫のニコニコキャラクター塾!~第2講~」が放送されます。

30045

http://live.nicovideo.jp/watch/lv38595651 より引用

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プレミアム会員専用入場口です。

漫画原作の巨匠・小池一夫さんが
様々な漫画家、クリエイターをゲストに迎えながら、
持論の“キャラクター原論”をCGM時代に対応した
キャラクター新論”というかたちに発展させ、
視聴者の皆さんと一緒に考えていきます。

第2回のゲストは、『桃太郎電鉄』シリーズ(ハドソン)
ジャンプ放送局』(集英社)の生みの親、さくまあきらさん。

聞き手は、漫画評論家の大西祥平さんです。

数々の才能を世に送り出した“劇画村塾”第1期生のさくまさんに、
当時のエピソードや、その後の仕事に活かされた“キャラクター論”について
おうかがいいたします。

クリエイター、ユーザーともに、見ればコンテンツが
100倍おもしろくなる生放送! お楽しみに

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この時間にご覧になれない場合は、「タイムシフト予約」をしておくと、1週間以内の好きなタイミングでご覧いただけます。また、プレミアム会員の方は、予約なしでも、後からご覧いただけます。

1月28日より、『弐十手物語』の重版の刊行が始まりました。

 (毎月28日ごろ、2冊ずつの刊行です)。

弐十手物語(1) 【鶴一番編】』 

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弐十手物語(2) 【およね鶴次郎編

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※くわしくは 小池書院ホームページをご覧ください。
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漫画スーパーワイド

弐十手物語(1) 【鶴一番編】



絶望のとき、彼はいつも凍て鶴になった・・・

『鶴一番』

 南町奉行の同心・菊池鶴次郎は、殺人事件をきっかけに

 女白波“鬼神のお松"と出会う。そして彼にとって初めての女に・・・。

『鶴二番』

 大酒呑みの夜鷹おりんは鶴次郎に逃げ場の話をする。

 大火に悩む奉行がその話を聞き褒美を出すが、

 おりんは病に侵されていた・・・。

26年間の長期連載で人気を博した『弐十手物語』から
選りすぐりの全三話を収録!


作:小池一夫 画:神江里見

ISBN978-4-86225-295-1  定価:600円(税込み) 

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漫画スーパーワイド

弐十手物語(2) 【およね鶴次郎編】

愛した女たちの魂を背負って、今日も江戸を走る。

『およね鶴次郎』

 夜鳴きそば屋のおよねは醜女の大女で36歳の売れ残りだが、

 いつの間にか鶴次郎と相思相愛の仲に・・・。

『閻魔小兵衛』

 紅蓮の炎に包まれた閻魔の刺青を背負った豊満な美女、

 その名も閻魔小兵衛。4年前にばったりと鳴りをひそめた

 女白波が再び現れた

 鶴次郎は小兵衛が妊娠していると睨み・・・。

 26年間の長期連載で人気を博した『弐十手物語』から
 選りすぐりの全三話を収録!

作:小池一夫 画:神江里見

ISBN978-4-86225-296-8  定価:600円(税込み)  発売:小池書院

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