月別アーカイブ / 2021年07月

いつかみた映画をひたすらあげていきたい、ミタメモ。



機械の誤作動により、米国戦闘機が
ソ連への核攻撃命令を受けて行動開始。
米軍はそれを取り消せるのか?
それを察知した世界は、どう動く……?


邦題は『未知への飛行』だけど、
内容は「絶望への飛行」に
近いよ……という、
壮絶な緊迫感と
現実味あふれる
SF作品。


内田樹先生がツイートしていた↓ので
思い出した。
私ごとですが

50年代の米国の怪獣ものについて
卒論を書いているのだけど

到達したい結論は、
こういうことかもなと思えて

でも

力のある物語による政治的幻想には
危険な幻想を制御できる
現実変性力があります、って

私はまだ
ここまで力強い確信には
至ってないなあ……


物語には力がある。
と、それくらいなら
言えるのだけど。

修行が足りんね。







いつかみた映画をひたすらあげていく、ミタメモ!


4Kレストア版が仕上がったようで
デジタル上映館にて
美しい映像でみられるようになりました。


有名映画監督、スランプに陥った。
しかし世間の期待は高まる一方。
プライベートでも
愛人と妻の間に気持ちが引き裂かれ、
ああ困った。
優柔不断は治らないまま
〆切は近づいてくる……映画にも、人生にも。


名匠フェデリコ・フェリーニの
代表作のひとつ。

まちがいなく名作ですし
私などが申し上げることなど
何もないのですが


それこそ、つい最近まで通っていた
映画大学院などでは

「これはフェリーニの
映画づくりについての映画…✨」

とか

人生の宝のように語る先生など

いるわけですけど

そんな先生にも、フェリーニにも、
私は正直、感じる。

「甘ったれやがって……」
と。

いや、その
甘ったれてしまう人生と映画を
余すことなく表現できているから
この映画はすばらしいんだと

思うんだけど

映画を学び、
映画づくりを教育する
学校において

教師が誇らしげに生徒の前で
この人生に浮かれはしゃぐのは
どうなんだ?

作品として、
人生への感嘆を
映画で表現しているその力をなら
もー、賞賛しまくって
いいとはおもうのだけども。


だって、甘えてるようらやましいよ
自分だけの豊かな才能に
そして、
周りのいい女たちに。

そして、
映画からも
女たちからも
ときどき、
しっぺ返しを喰らう。

それを祝祭として
人生を、映画を、ため息を
幾層にも重なった幻として
描いているのだろうけど

映画的才能にも女にも
甘えたままでいられた
特権階級の回想

私にはそう見えて

そして私自身にとっては、
女の人生も
映画も
まだもっと厳しく見えて、

いまこの映画に共感はできない。

ここに描かれる
甘ったれた素晴らしい映画人生と女たちに
共感できると言うなんて

よっぽど才能があるか、自身いい女か、
映画づくりに関わらない人生か
引退したかでないと
気恥ずかしいと思うんだ、
映画学校の先生よ。

そこに描かれているのは
憧れるべき、
愛すべき、人生だとはおもうけれど。

あと、
この当時のヨーロッパ映画でみるかぎり
完全に社会で許容されていたのであろう
男性中心的な女性への幻想から
一歩も出ずに
女を描き、語るこの主人公、

やっぱり私は好きになれない。


私が女だから?
男女逆の8 1/2は、成り立つと思う?


名優マルチェロ・マストロヤンニに
文句はなにもないし

まちがいなく
傑作ですけれどもね。

いつかみた映画をひたすら挙げていきたい、ミタメモ!



1964年の東京オリンピックを記録した
ドキュメンタリー映画。

といっても、
金田一耕助シリーズなどの
フィクションの映画でも名高い
名匠・市川崑監督が
綿密な脚本のもとに撮り上げた
芸術色の強い作品。

説明的なナレーションやインタビューなど
ドキュメンタリーの定番を想像すると
まったく裏切られてしまう。

長い。
けれど、
目を奪われる。

アスリートの肉体美と
その躍動のリズムによる音楽性の

詩のようなオリンピック。

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