いつかみた映画をひたすらあげていくだけ、ミタメモ。



行列が絶えないラーメン店
池袋大勝軒をつくりあげた
ラーメンの神様と呼ばれる男の
生き様を追う。


大勝軒が大評判になったころ
そのエリアに住んでいた。
当時の自分には
ラーメン屋でラーメンを食べる習慣がなく
絶えず店を囲む行列にも圧倒されてしまい
自分では行かなかったけど

評判は学校の仲間からも伝え聞き
すごいんだなと思っていた。

だからこの映画では
そんな思い出のある店の成り立ちや
店内や仕込みの様子などを
くわしく見られて嬉しかった。

きっと本当に美味しいラーメンだろうと
食べてみたいと
心から思う。


しかしですよ。


ひとりの人間を
偉大な愛すべき人と決めて、

その結論ありきで
最初から最後までひたすらに
苦いも甘いも含めてその足跡すべてを
力づくで感傷的にまとめていくやり方は

たとえ、ほんとうに、
ラーメンの神様が偉大な愛すべき人だとしても

人が人を撮る
ドキュメンタリーの作り方としては
誠実な姿勢とは言えない気がする。

カメラを通じ、取材を通じ
取材対象と改めて出会い
同じ大きさの人間同士として
向き合ったうえで

改めて発見を積み重ね

その結果として、
だれかの偉大さなり、人間味なり、
または予想外の何かなりに、
たどりつき

その驚きを伝えるのが
映画づくりというものなんじゃなかろか。

「素敵で偉大な人なので一緒に感動しましょう」
と、最初から迫られるのは
息苦しい。
ラーメンも映画も
大勝軒の思い出も
好きだけど

このラーメン映画は、
好きにはなれなかった。