人生相談の3回目です。

(質問)


私はいま高校生の女子です。
顔のことですごく悩んでいます。
とても醜い顔をしていると自分で思います。

中学生のころから男子に顔のことでいじめられてきました。
一方かわいい顔をしている子は彼氏ができたり、ちやほやされてたりしていました。
高校生になった今でもそれは変わりません。

「自分の好みの顔でなければ、内面を知ろうとは思わない」
以前ネットで見かけた言葉です。
このように世の中は顔面主義なのでしょうか?
小池先生はこのことについてどう思われますか?
また整形についてどう思いますか?


(僕の思うこと)


まず、人と自分を比較するのを止めませんか?

いくら人と比較して羨ましがっても、あなたはあなたの顔で生きていくのです。

あなたはご自分で醜いと言っていますが、僕はあなたに会ったことが無いので
本当にあなた自身が言われるほど醜い顔であるかどうかは分かりませんので、
そういう前提として話します。

はっきり言うと、美人は得です。ちやほやされます。
当然です。
男だってそうです。

しかし、不細工なあなたが、なぜ美人と同じ土俵で勝負しなければいけないのでしょうか?
自分が容貌で勝てないと思うのなら、あなたが勝てる土俵で自分を磨きなさい。

知性、品性、やさしい性格、様々な分野においての才能、いくらでも勝てるところはあるはずです。
そして、それらは、時に容貌の美しさに勝ることはよくあります。

見ていてくれている人はちゃんと見ていてくれるのです。

例えば、日本で活躍するハーフの美しいタレントさんたちがいますよね?
あのレベルは、海外に行けばゴロゴロそこら中にいます。
パリコレの時期にパリに滞在したことがありますが、同じ人間なの?
というぐらい綺麗な人たちで溢れかえっていました。
パキスタンを旅行したことがありますが、不細工な人を探すのが難しいぐらい美男美女の国でした。

はっきりと言ってしまえば、あなたの世界観が狭すぎるのです。
容貌のことに囚われすぎているのです。
ぐるぐると、同じ悩みを考えすぎているのです。

不細工な表情の美人は沢山います。
心惹かれる表情のブスはもっと沢山います。

「顔は運命ですが、表情は運命を切り拓いた証です」。

あなたに、顔のことで嫌がらせをしたり、
「自分の好みの顔でなければ、内面を知ろうとは思わない」
というような言動をする男たちは、その程度の男たちなのです。
大した男ではありません。気にすることはありません。

もし、あなたが見かけのことで何か言われたのなら、こういってください。

「私がブスだからって、あんたに何か迷惑かけたの?」

それでも反論してきたら、こういって下さい。

「自分の顔を鏡で見てこい」

女性に、そんなことを言う男が、男前のわけがありません。

最後に、整形についてどう 思いますかとの質問ですが、僕は好きではありません。
年を重ねるにつれ、それはとても不自然なものになる例を沢山見ています。

世の中は「顔面主義」ではありません。
重ねて言いますが、あなたは、容貌以外の素晴らしい資質を見つけ、それで勝負すればいいのです。

そんなあなたを、素敵な女性だね、と言ってくれる男性は必ずいます。


(小池一夫)













 水木しげる先生は「目に見えないものを信じなさい」と言ったが、
 僕もそう思う。

 世の中に存在しないものを創りだすクリエイターは、
 「目に見えないもの」を信じなければいけない。

 その点では、子どもたちは皆、「目に見えないもの」を信じ、
 存在しないものを創りだすクリエイターなのだ。

 大人は「目に見えないもの、そンなものは無い」と、はねつける。

 現代社会では、「目に見えないものは無い」と無理やり信じこむことが、
 子どもから大人への第一歩になっている。 

 でもやっぱり。
 子どもは、目に見えないものを感じる。
 大人に対して「どうして有ることが、
 わからないンだろう」と思っているに違いない。


 そんな子どもたちの願望に応えて、大ヒットしているのが、レベルファイブだ。


 このキャラクターを創ったレベルファイブというクリエイター集団は
 子どもが好きなものを研究し、欲しいものを熟知しているンだろう。

 だからこそ、目に見えないものを見えるようにするアイテムを生み出した。
 
そう。
 妖怪ウォッチだ。


 僕は前から、
 レベルファイブはキャラクターの創り方、動かし方、活かし方が
 抜群だなあと思っていた。
 聞けば、堀井雄司君とドラゴンクエストで一緒に仕事をしていたということなので、
 先日、僕は堀井君に紹介してもらい、

 レベルファイブの社長であり、
 最前線のクリエイターである日野晃博さんにお会いして、

 そのあたりのお話を伺ってきた。

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 対談を終えての感想。

 「僕も妖怪ウォッチが欲しい!」

 お店で売っているから買いに行けばいい?

 違うンだ。ケータ君が持っているような、

 本当に妖怪が見えようになる「妖怪ウォッチ」。 


 クリエイターは、自分自身がその手で「目に見えないもの」を描き出し、映し出す
 「妖怪ウォッチ」にならなければならないンだなァ。

 ってこと。

  僕はクリエイターにそのキッカケを囁くウィスパーでもいい。

 このレベルファイブの日野社長との対談の内容は、

 次のストレンジャーソレントに掲載しますので、

 しばらくお待ち下さい。


 面白いぜぇ!


(小池一夫)

 


人生相談の二回目です。

(質問)

私は、イライラしているときや疲れているとき、自分のことしか考えられなくなります。
なので、そういうときに街中で人にぶつかったりしても、謝らずにそのまま通り過ぎてしまいます。
そしてしばらくして、冷静になってから後悔するのです。
なぜあのとき「すみません」の一言が言えなかったのかと。
何も悪くないのに私のせいで嫌な気分にさせてしまった方々のことを思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいで…。
どうやったら自分の感情(行動?)をコントロールできるでしょうか?稚拙な相談ですみません。


(僕の思うこと)

この方と同じような相談が、複数ありました。
感情のコントロールの対処法です。全然、稚拙な相談ではありません。

一言で言ってしまうと、人間の性格は一生変わりません。痛い目にあったり、反省や後悔をしたり、
損得勘定で対処法を学習するだけです。
しかし、それが悪いことだとは思いません。

気が短い性格に生まれてくるのも、のんびりやさんに生まれてくるのも運命です。
ただ、先天的な気質も、苦労して後天的に手に入れた気質もその人の性格だと思うです。

一度でも働いたことがある人になら分かると思うのですが、お客さんや受け手の「ありがとう」
の一言が、どれだけ嬉しいことか理解できると思います。
それを、「すみません」と自分が言われたときの自分に置き換えればいいのです。
人にぶつかったときに、すみませんの一言を言われたときの清々しさを想像するのです。

チッと思っていても、あえてすみませんと言うと、自分で決めるのです。
決意するのです。
それは、自分の感情に嘘を付くことです。
偽善です。しかし、偽善でいいのです。

「やらぬ善より、やる偽善」です。

僕の経験では、「偽善」が「善」に昇華した感情もあります。
沢山あります。

人にやさしくしていたら、他人にもやさしくされ、よって自分はもっとやさしくなれるのです。

ただし、自分がやさしくしたからと言って、相手がそれに答えてくれると思ってはいけません。
その人にも、やりきれないことや、やさしさに答えられないほど辛い状況にあるのかもしれませんから。
あなたの、以前の姿です。

感情をコントロールすること、それは「覚悟」です。

自分がイライラしていようが、疲れていようが、自分は人にやさしくあるのだという、偽善上等の覚悟です。

(小池一夫)






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