いつかみた映画をひたすらにあげる、ミタメモ。

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町の金物屋の跡継ぎ息子のジェフリーは、
父が入院したその日に
近所の野原で、人の耳を拾う。
それを警察に届けたときから
その先にある暗闇に惹かれるように、
町の裏の世界へ踏み込んでいき、
そして悲しい女と出会う……


いまや巨匠、デヴィッド・リンチ監督。
イレイザーヘッド


が、もすこし
現実世界に近づくとこうなるのかな、
て気がする
微妙に奇妙な要素がてんこもり。

だけどこれ、舞台はいわゆる
アメリカの田舎町、という
ガチに現実的な背景で
主人公も、その背景からきた
かなり現実的な……

いや、ちょっとイカれているけど、
それでも常識範囲内の……

……感性をもっているので、
イレイザーヘッドよりは
よほど見やすい。


その、まばゆいような
アメリカ庶民の前後の理想の具現化のひとつ
アメリカン・スモール・タウン
が背景で、

その戦後の理想を裏切られた
幻滅を背景にうまれた
ノワール映画のスタイルを
真似た話だよなこれ、

とか、

最近、付け焼き刃で仕入れている
アメリカ映画の文脈を
ふまえてみたら

さらに見やすく、

一見、ワケワカランと置いて行かれそうな
結末にも

ジワリと
こわい
味が出る。

そして
部外者としてアメリカを見ている身としては
その批判的な視点に
痛快ささえ感じてしまう
意地悪映画。