月別アーカイブ / 2022年01月

いつかみた映画をひたすらあげるだけ、ミタメモ。



優秀で裕福な学生フィリップとブランドンは
アパートの自室で学友デイヴィッドを絞殺。
不安を募らせるフィリップをよそに、
ブランドンは殺人を芸術として完成させるべく
遺体を隠したチェストに食事を並べ
客を招いてパーティーを開く。

訪れたのは被害者の両親、恋人、
そして彼らの担当教授。
共通の知人デイヴィッドの不在が
パーティーに疑惑のさざ波を立て始める……。


ヒッチコック初のカラー作品。
80分という小気味のいい短さのサスペンスで
全編が1カットで撮影されている……

ように、みえるけど、

ときどき物のアップとか人の背中とかを
利用してフィルムをつないでいる。

とはいえ、映像的にはほんとうに1カットとして
時が流れているわけで
映画の尺と事件の時間の流れが同じなのは
ホント。

わりとせまい
(学生のアパートとしては
私から見たらめちゃ広いけど)
中での移動のない話で
ぜんぜん、ダレないのがすごい。

厨二病の娯楽的な殺人の動機は
あまり説得力がないけれど
そこは敢えてあまり語らないのが

ヒッチコック先生の必要十分な娯楽術

いいんですよこれで。てかんじ。
脚本分析的には
キャラ的にとても冴えないフィリップが
主人公なのだろうというところが

またおもしろい。


いつかみた映画をひたすらあげていくだけ、ミタメモ



あの戦いから、どれだけの時か過ぎたのか……
ネオは過去の天才ゲームデザイナーとして
幻想と現実の境界に自信を持てないまま
報われない現代社会を生きている。
ところが
コーヒーショップで気になっていた
ゲームキャラクター似の女性と
ついに話せたその日から
彼の「現実」はまた激変する。


今年の正月シーズンでは
アメリカで1番ウケてる?
そのわりに
評価はいまいちな

続編以降のいつものマトリックス感。



個人的にいちばんよかったところは

50代キアヌが
リアルではない中年ゲームデザイナーを演じて
リアルな存在感を放っているところ

見事なキアヌ感

そして
50代カップルを主人公にして
メインストリームのSFアクション映画が
成り立ったのは
いいことだなと思った。


あとはほんとに
いつものマトリックスだなと思ったけれど

ネオとトリニティは
昔とほぼ同じ存在感でそこにいるのに
モーフィアスがまったく別人なのは
おしい。めちゃさみしい。
設定がどうあれ気持ち的に納得いかない。


しかしもう
クリエイターのウォシャウスキー兄弟が
すでに性転換を経て姉妹になっていたり

続編企画にまつわる大企業資本との軋轢が
ストーリーにあからさまに反映されていたりと

文化的、政治的な立ち位置で
世界の時間と空間のなかに杭を打つ
アイコンとして機能しているのが
現代の米SF映画シリーズなのだと

実感させてくれるシリーズなので

多少退屈でもぜんぜんいいです。





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