いつかみた映画をひたすら挙げていくミタメモ。



前回の「新感染…」
(なんちゅー邦題だ……
ちなみに英語タイトルは
Train to Busan 
という、まともなもの)

の前日譚ともいえる、このアニメ映画。

同監督が
Train to Busanの前に作った
(公開順は事情により逆になったらしい)
ということで、

おおー
アニメ出身監督だったのか!
と、
個人的にテンションが上がる。

もしかして
あとの実写のほうが
おはなしの完成度は高い
という気がするけれど

この映画でいいなと
思うところは

浮浪者
家出少女の娼婦
ポン引き

などと
アニメ映画では珍しいタイプのキャラクターを
真正面から描いているところ。

実在の都会の駅の地下に
大量に寝泊まりしている浮浪者とか
浮浪者をテキトーに留置する警察とか
市民に銃を向ける自国の軍人とか

なかなか、
アニメでは見ることが少ない光景を
勇敢に扱っていて

正直、とてもラディカル。

70、80年代の日本映画の
学生運動とか扱ってた
反権力の色濃い空気感に近いかも……。


例えば私も少し知っている
いまの日本のアニメの現場だと

なにを扱ったからと言って
そりゃ
たとえば警察が押し込んできて
脚本家や監督がしょっぴかれるとか
そんなことが
起こるとは思ってない

けど

でも

スポンサーとか配給とか
どこかの関係者から
なんか言われそうなことは
なるべくしないように
うまくやろうね、

という空気は、やっぱり、ある。

いや、
韓国の現場にだって、
きっと、あるていどは
そういうのあるとおもうけど

たとえば

そこをぶっちぎっても
やっちゃおう、というクリエイターの
気合いなのか

ぶっちぎられても黙認できる
製作側の豪胆なのか

それとも

反権力がアニメ視聴者にウケる
と製作側が判断できる
若者の空気感があるのか

(きっと日本の70年代、80年代の
反権力的映画が多出した背景には
やはりクリエイターの好みだけでなく
製作側のそういう判断もあっただろう)

好き嫌いはともかく

いまの韓国アニメ界には
こういう映画を
実現できる
環境があるらしい

ということは

覚えておきたいと
思わせてくれる
ゾンビアニメでありました。